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こうして当日を迎えた魔獣討伐訓練、2泊3日の日程で行われる

足らないものは現地調達もしくは棄権するという形を取ること!としおりみたいな説明に書いてあった。


フリージアはこの前作った防具に身を包み部屋を出る

「いってらっしゃいませ。お嬢様」とマリーに見送られて

「はーい」と片手を軽く振って出かけるフリージア


因みに、現在はポピーと同室では無くなっている。

集合場所へ向かうとポピーは既に来ていた

「お待たせ~」

「まだ、時間まであるから大丈夫だよ。って相変わらず荷物無いね」

「身軽が一番」

2人が話していると貴族たちが集まり出した。

アザレアさん達がこっちを睨んでいたが気にしない

「聞きたいんだけど、彼女たちはなぜ討伐訓練に?」

「一応貴族だかららしいけど、卒業と同時に結婚なら訓練まで参加しなくても得意な武器だけ鍛えればいいとは思うんだよね。なんでだろ?」

「やっぱ、近くにいてもわかんないか。ま、いいや。疑問だっただけだし」


「「お待たせ~」」とカルセとオラリアが来た

「早いな」とルイが来る

殿下たちも一緒だ。

「揃いましたね。」とポピー


集合場所に並ぶ

殿下たちが並べば他は自ずと動き出す。


「ではこれより!」と先生が説明を開始、引率の冒険者も紹介され出発だ。

学園裏の普段は厳重に鍵がかかっている転移門から転移していく

今回は街の近くに魔獣の目撃情報が出てそれを調べてできれば討伐という想定で行われる

なので行き帰りの時間を考えて野営地を作り討伐して、討伐部位を持ち帰れば2泊3日全日程森の中で過ごさなくてもいいということだった。


「とりあえず、移動しよう。岩場、森の中、水辺、砂地、草原どのフィールドがいい?」

この転移門出てきた先にフィールドごとに飛べる転移門があるのだ。

便利だね~とかフリージアが思っていると

「フリージア、希望あるか?」ルリトが聞いていた

「ん?ない。どこでもいい」

「どこでもいいってよ。」とカルセがオウム返ししていると

「ちょっと、待って」とフリージア。


「希望が無いんじゃないのか?」とルイ

「他のグループが行った後にしよう。」とフリージア

「なるほど、そうしよう。」とルイが同意する。

「決めないのか?」とベラードがうずうずしているようだった。

「まあ、ゆっくり決めよう」と殿下も何かを感じたようだった。

「あ、あたし岩場にしようかな」とちょっと大き目の声でフリージアが言う

「ん?岩場にするの?」とポピー

横目で他の人が岩場に行くのを見て

水辺の転移門へ移動してとっとと転移する。


「岩場じゃなくていいの?」とポピーが言うと

「人がたくさんいるのは好きじゃない。討伐にならない。しかもあの岩場トロルとかゴーレムしか出ないからつまんないし。しかも数いないから暇な生徒が沢山でる」とフリージア

