III. 目覚め
四…五…六…七…八…九…
十!
はっとして目を見開いた。
たった十まで数えただけなのに、やけに体が熱く、シーツはすでに汗でしっとりしていた。
ゆっくりと電子目覚ましの方へ体を向けた。
だが一瞬ためらった――本当に、もう一度見て、六時間、七時間、八時間が過ぎているか確かめたいのか?
しかし挑むような気持ちと、好奇心に突き動かされた知への飢えが、私の不安を押しのけた。
そして目覚ましを見て知ったのは――
23時だった。
何だこれは? からかわれているのか?
なぜ、どんな不可解で取るに足らない理由で、すべてが今になって正常なのだ?
どの神から来た、どの地の底の深淵に追いやられた奇跡が、いま起きたというのだ?
眉をひそめ、鼻で笑った。
私は被害妄想に陥っているのか?
おそらく、不可解で、結局は取るに足らないことを深刻に受け取りすぎているのだろう。
いずれにせよ、私は右側へ向いた――いつも安らかに眠る、あの側へ。
かすかな理解からくる穏やかな静けさが、私を夢の世界へと沈めていった。
ついに。
平和。
安らぎ。
「コケコッコー……コケコッコー!!」
激しく飛び起き、危うくベッドから転げ落ちるところだった。
まだ眠気の残る顔に手をやりながら、再び電子目覚ましを見た。
4時30分。
思いきり拳を叩きつけると、目覚ましは壁にぶつかって鈍い音を立てた。
七面鳥は鳴きやんだ。
どうしてこんなに早く目覚ましが鳴ったのだ?
安らぎなど一度も訪れていない――誰かがそれを遠ざけている。
こんな出来事を取るに足らないものだと考えたのは間違いだった。
私はゆっくりと被害妄想へと滑り落ちていき、やがてすべてを高次の存在の仕業として扱い始めた。
陰謀論者のような話だ。
いいだろう、もし私の激しい反応が欲しいのなら、思い通りにはさせない。
今は4時30分だ。
よし。
今度は携帯で三時間後にアラームを設定した。
再び眠りに落ちた。
何事もなく、7時30分に鳴った。
奇妙なことに、さらに三時間眠ることができた。
仕事二日目の準備をしながらも、これらの出来事への不安は積み重なる一方だった。
考えろ……考えろ……考えろ!
いや!
止まれ!
待て!
まただ!
またあの感覚だ。
私は素早く動き、歯ブラシをコップに投げ込み、瞬時に着替え、背後でドアを叩きつけた。
狂気じみた闘争心に駆られたマラソン選手のように、ItalianTechnologiesへ向かって走り出した。
この感覚が現実でないこと、ただの夢であることを願いながら。
しかし、何か、あるいは誰かが、私のために別のものを用意していた。
「ピンポーン!」とベルを鳴らした。
デレック夫人は、悪い知らせを受けた者のように不安げな表情でドアを開けた。
「ロッテルダム! ロッテルダム! すぐにスティンガー氏のところへ行って! 大変な怒りようよ! 早く!」
私の予感は現実になりつつあった。
スティンガー氏のドアを開け、私は言った。
「おはようございます、スティンガー氏…」
「ロッテルダム! おはようだと!? とんでもない! まだ二日目だというのに遅刻とは何事だ! 解雇だ、ロッテルダム!! 私の評価を軽んじる人間は大嫌いだ!」
「でもスティンガー氏、ちょうど8時です。間に合っています!」
「無能め、見ろ!」と彼は時計を見せた。そこには――10時30分とあった。
私の予感は当たっていた。
闇が戻ってきた。
目覚ましが鳴ったとき、4時30分ではなかったのだ。
私は騙されていた。
勝ったと思っていた。
言い訳などできなかった。
時間が二日以上も私を弄んでいるなど、言えるはずもない。
怒りがこみ上げた。すべては順調だったのに。仕事も見つけ、自分の好きなことに誇りを感じ始めていたのに。
それなのに、何かがあらゆる手段で私の邪魔をしている。
なぜだ…なぜ私にこんなことをする?
だが内なる独白は、スティンガー氏の怒声に遮られた。
「ロッテルダム! もう限界だ!
生産性はゼロ、たった一日で信頼を失った! 大いに失望したぞ!
今日はもう顔も見たくない! 家に帰れ!
雇うか解雇するか考える! 出ていけ!」
私は何も言わなかった。
頭を下げた。深く恥じた。
軽くうなずき、ドアを閉め、涙をこらえながら去った。
家に戻ると、絶望と怒りに押し潰されていた。
スーツケースを壁に投げつけた。
シャツを引き裂いた。
ネクタイを引きちぎった。
私は我を失っていた。
電子目覚ましを睨みつけた。
見開かれた目。
食いしばった歯。
曇った意識。
それを掴み、床に叩きつけ、蹴り続けて粉々にした。
失敗という感覚。
無価値。
非生産。
過去から逃げても、また引き戻され、私を曇らせる。
決して離れない吸血虫のようだ。
私は深い鬱に沈み、一日中ベッドで泣いて過ごした。
食事も水もなし。
ただ失敗への空虚だけ。
時間もわからない。
知りたくもない。
夜か? 昼か? 次の日か?
眠りたくない。
だが疲労、怒り、失望、失敗、鬱――それらすべてが私を飲み込み、
またしても眠りに捕らえられた。
どれほど時間が経ったのかはわからない。目覚めたとき、ひどく寒く、さらに疲れていた。
目は覚めていたが、再び眠りたくて開かなかった。
力も目的もなかった。
だが異様な寒気が肌を走った。
背中に不快な感覚。
これは違う。私のベッドではない。
冷たく、硬い。
まるでアスファルトの上で寝ているようだ。
さらに古い石と埃の匂いが鼻を刺激した。
警告だった。
ゆっくりと目を開けた。
やはり感覚は正しかった。
そこは粗末な寝台だった。
汚れたマットレス、金属の網の上。
まるで囚人の寝床のようだ。
暗闇。
右側の壁の松明だけがかすかな光を放っていた。
ここは家ではない。
何が起きている?
夢か?
もっと深い夢か?
汗が顔を覆い、体は動かなかった。
恐怖で凍りついていた。
これは現実だ。
鉄格子と小さな扉。牢獄だ。
机の上にはろうそくとナイフ、そして紙。
深い意味があるはずだ。
誰か、何かがルールを変えている。
私は勇気を振り絞り、立ち上がった。
白い僧衣のような服。裸足。藁のサンダルを履いた。
机へ行き、ナイフを手に取った。
紙にはこう書かれていた:
「汝は築いた、すべての敵意を退け、瞑想することで。」
強烈な衝撃。
誰が書いた? なぜ?
私は紙をしまい、出口へ向かった。
扉は開かない。
蹴る。無駄だ。
格子の向こうには分かれ道。
右か左か。
私は錠に火を当て、ナイフを差し込んだ。
無理だと思った。
だが――
動いた。
少しずつ。
そして――
「カチン」
回す。
ゆっくり。
震える手。
そして――
「ガシャン!」
静寂。
扉に手をかける。
押す。
軋みながら開いた。
霧の中の廊下。
右に開いた牢。
誰かいるのか?
だが左は闇。
私は右を選んだ。
ナイフとろうそくを手に。
震える足取り。
静寂。
問いは無数。
答えはゼロ。
これは――
私の最大の恐怖なのか?




