第14話〈天猫編・尻尾を掴む猫〉
我が家の猫が忠猫過ぎる問題!?〈天猫編〉
第14話〈天猫編・尻尾を掴む猫〉
亥東市で選挙活動が始まったとか(笑)。
とはいえ、あくまで丸尻尾猫派閥が管理する地域でのこと?
そんな狭い範囲で権力闘争をしたところで、所詮は井の中の蛙なのですが…
一方、拙者は久し振りに亥東漁港横の、社長殿の本拠地に脚を伸ばしてみました。
いや、まだ木刀は完成していないので(え)、本当は忙しい身の上なのですよ?
しかしシロン女さんが喧しいので(?)、やむなくやって来た次第です…。
『ニャニャ(やあ、白い魔王様の参上ですよ?)。』
はいはい、気絶させたプンプン丸を今日も今日とて二人羽織モードで登場してみました(笑)。
『シャ〜ミャ(…アンタって、相変わらずねぇ…はぁ)。』
『ニャニャ(お、シロン女さん、いきなり溜め息とか酷い対応ですね?せっかくの美人が台無しですよ!!)。』
そうは言ってもシロン女さん、今回は選挙で武蔵号の対抗馬として立つ為、それこそ忙しい身の上である。
のみならず、生命の危険もあるのですよ?拙者を睨んでいる場合ではありませんよ(え)。
『シャシャ(シシシッ(汗)、どうかその辺で…今回は白い魔王様に忠誠を誓いたいと申し出た者たちも連れて参りましたので…)。』
『ニャニャ(おお、社長殿もお久し振りですねっ!!)。』
少しばかりやつれた印象ですが、前生より眼光が鋭くなっています。
仕事が出来そうなオーラが全身から出てますよ(笑)。
あとは、灰色猫一族の族長のダン殿もおられますが…あれ?どうした事でしょう?
ゴン殿の父上から以前は感じなかった強者のオーラが出ています?というか、身体が一回り大きくなってませんか(え)。
『ニャニャ(ゴン殿の父上?どうも強くなりましたかな?一つ、殴り合いでもしましょうか(興奮)??)。』
『ジャフ(ひっ!?さ、さすがにそれは勘弁を!!まだワシも死にたくないので!!)。』
そんな大袈裟なぁ?しかしその急激なレベルUPの様は不穏な気配ですねぇ…
え?灰色猫一族は魔界の血を引く悪魔猫の末裔ですと?
悪魔猫!?何ですか、急なその後付け設定は??
『ニャニャ(はっ!?それでは、ゴン殿がいきなり魔王猫になって暴走したのわ!?)。』
『ジャフ(ガッハッハ。ワシら灰色猫一族は魔の力に耐性があるので、この魔猫モードは奥義ではあるけれども、それなりに使えるわけです?)。』
はいぃぃぃ??魔猫モードを飛び越えていきなり魔王猫になったからの大惨事であったと?
『ジャフ(白い魔王様、ご心配めさるな。今のゴンは精神的に落ち着いているので魔王猫になることはあり得ませんし、それより問題は…ボンの方でしてな(汗))。』
は?ボン?それってゴン殿の兄のバカ灰兄ですかな?
『ニャニャ(バカ灰兄の事なんてどうでも良いのですよ(断言)!!そんな事より、シロン女さんの身の安全の方が重要事項ですよ。そこの所はどうなっているんですか?)。』
『シャ〜ミャ(あら、アタシの事を心配するとか、一応は良心があるのね?)。』
シロン女さんは人のことをどういう目で見ているのですかな?
拙者、こう見えてもサムライ猫ですぞ(怒)。
と、そんなことを言い合いしながら、そろそろ拙者も明鏡止水モードで姿を消しておきましょうかな。
常時「空の極意」の併用で、そこに在って在らずな一体感ですが、どうでしょうか?