「転移の先まで見えるのか?」とカルセが驚く

「今回の転移門は見えた。普通は見えないよ。術が違うんじゃない?」とフリージア


転移門から半日程度は移動して、見晴らしがよく水辺からも程よい距離の野営地を陣取る

陣取るといっても目印をつける程度でテントを貼るわけではない

さて、2班に別れて移動開始、夕暮れには野営地に来ることを約束する


水辺ではあるが、海辺とは思わなかった


海久しぶりだな〜と見てると

「魔獣探さないの?」と殿下


「どんなのと戦いたいですか?」とフリージア


「選べるの?」とオラリアが聞いてくる


「近くにいれば、なんか面倒なのが転移してきた」

「え?」と嫌そうな殿下


「じゃ、嫌われ者のワームと戦いますか」

とフリージア

「ワームって砂地じゃないの?」と殿下


「姿見せないだけでいますよ。あ、危ないですから

そうですね。あの木に昇ってください

オラリアはワームが出たら先行で、食べられないでねベトベトになるからね。」 

「わかってるよそんなこと(笑)」冗談やめろとオラリアが笑う


遠くから「殿下いました!」とか言ううざい声が聞こえた

「木に移動して!」フリージアが急ぐ

「「了解!」」


地面に手をつくと

冗談がミシミシ言い出しフリージアが居る場所が盛り上がる

次の瞬間フリージアは飛行開始で飛び上がる

それと同時にワームが土ごとバクリと目の無い顔で口を閉じる

ワームとはデカイミミズみたいな魔獣だ

その見た目から女性に大変人気がない

魔獣だから人気はもともとないのだけれど


「キャー!ワームですわ!」

「あっちはダメよ!」

などと雑音がする


オラリアがワームが出た瞬間に先制攻撃

殿下はすでにオラリアに付与魔法をかけていた


ただ、このワーム

ブヨブヨでなかなか切れない

ワームの口がオラリアを襲う

「こいつ目無いのに随分的確にこっちに来るな!」とオラリアが言うと

「振動と音で来るから」ダンと足を踏み鳴らしワームを呼ぶフリージア

「殿下!オラリアと殿下自身に遮音魔法を!」


「了解!」

ぴょーん、ぴょーんとジャンプでワームを躱し続けるフリージア

たまに口に剣を当てしっかり逃げる


3人が連携しながらワームを弱らせ討伐していると

「「「キャー!」」」


「あの、人達!何しに!来たの!」

バシバシとワームに攻撃を入れつつ囮になってるフリージアが怒る

「うーらぁ!」とオラリアがワームの口がついてる節の後ろをザクリと炎をまとわせた剣で切り裂いた


ボトリと落ちる顔?倒れる本体

「終わったね。お疲れ」と殿下


「どーすんのあれ?」とフリージア


「討伐部位どこ?」とオラリア


「全部持っていく?私も知らないや」とフリージア


「私もわからないな。大丈夫かい?フリージア」


「うん、平気」とワームをよいせっとマジックボックスに放り込んで状況を確認


ギャーギャー言ってるのを見ながら

なんで撤退しないのかな?ってみてる3人

「見てないで助けてくださいまし!」とか遠くに聞こえるけど

聞こえないふりの3人


「とりあえず野営地戻る?」とオラリアが言うと

「きっとついてくるよ、助けて帰ってもらわない?」とフリージア

「それもそうかも…」と殿下


「行きますよ」とフリージアが走り出す




たたたと走って近くに行くとげんなりした引率の冒険者さんが居た

「私達が引受ますので撤退してください。そのまま、学園に報告してください」


「ありがとうございます〜。」


キャーキャーいってる令嬢達に遮音魔法をかけて

ダンと足を踏み鳴らすフリージア


ワームがいきなりフリージアの方に来る

令嬢達は途端に殿下に駆け寄ろうとする

引率の冒険者さんが撤退を告げブーブー文句を言われている


「あっちは、後で!」とフリージアが避けながら言う

「分かった!」とオラリア

「離れて!」と魔力を纏わせた矢を放つ殿下

サッと2人はワームから距離を取り

また近づいて戦う


「マズイよ!日が落ちて他のがよって来てる!」フリージアが焦る


「急ぐぞ!」さっきと同じく炎の剣を叩きつけるも

何故か切れないワーム

焦るせいかうまくクリティカルにならなかったようだ

フリージアが物質変化で針金を作り出し

片方をオラリアに持たせる


「オラリア、口から逃げつつ離さないで!」

「了解!」

針金を持ったまま、宙返りふわりとねじれと輪っかを作り出し

ワームの首にかける

「引いて!」

フリージアが叫び

ギュンと針金の輪っかが縮まりブチャッと首が落ちる


「「「ギャー!」」」と後ろが煩いので

睨む


「君たち、遊びに来たなら今すぐ帰りなさい!」

殿下が怒る


「わたくしたちは」とアザレアさんが説明をしだしたので

「今はいいから一度黙って!朝まで戦闘訓練したいの!」とフリージアがブチ切れるとシーンとした

そのままひとかたまりの集団となり

野営地に移動

フリージアが結界を張り

ふうと息をつく


待ってた他の面子はなぜその人達を連れてきたんだと顔が物語っていた

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