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俺は世界をハックする!  作者: 黄金餅
Hello, World.
4/4

⒋【ハック】

書けば書くほど新しい設定を思いついてしまって結構脱線が多くなりますがご容赦を

『それでは、2つ目の目標について説明しようと思います』


『ハッカー。その本職はなんですか?』


(ハッキング?)


『そうです。あなたには、ハッキングをしてもらいたいのです。これが第2の目標になります』


(ハッキングって、具体的に何を?)


『それを説明するにあたって、1つだけ質問をさせていただきます。よろしいでしょうか?』


(え?まあ別にいいけど)


『感謝します。それでは質問です。「あなたはこの〝ハッキング〟と言う力を(もっ)て、何をしたいですか?」』


(えっと……いや、でもまだハッキングがどんな力かも分からないし……)


『………それもそうですね。それでは、一旦ギフト「ハッカー」のスキル解説といきましょうか』


(え!?いいの?よっしゃぁっ!!)


ついに、ついに、ハッキングができるのか?嬉しすぎるぜシェルさんよォ!!いや待て、一旦落ち着こう。しっかり解説を脳内最重要機密(しっかり)ォルダに保存し(覚えとか)なきゃいけないんだから。


『聞く用意はいいですか?それでは解説します。まず、【ハック】と念じてください』


(は、【ハック】)


その瞬間、俺の目の前にヴンッと青っぽいウィンドウが現れる。謎のコードが画面に走り、次いで画面に「[SYSTEM] : 初めてのアクセスを確認。世界システムを書き換える準備が整いました」と言う文言が表示される。そして、画面が切り替わり、それは多彩な情報を表す、整理され簡潔になった画面が。それも2つ。


(お、おぉ……これが、俺のメインウェポン(パソコン)……)


それは、大雑把に言えばこんな画面だ。


──────────────────────────────────

[ ■ ROOT_TERMINAL // HACK_MODE ] [ USER: LV_01 ]

──────────────────────────────────

[ STATUS ] ──────────────────────

HP:100%

MP:100%


[ SKILLS ] ──────────────────────

 [ HACK_SYSTEM ] ─────────────────

  ▷ [コピー&ペースト.exe]      [ REQUIRED ]

 [ REQUIRED ] ───────────────────

  ▷ [ REQUIRED ]

[ SYSTEM_LOG ] ───────────────────

 ▶ システム【ハッカー】メインカーネル 正常に起動

 ▶ 世界(サーバー)への接続:安定

 ▶ 現在の操作可能対象::未指定(TARGET is NULL)

[ CODE ] ──────────────────────

 $ ST@R7_H4CK1NG_TH3_W0RLD _

───────────────────────────────────


『うーん…パソコンとは違うんですが……まあいいでしょう。色々見てみてください』


かっこいいなー、やっぱこう言うのって憧れるよね。


(うーん、素晴らしい)


『それは何よりです。次に、【展開(オープン)】と念じてみてください。今の所、これ単体ではなんの動作も行えません』


(【展開(オープン)】)


またもや、新しいウィンドウが展開される。というか展開と言ったんだから当たり前かもしれないが。


───────────────────────────────────

[ ■ SUB_SYSTEM ]

───────────────────────────────────

[ SKILLS ] ──────────────────────

 [ DATA_RESEARCH ] ────────────────

  ▶ [情報検索.exe]

  ▶ [解析(アナライズ).exe]

  ▷ [ REQUIRED ]

 [ SYSTEM_MANAGEMENT ] ─────────────

  ▶ [情報整理.exe]

  ▷ [ REQUIRED ]

 [ REQUIRED ] ───────────────────

  ▷ [ REQUIRED ]

 [ REQUIRED ] ───────────────────

  ▷ [ REQUIRED ] 

[ REQUIRED ] ────────────────────

  ▷ [ REQUIRED ]

───────────────────────────────────


(おお、2つウィンドウがあるっていいな。なんかかっこいい。ゆくゆくは大量のウィンドウを瞬時に捌く、みたいなこともできるのか?)


『はい、成長次第では可能です。それでは、使い方を教えていきたいと思います。まず、【ハック】にある〈コピー&ペースト〉は、先にその物体の構造を把握する必要があります。では問題。その物体の構造を把握するために使える、【展開(オープン)】の中のどのスキルを利用すれば良いでしょうか』


(こんなの簡単だね。解析(アナライズ)でしょ?)


『はい、正解です。この〈解析(アナライズ)〉を使い、その物体の構造を理解した上で初めて、〈コピー&ペースト〉などが使えます。それでは、そうですね、こちらでいいでしょうか』



そう言ったシェルの手元には、「魔法大全:初級・中級」と書かれた本と、「古代神話物語」と書かれた本が浮かんでいた。


(いやなんで浮かんでんの?)


