とある青年ととある商会総括本部―その②
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「わかった。仕事にキリがツくまで待ってる」
個室でアイシャと二人で待つことにした。
「助かります。すいません、本当に」
「いえいえ。お気に為さらずに」
警備兵が助かったと思ったのか何度も頭を下げながら退室した。
「デラ、忙しいみたいだね。」
「多分シヴァ様のような精霊魔導皇様がいらしたんですから人間の奴隷しか売ってないと言う事で買いに来る貴族の方が多分イラついているんだと思います」
アイシャがそう言う。
俺はそうなのかと思いながら用意された紅茶を少しずつ飲む。
すると廊下から靴音を鳴らして近づいている。
自分が居る個室の扉が開くと
「お待たせして申し訳ありませんシヴァ様。仕事が続けて立て込んでいまして」
「亜人族についての事?」
「左様で御座います。シヴァ様側からしたら悪徳貴族からの苦情で我々も手一杯でして」
デラから話を聞くと亜人族と統括された彼らを狙っては大事な部分を切り落とし裏で売買をするんだとか。精霊魔導皇の行方知らずな時期から自分がこの世界に生まれて結構な月日が経っていた。
その間にデオン達は失ってしまってはと思いのほか貴族の亜人狩りを阻止すべく保護目的で各所の奴隷商で行っていたんだとか。
「人間ではない彼らに関しては国王様はノータッチなの?」
純粋な疑問を俺な投げてみた。デラは汗を流し
「こ、国王とは言え亜人の扱いに関しては我が国以外容認している所はあるかと思います」
「そう・・・他の国の王は無残な扱いや酷い扱いをするのか・・・・」
「せ、精霊魔導皇様の力で四神獣様にお願いさえすれば多分国一つ分は鎮圧できるかと」
精霊魔導皇の証である魔力と霊力と呪力やもしくは威厳を示す姿であれば国王による働きかけは上手く行くと言われている。
徒歩でそんなに時間掛からずに着いた。
「そうか・・・・それなら四神獣に任せるか・・・」
先に鎮圧した方が良いのは帝国と神聖教皇国の二大戦争国家。
主に神聖教皇国が危険だと言う。
「元々人間族以外の種族を嫌う国家でして、精霊魔導皇様の力さえ示せばいいのですが・・・相手がが相手なので多分その国を亡ぼすといった手段で無ければいけません」
元々人間であっても女性以外立ち入りを許さない国らしく、男でさえも立ち入りはほぼ不可能である。商人の場合は女性がその国に出向く事になる。
話しているうちにドアをノックする音がした。
『デラ様、お話の途中申し訳ありません。少々宜しいでしょうか?』
「どうしたんですか?」
受付嬢がドア越しに言ってデラが聞き返す。
『国王陛下が精霊魔導皇様に直に会いたいそうで今、待合室にて待たせております。』
「「?!」」
デラとアイシャが飲もうとしていた紅茶をその場で吹きだした。
デラは咽ながらも
「わ、分かりました。国王にはここへ来て貰うよう案内して来て下さい」
『分かりましたお連れ致します』
受付嬢がそう言ってその場を離れた。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