『シャシャ(シシシッ(汗)、白い魔王様!?)。』
『シャ〜ミャ(完全に消えたけど…ちゃんとプンプン丸が立っているって事は、そういう事なのよねぇ?)。』
『ジャフ(恐るべし…ガッハッハ(笑))。』
全く、皆さん、もうちょっと緊張感を持って欲しいですねぇ。
プンプン丸の手をヒラヒラとさせて、早く面会の者を連れて来るように促します(え)。
『ジャフ(ガッハッハ!!おい、灰頭、連れて来い!!)。』
『ニャビ(…へい)。』
お?ダン殿の影からニョキリと、灰色の猫が飛び出しましたね。
まあ、全盛期のゴン殿には遠く及びませんが(?)、なかなかの影化能力です。
確か灰色猫番衆の若手筆頭でしたかな?
そんな灰色猫に率いられて、ズラズラと入って来ました。
全部で4人ですが、少しだけ見覚えがありますね?
『ニャッコ(ま、丸尻尾愛好クラブの…みけみけです(汗)。お招き頂き、た、大変恐縮です!?)。』
お、報告に聞いていた選挙当確請負人ですかな?
何やら緊張しているようですが、この人物が今回の立役者です(?)。
三毛猫の雄って言うのも珍しいのですが、こうして秘密裏に離反者を集めたその手腕、なかなかにやり手ではありませんかな?
『シャ〜ミャ(みけみけさん。そんなに緊張なさらないで下さい。ここに集まった時点で、わたくし達は同志なのですから…)。』
へぇ…シロン女さんの口から「わたくし」とか(笑)。
思わず笑ってしまいました。
『シャ〜ミャ(チッ)。』
おい、シロン女さん!?舌打ちして睨むとか、キャラが崩れ始めてますよ!!
ちゃんとキャラを演じなさい(え)。
『シャシャ(シシシッ(汗)、では白い魔王様…みけみけの隣から、丸尻尾猫政治家組合の事務長、弥生号です)。』
『ニィギァ(お、おお、お初にお目に掛かりますわ!!)。』
おや?女性ですか?
なになに、あの武蔵号の妹ですと?
ほほう、諸悪の根源とまでは言いませんが、あの武蔵号にも理性的な身内がいたとは驚きましたね(笑)。
しかし見所がありますよ?
ちょっとだけプンプン丸の手を振っておきましょう。ピラピラと。
『ニィギァ(ははっ!!絶対の忠誠を誓いますわっ!!)。』
ちょっと大袈裟な…みんなドン引きしているので、社長殿に次を促します(汗)。
ほら、早くっ!!
『シャシャ(あ…次は、広報猫委員会の副委員長、等々力丸です。シシシッ)。 』
『シャシャッコ(と、ととと、等々力丸だぞ!!ぜぜぜ、絶対服従するんんだぞ!!)。』
こっちもこっちで、どんだけ恐怖心を植え付けたんでしょうか…
いやはや、流石にやり過ぎなのでは?とダン殿を問い詰めたい気分ですよ(怒)。
『ジャフ(あ、違うぞ!!これはあれだ…担当は天介殿ですから、天介殿のせいですぞ?ガッハッハ!!)。』
おいぃぃぃ!!!
たまたま今回は参加していなかった天介殿に全乗せですか!?あとでどうなっても拙者、助けませんからね?
『シャシャ(シシシッ(汗)。えっと、最後は猫政治管理委員会の…会長であるにゃん助の息子の…にゃん太くんです)。』
『ニャンチャ(オラ、にゃん太です!白い魔王様!!オラを子分にしてください!!)。』
おおっと、何やら熱い輩が来ましたね?しかしまだ子猫ですよ?
