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魔法の才能  作者: 35
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見れば分かる(納得できるとは言っていない)

気晴らし気晴らし

あだ名だとか書記が本物だとかそんなことよりも目の前にいる彼を男とは思えなかった。

「うん、見れば分かるでしょう。男子制服着てるじゃない」

確かに着ている制服は秋大達男子生徒が着ている制服と同じである。

一応書いておくと、男子と女子は制服は異なります。クイズとかじゃないので。

しかし、細身で角ばった感じの無い体つき、これはまだよい。

さらに言えば顔立ちが女っぽいし声も高い。

おまけに、女子である聡美よりも長い腰まであるさらさらロングヘアー。

これだけあったら、男子生徒であるというよりも、なんかしらの事情で男子の制服を着ている女子という方がしっくりくる。

ただ、そんな事情があったらそれはそれでしっくりこない。

「めいじは男だ。間違えるとか何て失礼なんだ! めいじを見てみろよ、落ち込んだじゃないか。謝れ脳筋」

「すいませんでした」

眼光鋭く怒る秋大と、一見おしとやかな女子に見える男子が悲しそうに落ち込んでいては謝る以外の選択肢はなかった。あっても選べないしね。 

「よし、これで丸く収まったね。書記の僕が受理しておくからまた2か月経ったら会おうじゃない」

顔の前で手をあわせて笑顔になる明治。しぐさも可愛らしい。これを男子がやったら殴られる。女子でも場合によっては殴られる。

「はい、分かりました……、じゃなくて、ちょっと待ってよ」

「は、まだなんかあるんすか?」

「どんどん対応が雑に! 会った頃の優しい口調はどうしたの?」

「あれ疲れるんす。脳筋にはこの対応でよくない?」

「対応はどっちでもいいわよ。つられて口調が丁寧になっちゃって私も疲れるし。そうじゃなくて、私はまだ脳筋について謝られてないわ。百歩譲って私が脳筋だとしても脳筋は悪口だわ。謝ってよ」

「すぃあせぇん」

「んめごんめご」

「はい、副会長心こもってない。書記のあなたはなんか変だし。何逆に読んでるのよ」


「しかし、飯田さんでしたっけ。よく話しますね」

「誰が悪いのよ」

「ん~、6:5くらいで飯田さんと秋ちゃんじゃない」

「またおかしい。比率が合ってないし私の責任が重いし、さりげにめいじさん自分入れてないし」

「てへぺろ」

「可愛い!」

可愛いと言われてまた明治が落ち込む。

「男子に向かって可愛いとは失礼じゃないか! 謝れ脳筋」

落ち込んだ明治を見て秋大また怒る。

「はい、すいませんでした」

「よしこれで丸く「これはさっきやったでしょ! 話が一ミリも前に進んでないじゃない!」


キーンコーンカーンコーン。

茶番が続くうちに、下校時刻の17時になった。

「あ、帰宅時間ですね。ちなみにですけど会長は16時には絶対帰りますからね」

「会長さんは多忙だから仕方ないじゃない」

「何という時間の無駄! 会長が来るかもしれないと思ってとりあえずいたのに!」 

「会長さんはプライベートも忙しいからね。僕と秋ちゃん2人で作業してることが多いんだよ。僕にとっては都合いいけどね」

何か都合の悪そうなことが聞こえたような気もしたが、会長が来ないことに落ち込み過ぎて、明治の言ったことが後半聞こえていなかった。

「よしこれで丸く収まったね」

「もうそれはいいから……、はぁ」

元気はなくとも突っ込みは入れる。そうしないと話が前に進まないから。

「もういいわ。今日は帰るわ」

「あ、そうですかよっしゃ。時間遅いので気をつけてくださいね」

露骨に機嫌がよくなる秋大。それが表情にも言葉にも表れている。

「次会長のくる日を教えてよ。またそのときに来るわ」

「また来るの? うぜー、めんどくせー。2ヶ月待てって言ってるじゃん」

露骨に機嫌が悪くなる秋大。それが表情にも言葉にも表れている。



なかなか書きたいところに行けない……。


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