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王女による恋敵シンデレラ計画  作者: 成神 なるせ


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5/5

第5話 終わった初恋と、新しい恋と、兄たちの乾杯

最終話です。


 断罪の後に来るものは、だいたい書類である。


 ロマンも余韻もへったくれもないが、王宮という場所はそういうものだ。


 処刑が決まれば執行手続きがあり、爵位剥奪には署名が必要で、財産没収には目録がつき、護衛騎士の解任にも当然ながら理由書が要る。


「夢がありませんわねえ」


「現実ですので」


 イリスが即答した。


「王族の断罪は、事務作業込みでございます」


「言い方」


「事実です」


 ヴェロニカ・リリス・サロメ・ド・ラ・クロワ・フォン・ローゼンブルクは、自室の長椅子にくったりともたれながら、目の前の書類束を眺めた。


「でも、満足よ!」


「でしょうね」


「よきかな、よきかな」


「ここ数日の姫様、それしか言っていません」


「だって本当に良い気分なのだもの」


 ビアンカは落ちた。


 オルロフ家も裁かれた。


 王家を舐めた代償は、きっちり払わせた。


 それで終わり、ならたいへん美しいのだけれど。

 人生というのはだいたい余計な後始末がついてくる。


 終わったはずの初恋である。


 あれだけ好きだったのに、いざ燃えかすになってみると、びっくりするほど邪魔だった。


「姫様、ご機嫌ですね」


「これから片づく予定のものを思うと、少しね」


「目が輝いています」


「希望の光よ」


「処分待ちの男に向ける目ではありません」


 イリスはさらりと言ったが、だいたい合っている。

 ヴェロニカは机の上の書類を閉じ、ぱたんと音を立てた。


「さて。お兄様の方はどうかしら」


「ちょうど、ゼノ卿をお呼びになっています」


「まあ」


 ヴェロニカはすっと席を立った。


「散歩に行くわよ」



 王太子執務室は、今日も無駄なく静かだった。

 余計な飾りも、余計な温情もない空気で満ちている。


 執務机の前に立つゼノは、以前よりひと回り小さく見えた。

 顔色は冴えず、背筋だけが妙に強張っている。

 体面を保とうとして、かえって崩れていた。


 クロードは机の向こうで書類を置き、淡々と告げた。


「お前を、本日付で王太子護衛の任から外す」


 ゼノの肩が跳ねる。


「で、殿下……!」


「理由は、理解しているか」


 低く、平坦な声だった。

 怒鳴っていないのに、追い詰められるように逃げ場がない。


「護衛騎士に必要なのは剣の腕だけではない。周囲を見て、意を汲み、危険の芽を拾う目だ」


 ゼノは唇を引き結んだ。


「お前には、それがなかった」


 クロードは容赦なく続ける。


「王家周辺で動く野心に気づけない。王女の感情も把握できない。私の不興にも気づかなかった。そのうえ私情と女の問題で王家の周辺を乱した」


 一個ずつ刺していく言い方だった。

 そう優しくないところが、たいへん兄らしい。



「学友の縁もあり、これまで置いていた」


 クロードは淡々と続ける。


「だが、それが失敗だった。私が甘かった」


 ゼノの顔色が、目に見えて変わっていく。

 ようやく、自分が何を失ったのか理解し始めたらしい。


 侯爵家三男としての体面。王太子護衛という職。それに付随していた将来の見込み。そしてたぶん、まだどこかに残っていた「なんとかなる」という甘え。


「申し開きは」


「……ありません」


 ゼノの声はかすれていた。


 クロードは短く頷く。


「これ以上、王家の近くに置く理由がない。下がれ」


 クロードは感情で罰しているのではなく、職務不適格として切っているのだ。

