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「67話」 再開!大好きお兄ちゃん!

ニア「サブタイと内容が稀にみるほどにカヲスだな……」


作者「うん、この回書いてるたら本気で自分病気なんじゃないかと思った」

 ☆:グレイプ


 「クッ……こいつ、強ぇ!」


 オレ達は今、兄ちゃんを吸収したリベリヲンとか言う化け物と戦っていた。


 兄ちゃんの姿……黒い翼を蛹の様に包んでいるソレを攻撃するのは気が引けたけれどどうしようもない。


 けど……


 ちくしょう……!


 攻撃する事にはあんまりにも意味を伴っていなかった。


 こいつは文字通りに化け物だった!  強すぎる。


 たしかに、向こうは攻撃なんかはしてきていないけれど……


 学院から支給される程度の木刀では到底かなわない。


 すでに、オレの握っている木刀なんかはボロボロだ。


 「おい……リーフ、これ……やばいんじゃ無いのか?」


 攻撃の手を休めたローレルがリーフに耳打ちをしている。


 オレの位置からは聞こえなかったけどきっとどうせろくな内容じゃない。


 オレは、なんでだか、どうしようも無く焦って居た。焦燥した思いのまんまリベリヲンを叩く。


 返せ……!


 「あぁ……ニアの魂も感じられない……最悪の場合……」


 やめろ!リーフ!


 そんな話の続き、聞きたくない!


 「ッーー!!」


 オレは知らず知らずのうちにないていた。


 ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ!


 このまんまじゃ……(にぃ)が……!  お兄ちゃんが……!


 「 返せ……よ……」


 なんでだか視界がぼやける、

兄ちゃんを……リベリヲンを包み込む漆黒の翼もぼやけて行く。


 「かえ……せ……」


 その瞬間、オレは“何故だか”気を失った。


 意識の淵に映った、最後に見えた物は何処からか伸ばされた二本の腕だった。


 ☆


 「此処は……?」


 此処は、何処なんだ?


 オレは、生まれて始めてみるほどなんにもない……無味乾燥とした場所に成って居た。


 なんにも無い……そう、なんにも無いのだ!


 見渡す限りの“無”!


 「え……?」


 こ…怖い……


 オレは途端に、急激な恐怖に襲われた!


 怖いよ!此処は何処なんだよ!


 「ッヒ!」


 オレはなんにも無いのに悲鳴をあげてしまった。


 いや、なんにもないから悲鳴をあげたのかな……?


 ただ、やっぱり怖かった。自分以外の何も存在しない、この場所が急激に恐ろしく思えた。


 ッ……すけ……て……


 「(にぃ)……助けてよぉ……」


 オレはその場に崩れ落ちてないてしまった。


 わけの分からない恐怖に押しつぶされそうだった。


 だから……オレは、力の限り叫んだ。


 「助けて!兄ちゃん!」


 その瞬間……


 “無”は、取り除かれた。


 「ーーーー誰だ!俺の可愛い(グレイプ)を泣かせたジンギスカンは‼」


 ぅえ……?


 少し薄い……父と同じ、茶色の髪の毛。


 上に反ったまつげもおんなじ、綺麗な薄茶色。


 きめ細かい、見るたんびに女の子見たいだなぁ、って思う真っ白な肌。


 でも、そんな白魚みたいに綺麗な肌もほっぺのところは何処と無く桜色で……可愛らしい。


 そして、眼は……


 母さんと一緒の……夏の、始まりの色……オレの大好きな……世界で一番大好きな色……


 その、新緑色の目は、あの時とは違って、はっきりとオレの事を見てくれて居て……


 だけど、オレを目に捉えた瞬間に目玉がこぼれ落ちそうなほどに見開かれた。


 「グレイプ!!  やっぱり泣いて居たのか!!」


 そう叫びながらオレに抱きついてくる……オレよりも少し低い体。


 ……なんだろ、口をパクパクとしかできない。


 やっとの思いでオレは言葉を絞り出した。


 「に…いちゃ……?」


 ろれつが上手く回らなくて、まるで幼い頃見たいに成ってしまった。


 「ん?なぁに、グレイプ?」


 オレの胸に顔を埋めながらも、オレに上目遣いで答えてくれる……兄ちゃん。


 「あ…あぅ……」


 どうしてだかそんな兄ちゃんの潤んだ瞳に恥ずかしく成ってしまってなんにも言えなかった。


 心臓がバクバク言ってる。もしかしたら兄ちゃんには聞こえているかもしれない。


 オレは、オレの事を抱きしめてくれている兄ちゃんの腰に手を伸ばした。


 思ったよりもずっと華奢な……細い腰だった。


 「ところでグレイプ」


 !?


 突如として兄ちゃんに話しかけられてしまった!


 オレは返事もできないままうろたえる事しかできなかった。


 「ぅえ……⁈」


 だけれど、兄ちゃんはそんな事は気にしていないようだった。


 「なんで、泣いているんだ?」


 今度の兄ちゃんの声は低い……怒気を含んだ物だった。


 オレは、兄ちゃんの質問に答えれないでただ、兄ちゃんの小さな体を抱きしめて、その柔らかいな首筋に、オレは、そっと唇を押しあてた。

 


 

ニア「久々にグレイプと会話した♪」


作者「久々にBL回書けた♪」


「次回は、ニアくん視点でお送りします!」

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