とある青年ととある女帝―その①
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「・・・ここか神聖教皇国か」
「確か神聖教皇国は奴隷扱いさえも嫌悪します。なので枷は外して貰って良いですか?奴隷紋は隠した状態で良いので」
「わかった」
俺はアイシャの両腕についている枷を外してアイテムボックス欄に入れてそのまま門の前まで行く。
昨日エレアお母さんに報告しに行ったアイシャが俺に
『えっ?精霊に関しては大歓迎?』
『幼少期にエレア様の使いだった精霊達が彼女を助けたらしく、多分シヴァ様の身分を明かせばすんなり受け入れてくれるかとエレア様が言ってました。』
多分あれだ、精霊以外に虐められたか虐待を受けたかで精霊以外憎んでたってのもあるかもしれない
俺はそう思って今日、神聖教皇国に足を運び辿り着いた。
門番をしていた女性の聖騎士が自分達に気付き持っていた槍で門を通せまいとガードしている。
「貴様ら、何者だ」
「隣国のアビス王国から直接こちらに足を運んだ。ここに害を成しに来た訳では無い」
女聖騎士の一人が問うてきたので俺はあるがまま答えた。怪しまれずに続けて
「それと、女帝に話をしに来ただけだ。女帝が精霊が好きだと聞いてな」
俺は精霊四神獣の彼らを背後から呼び出し彼女達の前に魅せた。
門番をしていた彼女達は驚き、アイシャの方を見て俺に対し
「そ、そちらの方は付き人か?」
「俺の付き添いのメイドだ。安心して構わない」
俺がそう言うと門番をしていた彼女達が槍を退かし施錠していた門を開けて
「・・・レヴィ教皇猊下に謁見する連絡は先ほど済ませました。どうぞお入りください」
どうやら先程のやり取りをどこかで聞いていたらしく顔色を変えて通してくれるらしい。
彼女達に一礼して通る。
「思ったより女性しか居ない・・・・警備は大丈夫なのか?」
「大丈夫・・・とは言い切れませんね、女性の中で他国からのスパイを軽々と通してしまう可能性があるので」
教皇猊下は特殊な力を持った眼を持っているらしく、持っている魔力だけで人かどうかもしくは魔族かどうかを判別出来ると言う。
かといって教皇猊下の力を利用とする国は少なくは無いが警戒網が手薄となると今後が心配にはなる。
「目の前の大きい建物がそうなのか?」
「えぇ、神聖教皇国は主に城が無い代わりに神殿となっている大きい教会に位地しています」
教会と神殿が一つにまとまった建物は斬新過ぎると思いながら門を警備している女聖騎士に城門の時のように先程戻らせた四神獣の一角である神炎鳥ヴルフレアだけ呼び出して
「―――って事で連れて来た無論他の子等も居る。見せて欲しいなら魅せるけど」
「い、いえ!是非どうぞお入りください」
流石扉の前では彼女らも通らせざるを得ない状況になったのか扉を開けて一礼してきた。
城壁の外と同様彼女達にも一礼をし、通った。
廊下の右奥を進むと教皇猊下の居る玉座の間に行った
「あら、本当に連れているんですのね、精霊を」
「・・・君が教皇猊下のレヴィ=エイシェか」
以前聞いてた話から予想してた性格とは相反して落ち着いた雰囲気の方だ。
どうやら女帝と呼ばれる所以は昔に男性絡みが原因で
「実はその時に助けて貰ったのが人間に擬態していた精霊でして、お礼も言えず・・・それにすべての種族達が人間の男性によって酷い仕打ちをしていると言うのを聞いて女性騎士団で大体保護したんです」
「「滅茶苦茶良い人だった?!」」
性的思考目的やストレス発散と言った虐待目的での行為を聞いたらしくそれで男性だけ出入りを禁止にしたらしい。精霊魔導皇である自分はすんなり受け入れてくれた。
その後の話し合いで獣人や魔族やエルフや龍人族などの種族も受け入れてくれるそうだ。
「魔族とは言え、相手がまだ幼い子供であれば自分が正しいと言った道に歩ませればいいと私は思うんです!」
うん、全く持って噂とは関係無く過ごせそうだ。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




