学園探索(10)
こんにちは~(*'▽')
小学生の頃「自分が人生の主人公なんだよ」と道徳の授業で教わり、授業中に何故か椅子の上に立って先生に怒られた事がある狐野葉です!
勿論、この話は小説とは関係ありませんよ
それではどうぞ~(^^♪
ホールの天井に固定されていた通路は、ラボメンの手により今にも崩れようとしていた。
…計画通りに事が進むなんてことは現実でもゲームでも中々できる芸当ではない。
その計画を進めるのが天才だったとしても例外ではない。
今までおぎゃるの指示に従い、きつい状況になりながらも計画通りに進めていた。
だが、ここまできたところで問題は発生する。
ラボメンが作った簡易シェルターの中は、ゾンビの血の匂いで充満していた。
シェルター…中に居れば外部からの衝撃を防ぐ事ができる建造物。
そんなシェルター内でラボメンの血が噴き出す。
“ドス”
お「え?」
おぎゃるがラボメンに語ろうとした瞬間、おぎゃるの横で肉を切る音がすると同時に顔に鮮血が飛んでくる。
おぎゃるは頭が真っ白になりそうになるが、かろうじて自分の意志を保ち血の飛んできた方向に慌てて顔を向ける。
そこにあった光景――
葵が抜き身の刀…『妖刀村正』を龍の腹部に突き刺していた。
刃が刺さったところからは、武器の能力のせいか血が勢いよく吹き出している。
そして、葵は刀を引き抜くと同時に龍が地面に倒れる。
紅「う、嘘…」
う「みけ!僕の後ろに!」
葵?「わ、たしが…ヴぃんな…まも………れ?ちがぶっ!?」
黒「ふっざけんなああああああ!!!」
葵が何かを呟く中、走ってきた黒に顔をぶん殴られ、シェルターの一部を壊して吹っ飛ぶ。
しかし葵は黒が殴る瞬間に自ら後ろに飛び衝撃を弱めたようだった。
葵は四つん這いで獣のような体制で着地し立ち上がる。
葵はシェルターの壊れた一部から中にいるラボメンを静かに眺める。
そして――
葵?「なぜ…なぜなぜなぜなぜ!?ころざなきゃ!ころざなきゃ!まもらなきゃ!」
人間とは思えない化け物じみた速さでこっちに走ってくる。
多「狂ってやがる!」
未「急にどうして!?」
ソ「兎に角抑えんぞ!」
多々羅は葵の足に銃口を向け連射射撃を開始する。
しかし弾が見えているのか、葵はそれを難なく回避し、すぐにシェルター内に乗り込んで来る。
だが葵が乗り込んで来た瞬間にソル・ガレンが鉄の棒で葵に振りかぶる。
それはソル・ガレンによる完璧ともいえる奇襲ではあったが、葵はそれを『妖刀村正』で受け止める。
ソ「第六感って奴か…それでも少し力を込めてたんだけど、な!」
ソル・ガレンは葵の腹部に足を振るうが、葵はそれを上に飛んで回避する。
と同時にソル・ガレンの側頭部に踵で蹴りを放つ。
ソル・ガレンはその蹴りを片手で受け止めしゃがみ込む。
そしてソル・ガレンが伏せた瞬間に、死角となって見えなかったリュカが葵の手を掴み、関節を曲げて動きを止めようとする。
が、関節曲げるために葵を倒そうとした瞬間、葵の顔を見てリュカの動きが止まる。
葵の片目は黒く染まり、そして何より悲しそうに泣いていたのだ。
葵はその隙にリュカの手を無理やり振り解き、シェルターの外に退避する。
だが…
リュ「そっちは駄目だ!」
「「があああああああああああ!!!」」
葵が退避した場所には無数のゾンビが戻って来ていた。
ゾンビは葵を掴み腕、足などを捕食し始める。
無数のゾンビに掴まれ、衣類が破けていき綺麗な肌が露わになるが、その瞬間に赤く染まっていく。
葵は捕食されながらも必死に抵抗し叫び続ける。
葵?「があああああああああああ!!!わたじはああああああ!!!みんなをまもるんだあああああああ!!!ころざなきゃいけないのおおおおお!!!!!ソ――」
“ガキン!!!”