 それがむしろ、いっそう冷たかった。


 ゼノは一礼し、ぎこちなく執務室を出ていった。

 扉が閉まる。

 クロードはそこで初めて、ひとつ息を吐いた。


「聞いていたな」


「ええ」


 隣室の扉からヴェロニカが顔を出しても、クロードは眉ひとつ動かさない。

 妹が盗み聞きしているくらいではもう驚かない。慣れとは恐ろしい。


「やっぱり外しましたのね」


「当然だ」


「お兄様、容赦がなくて素敵」


「褒めるな」


「褒めますわよ」


 ヴェロニカは楽しそうに笑った。

 その笑みを見て、クロードはほんの少しだけ嫌な予感がした。


「……お前、変なことをするなよ」


「変なこととは?」


「今の顔で言うな」


 失礼な兄である。

 もっと妹を信用していただきたい。


 もっとも、今回に関しては若干、いやかなり、よろしくない企みがあるのだけれど。


 向こうから飛び込んでこない限り、発動はしない。



 ゼノがヴェロニカに取り次ぎを願ったのは、その日の午後だった。


 場所は王宮の小さな応接間。

 日当たりがよく、花が飾られている。

 終わったはずの初恋を処理するにはなかなかよい環境だった。


 ゼノの顔色は悪かった。

 けれど、まだどこかで期待している目をしている。

 人というのは、いよいよ追い詰められると都合のいい幻想にすがるものらしい。


「ヴェロニカ殿下。俺は間違っていました」


 ヴェロニカは首を傾げた。


「何を?」


「あなたの気持ちに、応えるべきでした」


「……わたくしの気持ち?」


「はい」


「あなたに?」


「はい」


「いつの話?」


 ゼノが固まった。


 その顔を見て、ヴェロニカは本気で不思議だった。

 怒っているわけではない。

 皮肉ですらない。

 本当に、いまさら何を言っているのだろうと思ったのだ。


「殿下は、俺を……」


「昔、好きだったことはあるわね」


 あっさり言うと、ゼノの目にわずかな希望が戻る。

 馬鹿というのは最後まで希望の持ち方が雑だ。


「なら……!」


「昔のことでしょう?」


「昔……」


「わたくし、もうビアンカ様も落としたし、だいたい満足しているのだけれど」


 あまりにもあっさり言われて、ゼノの顔が引きつる。


 彼はやっと知る。

 怒りより無関心の方が、よほど刺さるのだと。


「やり直せないでしょうか」


 縋るように言う。


「俺たち、もう一度……」


 ヴェロニカは不思議そうにまばたいた。


「どうして?」


「どうして、とは……」


「わたくしが?」


「……はい」


「あなたと?」


「……はい」


「なんで?」


 残酷なほど無邪気だった。


 もうヴェロニカの中で、ゼノという存在は、感情を揺らす対象ではない。

 ビアンカを落としたことで、初恋に絡んでいた意地も未練もまとめて片づいていた。

 あとに残ったのは、燃えかすみたいな記憶。

 それと、夜会でのゼノの様子を見たあとの少々の面倒くささだけだ。


「殿下、俺は……俺は愚かでした。あなたの価値も、気持ちもわかっていなかった。今ならちゃんと──」


「まあ」


 ヴェロニカは、ぱんっ!と大きく扇を鳴らした。


「あなたに語られる価値など、ないのと同じね」


 その瞬間、ヴェロニカの中でゼノの行き先はきれいに決まった。


 王女の、王族の価値をこのように持ち出す愚か者に用はない。


 イリスがそっと部屋を出た。


 ゼノの顔が、ますます青ざめていく。


「で、殿下……」


「でもね」


 ヴェロニカは、きれいに笑った。


「次のお仕事なら、紹介して差し上げるわ」


 ゼノの顔がぱっと明るくなる。

 まだ見捨てられていないのかもしれない、とでも思ったのだろう。


「ほ、本当ですか……!」


「ええ。とても向いていると思うの」