正直、面倒ですし、拙者の舎弟はイチの字たちだけで十分なのです。
拙者、プンプン丸の手を交差させて…NOを提示してみました。
『ニャンチャ(オラ、諦めないです!!認めてもらう為にも、どんな汚い手を使ってでも親父を貶め、地面に這いずらせ、丸尻尾猫派閥をぶち壊し、全てを白い魔王様に捧げる覚悟です!!)。』
『シャ〜ミャ(…えぇ、それはちょっと、わたくしもドン引きですわ(汗)。でも今更ですわね?)。』
『ジャフ(ガッハッハ!!その心意気や良し(笑)!!)。』
『シャシャ(シシシッ。まあ、ちょっと問題ありな子ですが(?)、白い魔王様とは相性は良さそうですね…)。』
おい、ちょっと待てぇ?
お前達、何を言っているんですかぁ(怒)。
しかし拙者の抗議も虚しく(?)、にゃん太は必要不可欠な人材?とのことで、白き魔王様を頂き奉る猫相互扶助会の一員として抜擢されました。
まあ、とりあえずは天助殿に丸投げして鍛えさせておけば良いでしょう?
◇ ◇ ◇
次の日、シロン女さんは御宮川の河岸遊歩道を歩いていました。
静かな夜です。
月が綺麗な夜空を見ながら、来たる選挙のことを考えていました?
その時、茂みがガサガサと揺れて、幾人かの野良猫が飛び出して来ました!?
危うし、シロン女さん(え)。
『シャ〜ミャ(まあ、あなた達は何者ですの??)。』
『『『死んでもらうぜ!!!』』』
有無を言わさぬ言動…そう、これは暗殺である?
囲まれたシロン女さんは、上手く怯えた振りをする。
シロン女ファンクラブが大喜びしそうなシチュエーションである(?)。
『シャ〜ミャ(だ、誰の差金ですの!?まさか、武蔵号の??)。』
『ジャジャンコ(ぐふふ…それを知る必要はないんだぞ!!)。』
しかしそう言う野良猫の姿には見覚えがある?
確か、広報猫委員会の部長の剛力丸である。怪力無双のムテキングを自称する実行部隊の隊長だ…
『シャ〜ミャ(チッ。釣れたのは三下ですか…)。』
またしても舌打ちするシロン女さん!?おい、キャラ設定を守れっ(怒)。
『シャ〜ミャ(…とはいえ、これで広報猫委員会に責任追求は出来ますわね?さて、どうしてあげましょうかしら(笑))。』
おお、すごい自信だね、シロン女さん?
『ジャジャンコ(なんだ、この勘違い女め!!命をもらうんだぞ!!かかれっ!!!)。』
まさに三下のセリフを吐く剛力丸。
そして一斉に襲い掛かる野良猫たち…
バコォォォ〜〜〜ン!!!
吹っ飛んだぁぁ!!!
『シャ〜ミャ(あらやだ?白豊に掛けてもらっていた猫聖陣ですわ。言った筈ですけど…わたくし、天使猫の末裔ですわよ?舐めていらっしゃるの?)。』
薄い光の膜を纏ったシロン女さんは、それはそれは神々しい色合いです(?)。
まさに聖女といった雰囲気で(笑)。
しかし白猫貴族のあの末っ子、なかなかに強力なバフ系を習得していた様子?
それなりには頑張っているようですねぇ。
『ジャジャンコォ(俺の拳がぁぁ(涙)!?撤退するんだぞぉ!!)。』
これに顔を青くした剛力丸は…見事に尻尾を捲って逃げ出しました。何たる無様!?
右手を負傷した程度で逃げ出すなどと、野良猫の矜持もありません(怒)。
正直、もう少し健闘して頂きたかったのですが、もう終わりですね。
もっとも、灰色猫番衆を始め、拙者の従属霊も配置済みです。
過剰戦力でしたが、シロン女さんを敵に回したらどうなることか?を良く知らしめねばなりません(え)。
まあ、襲撃の予定は等々力丸から事前にタレコミがありましたので(笑)。
だがしかし、やっと拙者の出番ですかな?
今夜は100%白い魔王様の衣装ですよ(笑)。
まな板の代わりに意馬心猿木刀を腰に差しています。イミテーション的な?
