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昼寝の日の翌朝、緊急連絡が入る

珍しく教室に居たフリージア

「お嬢様!」


「どうしたのマリー慌てて。教室よ」


マリーは手に持った紙がぐちゃぐちゃになるように手に力を込めていた

「だ、旦那様とクロムウェルが」


目をすっと細める

「マリー話は部屋で聞くわ。参りましょう。

皆様、本日はこれにて失礼いたします。さようなら。」


フリージアの挨拶への違和感をポピーだけが感じていた

フリージアも学園にならい通常はごきげんようと言うのだ

さようなら。って言ったと考える


「すみません。体調がすぐれませんので早退します。」

ポピーがそういうとケンティフォリアに目で合図を送った


無言で頷くケンティフォリア

「大丈夫かいポピー嬢。顔色が凄く悪いそこまで手を貸そう」

そう言うと

廊下に出て

歩き出す。


「遮音」

ポピーが静かに展開すると

「殿下、フリージアに何かあったようです。」


「そうだね。今の感じは…マズいね。急ごう」

廊下を曲がったところから

インビジブルを発動して2人で走る




___________


「マリー何があったの?」


「屋敷の部屋が急に光り、旦那様とクロムウェルが…消えたと報告が…」


「…な、何?…そんな…どういうこと?」


「まだ消えたいうことしかわかっていないそうです。手紙にはそう書いてありました。」


「とりあえず、帰りましょう。マリー急いで手続きを戻りはいつになるかわかりません。

荷物は私がすぐに詰めます。」


「お嬢様にそのようなことは」


「急いで、転移門の予約もあるのお願い。」

有無を言わせないフリージアの気迫にマリーは急いで動き出した


部屋の入り口から飛び出していったマリー。

その扉の傍にはポピーと殿下がいた

「フリージア!どういう…」

「あ!ポピー!聞こえた?その通りよ

私は今から帰るわ。このあとはどうなるか分からないの。

お父様がすぐに見つかれば戻って来るわ。

しばしの別れよ。急いでいるからごめんね。」

声をかけつつ片っ端から荷物をマジックボックスにポイポイ入れていく


「あ、殿下。私の研究室は片付けていただいて構いません。

戻れればまた申請します。

戻れないこともあると思いますので、学園側に知らせて貰えますか?

マリーはきっと外出許可書しか申請しないような気がするんです。」


「ああ、承ろう」


「ありがとうございます。感謝いたします。」


そう言うと粗方詰め込んだフリージアはコートなどを着込みバッグを一つとマリーが戻るのを待つ。

不信がられないようにバッグを1つだけは仕舞わなかったのだ。


「お嬢様、はぁはぁ。 手続き終わりました。転移門も馬車もすぐに…はぁ」


「マリー、この荷物と一緒に戻って。私は空から行くわ。」


「なんですって!?お嬢様!何を言ってらっしゃるのですか!」


「だって馬車は時間がかかるもの。じゃあ、先に帰るわ。

ポピーと殿下、悪いけど馬車までマリーをよろしく。

私のことは説明してください。」

フリージアはそういうと窓を開けて、飛んで行った。

今まで見た飛行のどれよりも早く

あっという間小さくなっていくのだった。


「マリーさん、急ぎましょう。私が説明しますから。」

ポピーがマリーの腕にそっと手を添える。


「私も証明しよう。」

殿下も一言そう言ってくれたのだった。


フリージアは、音速に近いのでは?というほど速度をあげて自宅に向かっていた

魔法の痕跡が残っているかもしれない…

その1点にかけていたのだ。


お願い…お父様、クロムウェル無事でいて…


そう願いながら飛び続けた

転移門を使わずに直線で屋敷までは175kmほど

転移門で100kmほど短くできる計算だった。

10分ちょっとで屋敷が見えてきた


屋敷の前に下りると、扉を開けて

「ただいまー!誰かいるー?!」

と叫んだ


「お嬢様!ちょうどよかった…」

走り出てきたのはランジアだった驚いた表情からホッとした顔で何から聞けばいいのかという状態だった


「ランジア!話は後よ、お父様達はどこで消えたの?」

フリージアがまくしたてる


「し、執務室でございます。」

言い終わるかどうかという時にフリージアは走り出した


後ろからランジアも走ってついてくる

「ランジア、お父様が消えたのはいつ?そのあと部屋掃除とかした?」


「旦那様達が消えたのは昨日の夕方で、そのあとはそのままにしてます。」


扉の前で一呼吸して中に入る

入り口から

「鑑定」

高速で飛んできたフリージアの魔力は半分以下まで減っていた

なかなかここまで減ることはなかった

まだ、やることは沢山あるのだ。

情報が出ないか部屋中を見まわし

お父様の机周辺に“召喚の魔法陣の痕跡”と出た


「ランジア、魔力回復薬ってうちに在庫ある?」


「ございます。ハイポーションとポーション2つのタイプを保持しております。」


「ハイポーションタイプを持ってきて。お父様とクロムウェルは召喚されてしまったわ。

召喚の魔法陣を調べなければ。

魔力が足りなくなりそうなの。」


「かしこまりました。」

理解はできなかったが、ここはフリージアに従うべきだと判断して、ランジアは走り出した。


「とりあえず、避けますか。」

パニカムの執務室の机を触れることなく移動させ

魔法陣の後を縮小版で書き写す一部を別の用紙に書くことを忘れない

全部書いて発動は困るのだ

発動条件も分からない

調べなければ


「お嬢様お待たせいたしました。」


「ありがとう。」

そう言って、フリージアは薬を呷り飲んだ


「お嬢様ところで」

「まって、ランジアこれが終わったら説明するわ。」


ランジアは後ろで待機する。

どうやら、フリージアは鑑定を乱発しまっくているようだった。


「なるほど、じゃあ こっちは…  ああ、そういうことか

うーん。お!これは。よし。


…ふぅ。ランジアお待たせ。

できることは終わったわ。

説明するからお茶お願いできる?」


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