「ありがとうございます、殿下!」


 そこでヴェロニカは、たいへん優雅に告げた。


「裏通りの宿屋なのだけれど、とても人手を求めているそうよ」


「宿屋、ですか」


「ええ。男娼が従業員として働く、評判のいい裏宿ですって」


「……は?」


「あなた、お好きなのでしょう?流されやすいあなたに、ぴったりだと思って」


 ゼノの顔色が、今度は白を通り越して灰色になった。


「待ってください、殿下!俺はそんなつもりでは!」


「まあ」


 ヴェロニカは目を丸くする。


「わたくしの気持ちを受け流して、ビアンカ様には流されたのに?」


「そ、それは……!」


「自分の意思で踏み台になったのか、気づかず踏まれていたのかは知りませんけれど、結果は、だいたい同じでしょう?」


 こん、こん、と扉が叩かれる。


 イリスが涼しい顔で連れてきたのは、二人の屈強な男だった。


 どう見ても宿屋の従業員ではない。

 どちらかというと、問題客を静かに運び出すのに慣れている類いの男たちだ。


「お迎えです」


「い、いや、待っ……!」


「さあ、ゼノ卿」


 ヴェロニカは手をひらりと振る。


「適職紹介って大事でしょう?」


「で、殿下っ……!殿下ああああ!!」


 引きずられていくゼノの叫びが、廊下の向こうへ消えていく。


 ヴェロニカは優雅にカップを持ち上げた。


「ごきげんよう、終わった初恋さん」


「容赦がございませんね」


 イリスが言う。


「これで本当に、よきかな、よきかな」


「ようやく聞き飽きてきました」


「ひどい侍女ね」


 ヴェロニカは確かに満足していた。


 これで本当に、全部終わったのだ。



 数日後、 今度はもっと建設的な話をするために、ヴェロニカは再びクロードの執務室へ突撃した。


「お兄様には、セレスティアがお似合いだと思うの!」


「入ってきて第一声がそれか」


 クロードは書類から顔を上げ、げんなりした。

 最近の彼は、妹が来るたびにまず天井を見る。

 神に祈っているのかもしれない。


「ええ」


「なぜそうなる」


 いい?お兄様、とヴェロニカは得意げに話し出した。


「あの子は控えめだけれど聡明よ。派手な野心はない。でも、必要な時にはちゃんと耐えて、見るべきものを見られるわ」


 さらに重ねる。


「王太子妃には、目立つ強さだけじゃなくて、黙って支え続ける強さもいるでしょう?」


「……続けろ」


 クロードは腕を組み、椅子の背にもたれた。


「カスティル侯爵家との結びつきは国にとっても有益ですもの。ベアトリクスも跡取りとして優秀だし、家そのものが安定していて信頼できるわ」


「そこまで考えていたのか」


「まあ。わたくしを何だと思っているの?」


「勢いで国政に口を出す妹」


「……だいたい合っているわね」


 クロードの口元が、少しだけ緩む。


「それに」


 ヴェロニカはにやりと笑う。


「あの子、お兄様のことが好きよ」


 クロードが少しだけ黙った。

 本当に少しだけだったが、ヴェロニカはそれを見逃さない。


 王女は恋と陰謀の匂いに敏感なのである。


「あら」


「何だ」


「今、間が意味深でしたわ!」


「お前は時々、余計なところまでよく見るな」


「王女ですもの!」


 クロードは小さく息をついた。

 そして、書類の端を指先でとんとん叩く。

 考えている時のクロードの癖だ。


 実際のところ、彼もセレスティアの資質は以前から見ていた。


 控えめで、浮つかず、しかし必要な時には芯がある。

 数字を読み、学びが深いことも評価している。


王太子妃候補として、十分視野に入る娘だ。


 そして、彼女の視線が自分に向くときの熱にも、薄々気づいていた。


「正式に検討に入る」


「まあ、話が早い」


「お前が珍しく、私情と国益を両方並べてきたからな」