『魔力操作です。これにより、ホログラムである私でも何かに触れているように見せることができますし、こうやって物を浮かべたり、遠くにあるものを動かしたりできます』


(魔力って便利……あれ?でもそれってマナとは違うの?)


『マナは何にでも変化できる物ですが、この「魔力」は新しく作られた「魔法」専用のマナですね』


おうおう、めちゃめちゃ役立ってるじゃねえかバグ。


『一旦それは置いておきます。これは魔法大全:初級・中級、それと古代神話物語です。あの女神からも言われたかと思いますが、あなたの表のギフトはハッカーではなく、レアギフト〈魔導士〉です。ですから、魔法の知識が載っている本を【解析】するのはとても合理的なのです。また、この古代神話物語は、最低限知っておいてほしい知識となりますのでお願いします。訂正すべきところもありますので。この〈ハッカー〉というギフトを運用するにおいて、非常に重要です』


(というかそもそも、ギフトって何?一応前世でラノベとかで読んだけど、定義が違ったら困るし。説明求む)


『はい、説明します。まず、「ギフト」とはいわゆる「ギフトに関するスキルの詰め合わせパック」みたいなものです。例えば、ノーマルギフトの〈魔法使い〉であるなら、生活魔法や一般魔法のスキルが入っていますね。ですから、ギフト自体に何か効果がある、というよりかは、RPGなどのゲームでジョブを選んだ際に初期スキルを付与されるのと同じ物だとお考えください』


(なるほど……じゃあさ、俺みたいに段々使えるスキルが増えていくの?)


『いえ、それは主に、伝説級(レジェンダリー)ギフト、神話級(ミソロジー)ギフトのみになります。例外もあるにはあるのですが、大抵の場合はそのポテンシャルに気づかれずに一生を終えてしまいますからね』


(えーと、つまり?)


『ハズレギフト、と呼ばれる物です。あなたの元いた世界にも、「ハズレギフトが実は最強スキルだった!」みたいな物語はかなりの数存在しています。それが、この世界で「ハズレギフト」と呼ばれるものの大半に当てはまります。当てはまらないものは、単純にその者がスキルを与えるに値しない、と判断された場合ですね。まあしっかりと改心さえすれば、そのうちそのギフトも素晴らしいものに変わるのでしょうが』


(え、すげー。じゃあハッキングで全員の思考を変えて、今まで「ハズレギフト」って言ってきたのは全部すごいポテンシャルを持っている、って刷り込めば人類はすごいことになるんじゃないの?)


『それがしたいならば、まずはこのスキルを育てなければどうにもなりません。一応、【ハック】の画面にコードを打ち込む場所はありますが、今打ったところで力が足りずに何も起こらないか、起こったとしてもすぐに修正されるのがオチです』


(じゃあとにかく〈ハッカー〉の使い方を教えてくれ!)


『それでは、この二つの本に向かって、【解析】を使用してみてください。頭の中で念じるか、その「▶ [解析(アナライズ).exe]」のところをタップし、出てきた画面から【解析】を選択してください。あと、コードを打ってみたいなら「analyze.target“魔法大全:初級・中級” “古代神話物語”」と入力してください。今のスキル一覧に載っているものでしたらコード入力が可能ですので』


(えーと、analyze.target“魔法大全:初級・中級” “古代神話物語”、と)


『迷いなく入力しますね……』


(そりゃね。一度は憧れるもんなんだ、それをやっていいって言われてやらないんじゃ男が廃れるってもんよ)


『なぜ自信満々なのか……処理を中止……それでは、打ち込んだコードを実行してください。もう一度エンターキーを押していただければいいですので』


(よーし、人生初のスキル発動だっ!)


ターンッ!


実際には違うのだろうが、そんな音が鳴った気がした。そして、新しくウィンドウが展開され、メインのウィンドウにログが流れる。


[ SYSTEM_LOG ] ───────────────────────────

 ▶ ターゲット:『魔法大全:初級・中級』の解析アナライズを開始します

 ▶ スキャン中…… [━━━━━━━━━━] 100%

 ▶ 解析完了:[Data:魔法大全:初級・中級]

 ▶ ターゲット:『古代神話物語』の解析アナライズを開始します

 ▶ スキャン中…… [━━━━━━━━━━] 100%

 ▶ 解析完了:[Data:古代神話物語]

 ▶︎接続完了

 ▶︎同期完了:【情報検索】に「魔法大全:初級・中級」「古代神話物語」のデ

  ータを追加

 ▶︎同期:【情報整理】内に上記のデータをダウンロード……

 ▶︎完了:[━━━━━━━━━━] 100%

 ▶︎同期完了:【情報整理】内に上記のデータをダウンロード完了

$は、ドルじゃなくて「コードを打ち込んでください」って言う記号です

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