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ブルー殿下に呼ばれた
そして、ポピーとケンティフォリアが部屋に来て
ケーキの残りを見てガッカリするのだった
ブ「ケンティフォリア、はしたないよ。」
フ「これは、お遣いのお駄賃よ。ケーキ食べたいの?」
ケ「だって、兄様。…あれは、とても美味しかった。また食べたかったんだ」
フ「まだ、あるわよ。」
ポ「ホント!?」
フ「ポピーも食べたかったのね。お茶用意してもらおう」
ブ「すぐに用意させるよ。」
ケ「あの、フリージア嬢。父上にも食べさせたいのだけど」
フ「うーん。王様には元気になってからにしましょう。ケーキは消化にいいとは言えないからお腹が疲れてしまうわ。」
ケ「父上、あまり食欲がないんだ。」
フ「具合悪かったからじゃなくて?」
ケ「それもあるんだろうけど、心配なんだ。」
フ「明日も診に来いって言われたからその時話聞いてみるね。大丈夫、食欲ない時でも食べれて美味しくて消化に良い物作るから」
ケ「ホント!?良かった…。」
ポ「フリージア、ありがとう。殿下ずっと心配されていたの。」
フ「はいはい。お熱い事でようございましたわ。おほほほ」
ブ「ハハハッ、フリージア嬢はホント面白いね。料理が得意なのだね。」
フ「好きなだけですよ。」
ブ「貴族の中ではそれが珍しい、そして作れるのが凄いのだ。しかも今まで誰も見たことも無い
本当にすごいよ。」
フ「お褒めにあずかり光栄です。」
するとノックが聞こえて
侍女さん達が入ってきてテキパキとお茶の準備を進めてくれる
クッキーなどを出そうとしたところをケンティフォリア殿下が止めて
フリージアがケーキを出してくれるからいらないんだと断った
お茶のカップが乗っていた台の上でケーキを切り分け
皿に盛り付け
皆に配る
お茶とケーキが準備出来たら
フ「いただきます。」
おやつタイムだ
王子2名も目を見開いてモグモグしてる
フ「あの、イングリット殿下はいらっしゃらないのですか?」
ブ「あ、忘れてた。すまない、誰か呼んできておくれ。お茶もよろしく」
侍「かしこまりました。」
少しすると走って来た人が居た
イ「ケーキにお茶とは…俺はのけ者か?」
走って来たのに息もあがることなく話す王子
ブ「すまない、色々あってね。やっと一息ついたところだ。イングリットもこっちでお食べ」
イ「俺の分ちゃんとあるのか…いただこう」
そこからは王子のような優雅なふるまいだった
フリージア以外ケーキを2つ食べて満足したようだった。
ブ「みんな、下がってくれ。」
侍女達が部屋を出ると
イ「で、父上はどうだ?」
ブ「呪詛だった。フリージア嬢が払ってくれたよ。」
イ「そうか、フリージア嬢ありがとう。ケーキも大変美味だった」
フ「どういたしまして、お言葉ありがたく頂戴いたします。」
イ「で、ブルー兄上はどうするんだ?」
ブ「父上が起きてフリージア嬢を説き伏せた」
イ「流石父上だな。」
ブ「私の出番が無くなってしまったよ。こういうことは自分の口から言いたいものだろう」
フリージアとポピーが何の話?って感じで2人の会話を聞く
ケンティフォリア殿下は理解しているようだった。
ケ「兄様が前例を作ってくだされば僕だって…」
ブツブツ何かつぶやいている
イ「ところでフリージア嬢はこのまま城に留まってくださるのだろう?」
フ「ええ、陛下の体調が良くなるまでは様子を伺うように仰せつかりましたので」
イ「なら、こうしてまた楽しいお茶会ができるな。」
フ「ケーキを気に入ってくださったのですね。他のスイーツもあるんですよ。
調理場を借りられれば、違う物を作ることも可能です。
あと、暇なときは出かけたいのですが」
イ「出かけるのは無理じゃないか?」
フ「そうなのですか?困りましたね。」
イ「城に居るだけじゃダメなのか?」
フ「暇は好きではありません。好きな事をしていいと陛下にはお言葉をいただいたのですが」
ブ「そう言っていたね。手配できるだけしてみるね。少し待っててもらってもいいかな」
フ「お手数かけます。」
イ「なあ、兄上無理だろう。母上がなんて言うんだよ。フリージア嬢が危ないんじゃないか?」
ブ「そうだな、少し様子を見つつタイミ」
「失礼いたします!」ノックもせずに大慌てで誰かが入って来た
ブ「どうした?」
「お、王妃様と宰相様が!」
フ「顔にできものが出来て関節が痛いと言っていますか?」
「は、はいその通りでございます。」
フ「殿下方お戻りになった方がいいです。そして、問題解決が先決かと」
ブ「そうさせて貰うね。フリージア嬢ありがとう。これで憂いがいくつか消えることだろう。」
フ「それはようございました。頑張ってください。」
ブルー王子とフリージアはギラりとした目で互いに見つめ合い頷いた。
ブ「さて、イングリット、ケンティフォリア行くよ。今から辛いことがあるが気を確かに持って頑張ろうね。」
イ・ケ「はい!」
フリージアはポピーと共にまた女子会を再開させたのだった。
城でもあまり関係ないらしい
ポピーも最初は凄く緊張していたが、目の前にはフリージアとスナップしかいないのだ
いつものように話に花が咲いたのだった。