 ヴェロニカは胸を張ってふふんと笑った。


「これでお兄様の未来も安泰、国も安泰、わたくしも満足!」


「私情の方が強そうだがな」


「まあ。人の気持ちを軽んじる組織は、だいたい足元から崩れるのよ」


「そういうことにしておこう」



 後日、その話を聞いたセレスティアは見事に真っ赤になった。


「え、え、ええっ!?わ、わたしが……!?」


 隣でベアトリクスが満面の笑みを浮かべている。

 姉というのは、妹がこういう反応をするとたいへん楽しそうだ。


「よかったわね、セレスティア。長年の片思いが、ようやく日の目を見そうで」


「お、お姉様っ!」


「落ち着きなさい。まだ正式決定ではないわよ」


「もういまの時点で十分落ち着けません!」


 ヴェロニカは満足げに頷いた。

 ひとつ片づけたついでに、次の恋路まで整えてしまった。

 たいへん王女らしい仕事ぶりである。



 すべてが片付いた午後、ヴェロニカは王宮の庭園を歩いていた。


 薔薇は盛りを少し過ぎ、風に乗って花びらがゆっくり散る。

 噴水の水音が遠くで跳ね、空は高く明るい。


 隣を歩くのはクリストフだった。

 いつものように気負いのない足取りで、けれどさりげなくヴェロニカの歩幅に合わせてくれている。


「ビアンカはいない。ゼノもいない。お兄様にはセレスティア。国も安定」


 満足げに指折り数え、ヴェロニカは胸を張る。


「わたくし、完璧では?」


隣を歩くクリストフが噴き出した。


「完璧な王女は、自分の報復を国策に混ぜたりしない」


「王女らしい応用力と言いなさい」


「言い換えてもだいぶ危ないぞ」


「失礼ね。結果的に全部きれいに片づいたでしょう?」


「それは認める」


 クリストフは少し笑って、それからふっと表情を変えた。


「リリ」


 思ったより真剣な顔をしていて、動揺する。


「な、なによ、クリス」


 言い返した瞬間、しまったと思う。

 自然にこちらも幼名で呼んでしまった。


 クリストフの顔に、どうしようもなく嬉しそうな笑みが広がる。


「今の、もう一回」


「いやよ」


「そこをなんとか」


「調子に乗らないで」


「無理だな。今かなり嬉しい」


 やめてほしい。

 そういう率直なのは心臓に悪い。


 クリストフは少しだけ真面目な声になる。


「昔から好きだった」


ヴェロニカは固まった。


「……なにを?」


「リリを」


「わたくし?」


「そう。わがままで、プライドが高くて、妙な言葉の使い方をして、怒ると国を巻き込む」


「褒め言葉が迷子よ!」


「全部褒めてる」


「どこが!?」


「全部まとめて、リリだから可愛くて、好きなんだよ」


 胸の奥がどくんと鳴る。


「ずっと、俺のお姫様だって思ってた」


 鼓動ひとつでは済まない。

 どくどくとうるさい。

 ヴェロニカは思わず胸元を押さえた。


「なにこれ。心臓が反乱を起こしているわ」


「恋だな」


「恋って、もっと優雅で、花びらが舞って、弦楽器が鳴るものじゃないの!?」


「リリの恋だからな。大砲くらいはぶっ放されるだろ」


「やだ、納得しかけたじゃない!」


 ゼノへの初恋は、遠くから見上げるみたいな憧れだった。

 少しの意地と、たくさんの自尊心を混ぜた、きれいで扱いにくい感情。


 けれど今ここで暴れているこれは、もっと近い。

 くすぐったくて、熱くて、逃げたいのに逃げたくない。

 見つめられるだけで落ち着かなくなる、ひどく厄介なものだ。


「……クリス」


 小さく呼ぶと、クリストフは幸せそうに笑った。


「何、リリ」


「にやけすぎよ」


「無理だな。今、人生で一番嬉しい」


 ヴェロニカはさらに赤くなった。

 こんなに正面から好意を向けられると、王女だって困る。


「すぐに何かを決めるとか、そういうのは──」


