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「57話」 連続性!


 俺は、唐突に質問された言葉の意味がわからなかった。


 カミーリャと、オリーブ……?


 こいつ……ネブカドネザルは確かにそう言った。


 彼女たちは…どうするって……?


 俺は、そのわけのわからない質問の真意を熟考しながら口を開いた。


 「なにがいいたい?」


 俺は、自らの動揺を悟られぬ様に平成を装いながら答えた。


 しかし、そんな俺の答えに対してネブカドネザルは、俺にさらなる混乱をもたらした。


 「……彼女達は、戦争が起きたら、どうなるんだ?」


 ーー……!


 考えた、事もなかった。


 俺にとって、彼女達はなんなんだ……?


 そんな事はまるで考えた事は無かった。


 いや、これまで目をそむけていただけだ。


 考えようとしていなかった。


 目の前には起こるその事が俺にとって恐怖だったから。


 ……“運命”の毒牙は既に目の前には迫っている。


 天上におられる神々の作りたもうた絶対のシナリオ……


 星空の上では既に裁きの手が振り下ろされ様としている。


 その戦火は多くの尊い生命を奪う事だろう。


 さも、それが正しい、当然の行いの事の様に……


 その断罪による死者の弔列には2人の俺の良く知る少女も加えられるだろう。


 俺は、今更彼女達は達が俺にとってなくてはならないだろう物だと知った。


 星は、変わらず輝く、


 窓の外では夜がより深まる。


 月の光が消えれば消える程、今度は星々が勢力を増す。


 嫌だ……


 俺は、沈みゆく月をみながらおもった。


 失いたく……無い。


 より高度な文明の為に王は下される。


 血で血を洗う革命は目の前だ。


 この夜が開けた頃、遂に、カテンの国に率いられた民衆が奮い立つ。


 再び、簡単に血は流される。

 

 俺に残された時間は残り少ない。


 俺に、彼女達を救う方法はない……


 運命に従うも、抗うも、結局、彼女達は失われる事になる。


 彼女達は、俺……天使に近寄りすぎた。


 彼女達は改変された運命の中には生きる事はできない。


 それこそ、最初から運命を再構築する程でないと……


 しかし、運命とはやはり、『原初』の神の作り上げた、全世界が幸せになる方法だ。


 ーーー


 その時、ネブカドネザルの声が響いた。


 「母さんのためなら……協力してやる」




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