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明日に向かって…進め!  作者: 太陽優
大分編
10/36

全国大会予選

颯人は監督の声に押されるように、予選に向かった。

スタートブロックに足をかけて、セットと言われるのを待った。

緊張の瞬間だ。

セットと言われた。

なると思った。

雷管の音が競技場に鳴り響いた。

スタートをした。

颯人はあっという間に駆け抜けていく。

最後は少し抜いた。

タイムは10秒60当然組の中で1着だった。

颯人は準決勝に進めてホッとした。

監督も「よし、準決勝は午後の5時からあるから、頑張れよ!」と言われた。

監督の言葉を聞いた後に浩二のレースを見た。

浩二も一着でくるかと思ったら、三着だった。

タイムは10秒95だった。

ギリギリで浩二も準決勝に進んだ。

颯人は浩二にどこか調子が悪いのかと聞いた。

すると言われたのは意外な言葉だった。

「少し緊張してしまった、気をつけないと…」というものだった。

今まで浩二から緊張して遅くなったなど聞いたことがなかった。

颯人は改めて痛感した。

全国大会というのは独特の雰囲気を持っている。

どんなに強い選手でも飲み込まれてしまうことがあるのだと…


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