「いいよ」


 クリストフはやわらかく言った。


「急がない。リリの恋の速度で来い」


 その言い方がずるい。

 優しいくせに、逃がす気はない顔をしている。


「……ずるいわね」


「知ってる」


「そこは否定しなさいよ」


「好きな子には、ちょっとくらい狡い方がいいだろ」


 よくない。

 でも少しだけ、すごく、かなり嬉しい。

 ヴェロニカは視線をそらして、小さく息をついた。


「保留よ」


「うん」


「でも、逃げる気はないわ」


「最高だ」


 ひらけた庭園に、噴水の音がやわらかく響く。

 恋はまだ始まったばかりだ。

 それくらいが、今の二人にはちょうどよかった。



 その日の夜。

 クロードとクリストフは、王宮の一室で酒を酌み交わしていた。

 派手な席ではない。書棚と灯りと、簡素な酒器。

 男が腹の内をさらうには、そのくらいで十分だ。


「オルロフ家の密通疑惑は、以前から掴んでいた」


 クロードがグラスを傾けながら言う。


「だが証拠が足りなかった」


 クリストフは頷く。


「ビアンカを王太子妃候補にしたのは、近くに置いて証拠を引き出すためか」


「半分はな」


「残り半分は?」


 クロードは少し黙ってから、実に平然と言った。


「ヴェロニカが怒っていた」


 クリストフは呆れたように笑った。


「王太子が妹の私怨を国策に混ぜるな。ほんとに昔から妹には甘い」


「妹の私怨が国益に合致しただけだ」


「便利な言い換えだな。似たもの兄妹め」


 クロードは気にした様子もない。


「隣国からの養子を入れたくなかった。ビアンカも、いずれ必ず害になると見ていた」


「まあ、否定はしない」


「ゼノはもともと護衛騎士から外すつもりだった」


「学友の情で近くに置いたのが失敗か」


「そうだ」


「俺も学友だけど?」


「お前はまともだ」


「ヴェロニカを好きな時点で、まともかどうか怪しいぞ」


「それもそうだな」


「おい」


 二人は笑った。

 酒の熱が少しだけ場をゆるめる。

 それでもクロードの目は、王太子のそれのままだった。


「ヴェロニカは危なっかしい」


「知ってる」


「意志を押し通せる立場があり、高いプライドを守る術もある。そのうえ妙な方向へ走るから、小さな話で済んだためしがない」


「でも、国を害する一線は越えない」


「越えそうになったら?」


 クリストフは迷わなかった。


「俺が止める」


 クロードはその答えを静かに受け止める。

 そして短く言った。


「頼んだ」


「妹を好きになった男への仕事が重すぎる」


 クリストフは苦笑しながらも、どこか嬉しそうだった。


「王女を好きになるとは、そういうことだ」


 まったくその通りで、反論しづらい。

 

「面倒な姫君だな」


「最高に面倒だ」


「でも可愛い」


「非常に」



 窓の外で夜風が木々を揺らす。


 クロードは、ゆっくりと杯を掲げた。

 クリストフもそれにならう。


「わがままで、誇り高く、どうしようもなく愛しい王女に」


 ちん、と澄んだ音が、小さく鳴る。


 国の安定のために。新しい恋の始まりに。


 そして、きっとこれからも誰より騒がしく、誰より眩しく生きていく、可愛い王女の未来に。


 二人は静かに杯を傾けた。



 夜は深く、王宮は穏やかだった。


 ──少なくとも、次にヴェロニカが何かを思いつくまでは。

「さて、次は何で遊ぼうかしら」

「できれば平穏と戯れてくださいませ」

「つまらないわね」

「でしょうね」


お読みいただきありがとうございました!

ちらっとでも面白いと思ってくれたらぜひ評価をお願いします!

ぽちっとリアクションもとても嬉しい^^

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