とある青年ととある商会総括本部―その③
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「やぁやぁ、立て続けのお仕事中にお邪魔して申し訳ない」
「い、いえ国王陛下が来るならそちらを優先するのは当たり前ですので」
今、俺の目の前にはこのアビス王国の若い国王陛下が居る。
「・・・えーっと、それで貴方が精霊魔導皇のシヴァ・・・様でよろしいかな?」
「キミは王様なんだから俺に対しては呼び捨てで良い」
「そうか、わかった」
陛下が笑いながら頷いた。
「デラ殿、最近他国の奴らからの苦情が多いみたいだね」
「えぇ、亜人・・・じゃなくて獣人やエルフや魔族が人気なので小さい子供のうちから非道なやり方での調教って言うのが多いですから、そう言う事をする貴族に対しては骨が折れますね」
デラがそう言うとアビスは何か思いついた
「それならシヴァに頼みたい事があるんだけど・・・良いかな?」
「貴族を黙らせる?」
俺がそう言うと国王が笑い、もっと効率的なモノがあると言う
「僕みたいな男を嫌う隣国の若い女帝・・・教皇猊下レヴィ=エイシェと交渉して欲しいんだ」
交渉に成功し俺の条件を出して納得してくれれば人間以外の種族も招き入れるだろうと言う。
「・・・もし、その女帝が拒否したら?」
俺はそう言った。アビスは
「君のやり方で構わないさ、それに向こうは魔王の所とは敵対してるし」
「・・・わかった。協力する」
成功すれば、精霊の里に居る獣人、エルフ、魔族・・・多種の種族達は安心出来る。
そう思った俺はアイシャに
「アイシャ、君は先に里に行ってエレアお母さんとリィスにさっきの事伝えて欲しい」
「分かりました。門を出して貰って良いですか?」
俺は分かったと言いその場で霊力で門を出してアイシャを通らせた
その光景にアビスが感心し
「へぇ~、門って本来は精霊王様の意思の有無で出て来る代物なのにシヴァも使えるのか」
「なんて言うか、エレア母さんが元々居座ってた精霊樹の果実や精霊の泉の水とかでいつの間にか自分の体に馴染んでたからね、精霊の力ならいくらでも使える。」
「成程・・・流石だな精霊の里」
アビスがそう言いその場で立って出て行った。また国王としての仕事があるからと言う事らしい。
一方、精霊の里では
「神聖教皇国かぁ~」
「知っているんですか?エレアさん」
エレアの元に戻った愛車が神聖教皇国について話したところ苦い顔をした。
「神聖教皇国の小娘、精霊にゾッコンなのよね~」
「「えっ」」
丁度とリィラがエレアの元に来て偶然、神聖教皇国の事を聞いていた
「まぁ、息子が会うってんなら止めはしないけど・・・・不安だなぁ」
エレアはシヴァが作った家屋の居間でゴロゴロしながらそう呟いた。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