その瞬間、天井の方からかなり大きな音で金具が外れる音が響く。
ラボメンはホールの中心の天井を見ると、耐えきれなくなっていた通路が落下し始めていた。
お「みんな伏せろ!」
ラボメン全員は(みけはうけに庇われる形で)おぎゃるの声に瞬時に反応し床に伏せる。
瞬間、ホールの中央で硬いもの同士が激しくぶつかり合う音が響く。
その音はホールという密閉空間のせいで、耳を塞いでいたとしても痛くなる程大きく激しい音だ。
更に轟音と共に爆風やゾンビの肉片、床の破片などが吹っ飛んでくるため、離れていたとしても立っているのは無理だろう。
そんな激しい音が数秒後に収まり辺りが静かにな――
“カチン”
そんな音に反応しラボメンが顔を上げると、ホールの中央付近に一つの人影があった。
その姿は土煙などで認識できないが、それはこっちにゆっくりと近づいてくる。
そして煙から出てきた人物は…『妖刀村正』を右手で杖のように使いながら歩いてくる葵だった。
葵の左腕の肉はかなりゾンビに捕食され、上半身の服はすでに付けてないと言ってもおかしくない程ボロボロになり、腹部や胸部の肉が少し食われていた。
更に履いていたスカートはすでに無く、右の太ももに通路の部品であったと思われる鉄の棒が貫通して突き刺さっている。
葵はそんな状態になりながらもこっちに少しずつ近づき呟いている。
葵?「みん、な…まも、ら…なきゃ……みんな、た、たずけ…るの……」
ラボメンはそんな言葉を静かに聞きながら苦痛の顔になる。
今の葵を見る限り、いつの間にシステムに体を乗っ取られてしまったのだと判断できる。
しかしそれはいつなのか、またどうしてそうなってしまったのか…こんな状況を回避する事はできなかったのか…。
葵の痛ましい姿を見るたびに悲観的になってしまう。
おぎゃるは自分の開発したもののせいでここに居るのだと理解している。
ラボメンは「そんな事ない」と言うが、おぎゃる自身はそれに納得できなかった。
それでも、ここでまた自分が悲観的になってラボメンに慰められるのは皆の足を引っ張ることだと自分を叱咤する。
おぎゃるは自身の気持ちを抑え、ホールの中央に退路ができてないか目を凝らす。
……………気づくのが遅すぎた
おぎゃるはそこを見た瞬間にそう思う。
ホールの中央はまだ薄く煙が残っており視界があまり通らないが、おぎゃるの観察眼は最悪なものを視界に捉えた。
ホール中央には穴が開いてはいなかった。
しかし最悪の問題はそこではない……小さい火が吹き出していたことだ。
火が噴き出している真下は、今にも崩れそうな大きい罅ができていた。
そしてその罅に煙が少し吸い込まれていたのだ。
『バックドラフト―フラッシュオーバー』
それは火災時に、燃焼により酸素が欠乏した室内に、一気に酸素が流れ込み部屋の外側に向かって炎が爆発的に広がる現象。
おぎゃるの視界に映った時には炎が爆発寸前の時だった。
おぎゃるの目には後悔の念で涙が出始めるが、それでも大好きなラボメンに伝えなければと思い空気を吸うのも忘れて叫ぶ。
お「伏――」
“ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!”
おぎゃるが警告する瞬間、ホールの中央から巨大な炎が上がりラボメン全員が一瞬にして飲み込まれる。
葵が謎のゾンビ化!?そんな彼女は相反する事を叫び続ける。何を伝えようとしていたのか!?
更に主人公達は爆発に巻き込まれてしまい、次回からどうなってしまうのか!?
(狐)えーと…次回の展開が楽しみですね~(;'∀')
(??)誰が無事なんだろうな( ̄д ̄)
(AI)読者の皆様こんにちは、AIと申します、今回もよろしくお願いします…
(狐)自己紹介はもうやらなくて――
(AI)ラボメンの皆様が無事じゃなかった場合、次回は『狐野葉様を吊るし上げる回』になります
(狐)ちょ!?何さらっと怖い事言ってんの!?そんな回にはならないからねΣ(゜Д゜)!?
(??)話の展開はきちんと進めていく事を読者は望んでると思うぞ
(AI)……了知しました、そして??さん…読者様です
(??)あ、はい…すみません(…何なんだよこいつうううう!?)
(狐)数少ない出番をAIに取られないy…ゴホン!数少ない私達の場も楽しんでもらえるよう三人で頑張ります(;'∀')
それでは、今後ともごひいきに!




