「50話」 王族と庶民!
作者「今回は半分位が番外的です、後半からが一応物語の続きかな?」
ニア「最近はお前の中でカミーリャの株が高騰してるみたいだな」
「ねぇ?大丈夫?」
その一言で、ワタシは我に帰った。
「え……?」
そうだ、此処は教室だった。
ワタシは、どうやらぼうっとしていたらしい。
今だに心配そうにこちらをみつめてくる学友に少しの罪悪感を抱くと共に、再び3日前の事を思い出していた。
ーー「母さん……」ーー
彼……ネブカドネザルとはあれきり一度もあっていない。
ワタシは、教室の窓から見える風景に目をやった。
と、そこには元気そうに校庭を跳ね回るグレイプくんの姿があった。
……元気そうだなぁ、グレイプくん……
まるで3日前の事が嘘の事の様に思える。
ニアくんのあまりに恐ろしいあの形相もまた、次第にワタシの中から薄れて行っていた。
と、またワタシがぼぅ、とし始めた時だった。
「よう、カミーリャ、なにみてるんだ?」
突然、頭上から聞き慣れない、男の子の声が降って来た。
「え……⁈」
ワタシは、そんなとつぜ⁈の男の子声に弾かれる様に顔を上げた。
機からみたら、まるで怯えているようだったかもしれない。
「……だれ…ですか?」
ワタシの、震えた様な言葉にその赤毛の男の子は眉をしかめる。
いかにも、ワタシが名前を知らないと言う事が不満な様子だ。
「あ…あの、ゴメンなさい……ワタシ、あまり……」
と、ワタシがそこまで言った時だった。
「いや……イイ、別におれもそこまで自分が有名だとは思っていない」
そっぽを向きながら答えるその姿には口でイイながらもありありと不満の色が見えた。
……この人…似てる……
☆☆☆
「やあ、ローレルくん」
おっと、いいところに。
俺は丁度、礼拝堂から西校舎への渡り廊下でローレルくんにであった。
俺は、“申し子”たるその少年に声をかけた。
「ッ……⁈やあ、先生」
彼は、一瞬驚いたようにその紅の目を見開くと直ぐに俺に挨拶を返して来た。
「……君も俺も、お互い話したい事は共通していると思うけどね……?」
ローレルは俺の言葉をきくと黙り込んでしまった。
いやいや、俺としては普通に話したいだけなんだけど……
そんな風に無視されると結構凹むんだけど……?
俺もローレルくんもお互い何も言わずに、渡り廊下に沈黙が降りた。
……うーん……
今更、
話題変えれる様な雰囲気じゃ無いしな……
俺もそんな空気に閉口してしまうと、不意にローレルが愚痴を開いた。
「確かにな……オレも、あんたには聴きたい事がある……」
お?
なんだいなんだい、俺に答えれる事なら何でもこたえようじゃないか。
かりにも三十路超えたおじさんなんだからな!
と、俺が内心身構えた時だった。
「……あんたは、何者なんだ?」
地雷的質問きたー!
作者「うーん、結局ネブカドネザルのこと書けなかったなー」
ニア「まあ大抵の読者の方が気づいてるだろうけどな」
作者「まぁ~彼の出演はまた次回に見送りかな?」




