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人数が多いせいかいつもよりスピードは遅め

とはいえ、馬車なんかくらべものにならないほど早く城が見えてきた。


ス「どうするの?王子の部屋に降りるの?」


フ「門から行きましょう。お父様たちもいますし。」


パ「お、王子の部屋に入ったのか?!!」


ク「旦那様落ち着いて」


クロムウェルがストンとした顔でパニカムを抑える


フ「ケンティフォリオ殿下の部屋なら入ったわよ。ポピーも居たし」


パ「ケンティフォリオ殿下はポピーちゃんと仲がいいのかい?」


フ「そうよ。結婚するんじゃないかと私は見ているけど」


ク「そうなのですね。」


フ「とっても仲良しよ。ただね、ポピー優しいから。羽虫令嬢たちがね…」


スンと冷たい表情を浮かべるフリージアを見て

クロムウェルはふふっっと微笑みつつ次の手を考えるのだった。


ク「羽虫令嬢とはどちらのご令嬢なんですか?お嬢様」


フ「うーん。忘れたわ。覚えていないのよ。興味なくて」


パ「さすがわが娘」


興味がないものに一切の記憶容量を使わない親子をみて

クロムウェルはそっくりだなぁと心が温かくなっていた


スナップだけが呆れていたのだった



無事に門の手前に着陸してそこからはてくてくと歩いて移動


門の兵がその様子に気づき中へ連絡へ走る


兵「フリージア様お帰りなさいませ。すぐにご案内いたします。」


パ「フリージアはうちの娘であって城の人間ではないのだが」


青筋たてつつ威圧するパニカムに兵士もしどろもどろに


フ「パパ!王様からそういうように言付かってるだけだから、怒る相手違うから」


ク「お嬢様、それでは王様にはガチギレしてもいいとおっしゃっているのと同じですよ。」


フ「ガチギレってどこでそんな言葉覚えたのよ。クロムウェル」


ク「スナップ様が教えてくださいましたよ。」


フ「スナップ…今日おやつなしね」


ス「な、なんでだー!」


フェ「クスクスクス ふふふっ」


全員がおくるみに包まれたフェインを見る

 

フ「あなた話せるの?」


フェ「一応ね。元気になったわ、ありがとう。」


フ「よかった。おなか減ってない?何かしてほしいことは?」


ス「フリージア、そいつ帰りたいんじゃないか?」


フェ「ド、ドラゴン?! あ、あたしは別に…た、食べないで! こんな見た目だけどたぶん美味しくないから!」


今までも一緒にいたが食事の世話の時はスナップもご飯を食べていたし、元々スナップはフェインと一緒にいたくないため

目を開いたときに傍にいなくて気づかなかったらしい


ス「し!失礼な!お前なんか食べないよ!」


フ「スナップ、そんな言い方しないで上げて。あなたも大丈夫、このドラゴンは私の獣魔よ。

食べ物に困ってないから絶対にあなたを食べたりしないわ。」


フェ「本当?ならよかった。あたし、これからどうしたらいい?」


フ「とりあえず、こっちの用事が片付くまでこのまま包んで一緒にいてもらっていい?

それとも街の中で自由に動く?ここはあなたの生まれた土地ではないのだけど。」


フェ「こ、このままでお願いするわ。」


フ「じゃあ、おなかが減ったら教えてね。食べ物あるから。」


コクコクとスナップを気にしながら頷くフェインだった。

この子の名前何にしようかな?

と思いつつ、城の案内人が来たので王様のところへ行くことにした。

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