明鏡止水モードを使用していますが、所詮はただの野良猫。
背後からフンズと首筋を掴み上げ、握力だけで締め上げます…
『ジャジャンコォォ(ぐげげげげぇぇぇ。!!??)。』
え?あっさりと気絶?
どこら辺がムテキングなのですか?不死身のプンプン丸の代わりにもなりそうに無いですねぇ…
ともあれ、戦犯は確保しました(え)。
手下たちも後でダン殿に言って回収させておきましょう(笑)。
〈…続く〉
◆ ◆ ◆
クウ君♂
種族〈チンチラシルバー種・霊合種〉
階級〈血統書付き〉
カテゴリー〈2.6+〉
戦闘力 27
防御力 26
生命力 27
回避値 28
知能値 13+〈18〉
器用値 28
魔力値 100+〈500〉
風属性 26
戦技
奥義「猫鎌切り裂きの刑」
秘技「猫尻尾グルグル巻きの刑」
固有戦技
「明鏡止水モード〈絶〉」
「泰然自若モード〈壊〉」
「意馬心猿モード〈震〉」
「琴心剣担モード」
「空の極意60%」
固有戦技
猫霊剣Level 2
「撫で斬り」
「短冊斬り」
「銀杏斬り」
「十字架斬り」
「乱斬り〈八刃〉」
「意馬心猿地雷〈10〉」
「意馬心猿機雷〈1〉」
「二刀流〈重ね〉」
固有能力
猫の霊眼
天狐の魂「8」
七罪補正効果〈開闢級〉
trigger〈繰り返す〉
八幡の神使の加護
猫闘気・猫霊力「統合丹田〈180%〉」
「闘気走り」「闘気当て」「闘気剛力」
能力
猫目 侍猫 勇気 忠誠 初志貫徹 繰り返し 木刀 闘気 従属霊 二刀流
従属霊
にゃご彦〈赤い暴風〉
松蔵〈黒蛇〉
河童〈御宮川の主〉
入れ歯〈大口妖怪〉
鴉天狗〈侘証文の天狗〉
豊原〈まな板の海馬〉
称号
白い魔王様
無双のサムライ猫
装備
猫の首輪・子猫用(ピンク色)〈首輪〉
属性:プラスチックLV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
鈴付き
耐久値:10
護符袋・改〈道具〉
属性:鏡の霊質LV120〈変異兵装級〉
付与効果:無限収納+「八幡神社の玉砂利×50」「簡易・意馬心猿木刀×30」「熊田神社の枝×20」「師匠の羽根×3」「八雲の蜘蛛糸」「祖母様の霊糸」「御神木の枝の木屑」
隠り世空間+「従属霊収納・霊力回復+魂安寧+無限領域」
お洒落仕様+
腰留め紐〈霊力護符〉
耐久値:200
白い魔王の衣装Vr2〈服〉
属性:鏡の霊質LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:霊質強化・霊力補正
お洒落仕様レース模様〈威厳度10%UP〉
フード頭巾〈隠蔽効果+法力・守護膜〉
マフラー〈霊力・バイタル調整++〉
手袋〈霊力循環補正++〉
耐久値:120
白い魔王の長靴〈服〉
属性:八雲の雲糸LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:闘気補正効果〈集中〉
お洒落仕様+
闘気走り強化0.5%
耐久値:100
木刀「南無八幡」〈刀〉
属性:結界種 LV300〈秘跡武具級〉
付与効果:結界生成〈超次元存在(永続性(ウル=スェラ))+〉
物理特性〈闘気〉50%増幅
斬撃特化〈物理・霊的攻撃力50%上昇〉
悪霊退散〈聖属性〉
背負い紐〈霊力護符〉
握り布〈複合強化・闘気40%霊力40%〉
耐久値:500
簡易・意馬心猿木刀(NEW)
属性:擬似神木LV70〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
霊力充填〈意馬心猿モード〉
意猫心猿剣「剣技10%UP」
耐久値:140




