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全員がそろうと
ブルー殿下だけどことなくカチコチな印象を受けた。
ポピーはパニカム達とお茶会に参加だ。
フリージアが心配で仕方なかったようだった。
「そ、それでは。そろったし、説明お願いできるかな…フリージア嬢」
どこか上ずり気味に声を出すブルー殿下だった
フリージアが報告をした。
「スナップの感覚では南の大陸に邪神に近い反応があったそうです。
ですが、近づくたびに弱まったと言っていました。
南の大陸に行った後、反応があった場所にも行きましたが汚れがあった程度
先ほど私が抱えていた魔獣が居ただけでした。
そこの汚れが消えたら嫌な反応も消えたようです。」
イングリット殿下が疑問を口にする
「邪神の反応が消えたのは確かなのかい?」
「ええ、元々反応が小さくて私では捉えることすらできませんでした。
ドラゴン特有の危機察知能力なのかもしれません。」
スナップがテーブルのお茶菓子をつまみながら
「絶対大丈夫。今のところ…モグモグ」
「そうか、それは良かった。して、フリージアちゃんは今後どうするんだい?」
「一度自宅に戻り夏休みあけから学校に一度戻りますよ。学生として。
で、研究が学校でしかできないと判断すれば学校にまだ在学しますし、自宅でも可能なら卒業という形をとるかもしれません。
自宅で研究して学校へ報告も可能なので。」
「卒業後、ブルーの妃には来てくれぬのか?」
「それは先ほど父が返答していたと思いますが。私の一存では返答しかねますよ。王様」
フリージアは王様の言葉にはっきり返事はせず、父が全てだと答えた。
「ブルーよ。これはなかなか手ごわいぞ」
「認めてもらえるように頑張ります。」
「王様、先にここでの発言を不敬罪に問わないと約束してください。」
「ああ、いくらでも誓おう」
「では。
質問なんですけど、私が妃になってもいいことないと思うんですけど。なぜに次期王妃にしたがるのですか?この国に滞在でよくないです?
今一つ皆さんの懸念事項がわからなくて納得できないんですよね。
こんな、どこへでも飛んで歩く人絶対王妃とかダメだと思うんです。裏の内政も取り仕切れませんし。」
「ぶふっ」
イングリット殿下がこらえきれずに吹き出す。
「そうさの。フリージアちゃんの才能がありすぎるということに懸念があるかの。王家以外と婚姻を結ばれると困るというのも懸念じゃの。
国外から狙われる。 ほかの貴族からも既に目はつけられている。気づいているであろう。
婚姻を結べる男児を持つ貴族、独身の貴族なら親戚になりたいとすでに虎視眈々と狙って居る。
王家が失敗すれば次に声をかけてもいいとすら思って居るであろう。
そうなれば、間違いなく面倒になったそちの御父上は国外へ出てしまわれると私たちは懸念している。」
「それは、王家が婚姻を結びたいと願ったからですよね?」
「ぐぬぬ。しかし、今回の呪詛の件でそちの才能が知られてしまったから仕方なかったんじゃ。もともと、ブルーはフリージアちゃんのこと気に入っておったし」
「父上!」
「こうなれば正直に話す方が良い。隠したところで駄々洩れじゃ。」
「お兄様、素直な方がいいのですよ。」
よくわかっていないケンティフォリオ殿下はブルー殿下を斜めの方向で励ます。
「ブルーにはの、許嫁の候補までしかおらんかったのだ。誓約はかわしておらん。」
「迷惑は私にしか、かからないと。」
ジト目のフリージア
「迷惑なぞと失礼な!」
唯一に近い家臣の宰相がまた青筋たててブちぎれた。
「私はもともと、商会の会頭の娘。平民です。
行動そのものがじ・ゆ・うなのです。それが、城に閉じ込められ、つまらない羽虫令嬢のお茶会のみに参加可能
研究も外出もままならない。
はっきりいって息が詰まります。
この生活は耐えられないんです。
私は机上の空論より、現物を見て触って現地へ行って確かめたい派です。
次期王妃なんてむいてないにもほどがあるんですよ。
今後、結婚しないで研究だけ続けてこの国にいれば問題なくないですか?」
「「「「「へっ?」」」」」
「私、国外で暮らすつもりはないですけど、今回南の大陸に行って思ったんです。
まだまだ知らないことがたくさんあると。だからあちこち自由に出歩きたいです。」
「フリージアちゃんや、君は若い
あちこち行くとね。ほら出会うかもしれないじゃない。運命の人とか言っちゃう感じの」
「そんな瞬間湯沸かし器みたいな恋はすぐに冷めると思いますよ。全く想像できませんし。
スナップがいつもそばにいてくれるので、悪い人とか下心持ってる方は基本寄せ付けませんよ。」
「おやつで懐柔させれちゃうじゃない」
「王様、懐柔したんですね?」
王様とスナップが蒼い顔していたのは言うまでもない。
チョロ竜めと思うフリージアだった。
そして、ブルー殿下だけが焦るのだった。




