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ちょっと短めです。


フリージアが王様と打ち解け始めた頃

フリージアの実家では


パニカムとクロムウェルが限界を迎えていた。


パ「もう我慢できん!城へ行こう!うちの娘を返せ!って」


ク「そうです!ここまでよく我慢しました!」


他の使用人達もそれぞれ頷いていた。


確かに城へ呼ばれてから十日以上

たまにスナップが伝言を運んでは来るが、フリージアの姿を見てはいないのだ。


ここの家の人たちはフリージアが好きすぎるので

中々帰って来ることのできないフリージアにずーーーーと寂しさを募らせていたのだった。


日に日に元気がなくなるパニカム


少しやつれて、年を取ってしまったような見た目になってきた。

クロムウェルも機嫌が悪く

少しトゲトゲとした雰囲気になってしまっていた。


流石のランジアも、もう止める手立ては無かった

彼女もフリージアに会いたかったのだ


そうとなればと、素早く行商のような準備を進めて

パニカムとクロムウェルが代表としてフリージアを迎えに行くことになった


パニカムとランジアが行くべきという意見も出たが

残されたクロムウェルが厄介すぎるのでフリージアに託すことになったのだった。






___________


城でその気配を感じたスナップがフリージアに伝えるか迷っていた


伝えるべきか…黙っておこうか…


うーーーーん




よし!


もう少し城に近づいたら教えよう。


それまでは、のんびりしてようかな



などと呑気なスナップだった。


フ「スナップどうしたの?百面相してるの?」


ス「ドラゴンにだって考えることあるんだよ。」


フ「そう。大変ね」


ス「そう…大変…!!!」


フ「どうかした?」


ス「ここから南の大陸でとんでもないものが産まれたみたい…なんであんなのが…マズいよ!

どうしよう…僕行かないきゃダメかも…でも…」



フ「スナップ、落ち着いて。わかるように説明して欲しい」



ス「僕は最近、フリージアの傍でドラゴンの力が徐々についてこの世界のことならだいたい感じ取れるようになれたの。

今、パニカムとクロムウェルが城に向かって来てるとか

南の大陸でこの世界を滅ぼすかもしれないものが産まれた?作られた?とかね

だからマズいんだ。あんなの感じたことないよ…フリージアだって勝てるかわからないよ…」


フ「気になる点が何点かあったけど、南の大陸で何かが生み出されてしまったってことが大変なのね。

お父様とクロムウェル…は殿下たちに何とかしてもらえるかしら…それとも一度顔を見せた方がいいのかしら…

取り敢えず、皆と相談した方が良いわね。行きましょうスナップ」


ス「うん」




それから、侍女さんに取り次いでもらい

王様の部屋でブルー殿下と王様、スナップとフリージア

その他、主要な宰相などの官僚さん達を集めて

会議となった。


フ「………と私のドラゴンがこのように話していまして確認に行ってきたいと思うのですがどうでしょうか?」


ブ「僕は反対だよ。フリージア嬢。危険すぎる

スナップでも太刀打ちできないかもしれないと思う相手なのだろうここに居た方が安全だ。

お父上もこちらへ向かっているのなら行き違いになってしまうだろうし」


王「フリージア嬢。そなたは、自身が行くしかないと思っているというのだね。」


フ「ええ、南の大陸で起きている以上私以外が確認に行くのは不可能だと思います。

スナップすら行くのをためらうのだったら尚更、放置すれば世界が滅ぼてしまう気がするのです。

スナップが怯えたのは初めてです。父には行く途中で顔を見せて説明して家に戻ってもらいます。

どうか、この世界の為にお許しください。」


そこから何時間か会議は続いた

王様の様子から完治しているとフリージアは判断をして

以前作った冒険者用の装備を久々に着込み

ポピーと別れの挨拶を済ませてフリージアはスナップとまた窓から空へと飛び立つのだった。


ポ「たまには門から出るとかしないの?」


フ「しないわね、こっちの方が速いもの」

ふふっと笑って飛び立つフリージア

ポピーは本当は行かないでと言いたかった

とても危険だと聞いたから

泣き笑いにならないように、感情を殺して笑顔を貼り付けて送り出したのだった。


「絶対に元気で戻ってきて」

小さくつぶやくポピーだった


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