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序
「君も可愛そうにね。
転生する対価として、すぐそばにいた女をブスッだもんなあ。最近の人の子は怖いなあ。
僕はさ、君の魂をあの子からもらったわけだけど、情け深い僕だから、特別にあの子と同じ世界へ君を招待してあげよう!
僕ってなんて優しいんだろう!
ってわけで、じゃあ、いってらっしゃい」
勝手に殺されて、勝手に憐れまれて、勝手に転生させられる。
それに私は一言も口のきけないまま、悲鳴すら口から出ないまま、すでに倒れているのに落下感を感じて、意識が途絶える。
ああ、なんてあっけない幕引き。
視界がブラックアウトする寸前、至近距離で覗き込んでくる赤目の美形と、その美形に気づいた様子のない騒然とした朝のプラットホームが見えて―――
「いい人生を、可愛そうな人の子ちゃん。
できたら、面白いことでも起こしてね」
そんなセリフを吐く美形に、誰がするかばあかと心中で返したところで、
私は死んだ。




