表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雪夜の魔法  作者: 桃姫
黒の魔法――The night darkness deepens more and more――
49/51

49話:【輪廻】

 終わりは始まり、いつしか、そんなことを、師匠に言われた。

 いつか終わる幻想と、終わらせたくない欲望を持つのが、人間。でも、終わりは始まり。だから、終わらせる勇気を持つことで、人は、力を手に出来る。


 突如、目の前が歪む。俺は、あまりの眩しさに目を細めた。

「九重、か」

 【黒減】が呟く。

「どうも~、三縞九重っすぅ~」

 随分とテンションの高い女だ。

「ようこそ、【輪廻のセカイ】へ!」

 【輪廻のセカイ】?

「と、言うわけで、あんたには、世界の主軸を廻す権利が降りた。そういうことだから、いつまで遡りたい?」

 遡る?

 ……!そうか、輪廻とは、そういうことか。つまりは、俺は、世界を巻き戻る権利を得たわけか。

「ただし、龍輝と私、そこに居る【炎魔】と【雷帝】。あと、みんみんにやられたスピナリアは、因果の修正の所為で連れて行くことになるけどね」

 分かった。そうだとしたら、俺が、遡らなくていけないのは、あの頃に、決まっている。

 眩い光と共に、このセカイが塗り変った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