とある青年ととある女帝―その②
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
今年最後の投稿になります。
「・・・ちょっといいかな」
「何でしょうか?」
昨日に続き今回、神聖教皇国に来ている。と言うのも昨日の取引が成功したからである。そして隣に位地しているアビス王国との停戦協定について提案した所
『シヴァ様が暇な時に私に会いに来て下さるのであれば協定に同意します』
そう言った返事を貰い、アイシャ経由でアビスに言った所、大喜びしていたのと噂とは全く逆だったのに対して情報の一部が古かったのかもしれないとの事だった。
そんな俺は神聖教皇国に足を運んでいた。
「門番の人が凄いモジモジしてたんだけど」
「・・・実は精霊魔導皇様がこの国の住民に知れ渡った事で皆、子づくりを所望しようと考えているのかと」
「・・・・そっか」
あんまり先走り過ぎるとかえってここの人達に要求されそうだから適度な距離で置いておこう
「・・・それと、あの子らを受け入れてくれてありがとう」
「いえ、私はこの国の代表です。あの子等を無碍に扱う様な事をするのは代表者として失格ですからこの国の事をより多く知って貰いたいです」
今回は精霊の里で保護している子達を準備の出来ている家庭を優先的に先に引っ越しをさせている。
昨日受け入れて貰えて本当に良かったと安心している。
「そう言えばアイシャさんはどうしたんですか?」
「引っ越した後の多種族の子供達のここの冒険者として教育を施している最中」
レヴィはそうですかと喜んでいた。
「・・・それに私、すっごい安心したんです。万が一神に見放された時はどうしようかと」
「俺が来たお陰でその悩みも解決した?」
「はい、元々神様は我々に試練を与えるので自分達だけでの力で生き延びていかなければならないんです」
彼女はでも・・・と続けて
「精霊以外の種族の人達は力こそ失えばただの弱い生き物です。だからこそ精霊の力が必要なんです。他の国だってきっと誰もがそう思っています。」
「そうか、それなら君にプレゼントだ」
俺は精霊門から光の上位の上の特異の光の精霊を呼んだ。名前はまだない。
「君を助けた子は多分もう存在しないからその子の親戚のこの子を君のパートナーとしてあげるよ」
「・・・いい、んですか?・・・有り難うございます。」
レヴィは感動しながらお礼を言う。プレゼントした甲斐があった
一方その頃帝国では
「―――なに?精霊魔導皇が人間界に居る?それは本当なの?」
「事実で御座います。大佐」
軍人のような隊服を着た女性が軍帽を深々と被ってシヴァの出現についての報告を聞いていた。
秘書の格好をした女性隊員が続け様に
「精霊魔導皇が橋渡しとして王国と皇国の二大国が停戦協定と平和条約を結んだそうです」
「・・・我々帝国の立場が危ういな」
人間や精霊以外の種族を無惨に扱うのを嫌う精霊魔導皇の話しを知っている為、彼女は悩んでいた。
「・・・よし決めた、奴隷を飼いならしている経験を持つ悪徳貴族と我が王族に仕える貴族のリストを寄越せ、それと・・・・使者を一人私と一緒に王国に出向いてもらう」
「エンズ様自ら出向くのですか?わかりましたご不在の間は私が部下を使って対応をしておきます。ご安心を」
女性秘書、名をアーリ=エプソンと言い、帝国唯一の影の支配者と言われており、帝国の女王で大佐と呼ばれているエンズ=フォティアの忠実なる部下の一人である。
一方その頃―――
「シヴァ様は格好良いなぁ本当に」
「だろっ?シヴァの旦那は格好良いだけじゃないんだぜ?料理も出来るから女子力が滅茶苦茶高いんだぜ?!」
いつの間にか色んな種族達が神聖教皇国の住民である女性達と一日以内にすぐ仲良くなっていた。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




