とある青年ととあるお嬢様―その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「な、なんなんだこのガキぃ・・・あそこまで精霊を・・・神クラスの精霊を操れるなんて・・・・」
「『精霊を操る』・・・か、俺は家族の愛や家族の絆、その二つを大切にしているだけだ」
「・・・まさか、本当にいるのか・・・精霊と共に世界を救った伝説の――――『精霊魔導皇』が」
精霊魔導皇とは、嘗てすべての大陸を渉り歩き魔族や神でさえ多種族の者達が唯一恐れられている存在。
多数の精霊達と契約し力を手に入れる事で全世界さえも支配出来る程、史上最強とも云われている。
「・・・ははっ、そうですか」
デオンは狂った様に笑う。
そんな彼に二人の女性は驚く
「そう言う事ですか・・・分かりました」
デオンがそう言うと両手を上げ―――降伏した。
デオンが降伏した事で四神獣達は警戒を解いた。
「折角ですが私もそんなに命の一つも失いたくないのでね、彼女達は貴方に差し上げますよ精霊魔導皇様」
「そうか」
「えぇ・・・そうだ。貴方にはこれを差し上げましょう」
デオンは黒いカードの入った紐付きの定期入れを渡して来た。奴隷の身に付けている枷を外す専用のカギと一緒に
「・・・これは?」
俺はそう言って受け取るとデオンが
「これは・・・彼女達が身に付けている特別製の枷を外す事が出来る鍵です。この枷は貴方が所持しておいてください。悪人を捕まえて尋問する時にも役に立ちますよ、少々手直し必要な枷ですが」
「そうか」
デオンが渡した二つの所持品の内のカードの方を一人の女性が見て
「なっ、そそそそれはどの国の商会さえも通用すると言われている特殊硬金属インゴットで作られたブラックカード?!」
デオンが続けて言う
「そう、装備一式や全大陸の国々の食料品、そして・・・奴隷等。様々な商会が存在するのはご存じですね?そこの方々」
「まさか・・・それらの商会を統べる人にしか所持できないカードをあんなにあっさり」
特殊な金属で作られたカードには数十数種類ある。
ホワイト、イエロー、レッド、シルバー、メタリックシルバー、ハードメタリックシルバー、ゴールド、メタリックゴールド、ハードメタリックゴールド、ブラック、メタリックブラック、ハードメタリックブラック。そしてラストは・・・・
「最初の精霊魔導皇が作られた[フルメタルカード]。」
「「?!」」
最後のカードを聞いた二人の女性は誰が持っていたか気付く。
「[フルメタル]について聞きたい時は是非とも貴方の母君にお聞きください。それでは」
デオンがそう言ってセーヴ大森林から俺等に背中を向けて去って行った
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




