1⒉そろそろろくさいになるよ!
最近更新できなかったのは本当に申し訳ございませんでした、サボり癖がつかないように気をつけます
俺はフィリス・メトリオ(5)。毎日のように【解析】しまくっていたら、いつの間にか5歳になってしまっていた。しかも、明後日は6歳の誕生日。全くもって、年月が経つのは早いものである。
ギフトのレベルは9で、あと少しでレベル10に到達するところだ。
今の所、5レベル以降に獲得できたスキルは1つもない。いや、こういうのって普通レベルアップするごとに一個くらいはスキル獲得できるはずだろうに、ケチなギフトである。ちなみに、このことをシェルにぼやいたら「贅沢なことを言うな」と怒られました。おに!あくま!どケチ!
また、完全に喋ることもできるようになった。やっぱり喋れるって偉大なんだなーと思った今日この頃。
今日この頃といえば、悩みとしては明後日の誕生日。例年通りなら、普通に家族と使用人のみで祝うのが普通なのだが、今回は少し勝手が違う。この世界では、6歳になるとギフト鑑定式があるのだ。
ギフト鑑定式とは、読んで字の如く、その身に賜った「祝福」を鑑定、つまり確認する日。そのあと、俺のお披露目式が行われる予定だ。ここで、もしギフトがノーマルなどだったら大問題。貴族の威信にかけても、なんとしてでもレアギフトは賜らなければいけない。
ただまぁ、俺のギフトはおそらく、というか確定で「魔導士」であるため安心である。全然説明はしてくれなかったけどそこだけは感謝だな、うんうん。
っと、ここで気になっていることが1つ。
(なぁシェル、ギフトのランクについて具体的に教えて欲しいんだけど)
『解説します。ギフトの詳細についてはかなり昔説明しましたが、ランクについてはしていませんでしたね。まず、ギフトのランクには「一般」、「希少」、「英雄級」、「伝説級」、「神話級」の五段階が存在します。ちなみにですが、人間界の中では役に立たないと判断したものは総じて「ハズレギフト」と呼ばれます。ただ、その大半がかなり有用なものになりますので、本当に人間は愚かですね、という結論になるのです』
(いや、その、うん。確かに人間って業が深いね……)
ここのところ人間の愚かさを思い知らされてばかりな毎日です……いやいや、気持ちを切り替えていかないとな、うん。
『あとは、どこにどのギフトが分けられるのか紹介します。
一般ギフトには、剣士、魔法使い、戦士、重戦士、弓使い、格闘家、家政婦、執事、鍛冶師、商人、農夫、料理人、盗賊、槍使い、運び屋、木こりなどが含まれます。
希少ギフトには、騎士、魔導士、射手、呪術師、暗殺者、錬金術師、神官、召喚士などが含まれます。
英雄級ギフトには、大魔導士、拳王、聖女、聖騎士、暗黒騎士、龍騎士、天弓騎士などが含まれます。
伝説級ギフトには、勇者、賢者、剣聖、魔王、神弓などが含まれます。また、例外として「超越者」というギフトも含まれますね。ただこれはかなり特殊ですし、勇者なども広い目で見たらこの部類に含まれるかもしれません。
神話級ギフトには、──、──、──、──などが含まれます。
と、このようなところでしょうか。主に、人間に「ハズレ」扱いされるギフトは伝説級以上であることが多かったですね。考えたらわかるでしょうに、強いギフトは一点特化しているかも知れないことを。ただ、人間がしたクラス分けはかなり正確と言えるでしょう』
(なるほど……ちなみにハッカーは?)
『え?もちろん神話級ですよ?』
なんか、逆にそれ以外何があるんです?みたいな感じで言われるとこっちが間違ってるみたいな気分になるけど、大丈夫だよな、間違ってないよな!?万に一つの可能性で、もしかしたら、ありえないけども、そうかもしれないとは思ったけども、あって伝説級かなって思ってた純粋(?)な俺の心を返して!?
一旦落ち着こう。ひっひっふー、ひっひっふー。いやこれ違うやつか。
そんな脳内コントを繰り広げていると、シェルの目線が刺さる。
(お?なんだよ、文句あんのかよ。あるなら真正面から言ってみろや)
『怖っ。急にどうされたのでしょうか。病気なのでは……いやもう末期………』
シェルが何やらぶつぶつと言っているが、およそ不名誉な話題であることは分かりきっているためもう無反応を貫き通すことにした。どうせ何か言っても言い負かされるだけだし。
◇◇◇
翌日。父親に呼ばれたため、俺は父の業務用の部屋に赴いた。
ギイ、と、防犯のためわざと音が鳴るようにされた扉をゆっくりとあけ、父の机の前に立つ。
「お呼びでしょうか、父上」
「うむ。明日はお前の鑑定式だが……特注で衣装を用意した。それの寸法合わせと、あとは儀礼やその他諸々の確認だ」
「分かりました」
「まずは……出せ」
そう父が言うと、使用人が1人、俺が入ってきた扉とは違う扉から、衣装のかかったラックを持ってくる。
そこにかかっていた衣服は、まぁなんとも高級そうな、ただ豪勢すぎない、落ち着いた印象を受ける一着だった。
黒を基調とした、少しゆとりのある服。羽織は燕尾服のような感じで、全体的に白系の色が刺繍されている。そして家紋が金色の刺繍で刻まれている。
ちなみに、メトリオ家の家紋は天秤である。ちなみに、天秤には特に何も載っていない。
「これ以降、これがお前の正式な服となる。覚えておくように」
「分かりました」
「次に、鑑定式での作法の話だ。まず大前提として、決して鑑定官に無礼がないように。神官などが相手でもそうだが、聖職者と接するときは己の身分など意味をなさないものと思え」
「はい」
「他の諸々は基本的な作法と同じだが、一つだけ。絶対に、神を貶めるような発言は慎め。神そのものを侮辱するような言葉は以ての外だが、神に誓って、などという言葉も言うな。あるいは、この家が絶やされるような事態にあるかもしれんのだ。気をつけて、無礼の無いように」
「はい」
「以上だ。下がれ」
「失礼しました」
「うむ」
ギィ、と音のなる扉をゆっくり閉め、緊張が解けたことから大きく息を吐く。ああもちろん、聞こえないように少し離れたところで、だ。
いやぁ、それにしても親子にしては堅苦しすぎないかなぁ。いや、先ほどのは「親と子」ではなく「領主と其の家来」的な関係だったからこその雰囲気だったのだが。
ちなみに私生活に関しては、それはもう甘い甘い。赤ちゃんだった時のように可愛がられております。
そうして自室へと入り、諸々の作業を終わらせることとする。
「シェル」
『はい』
(確かさ、偽装ってスキルあったよな?)
『はい。レベル3の時に入手しています』
(それってさ、ステータスとか偽装できる?)
『可能ですね。そもそもこのスキルはこのような状況のために用意されたのが4割くらいありますし』
(じゃあ、今のうちにレベルとか魔法属性とか考えた方がいいよな?)
『同意します。レベルと魔法属性、およびステータスは現在のままで放置しておくとかなりまずいかと』
(だよなぁ。よーし、じゃあ気合い入れてやってくかーっ!!)
※修正前
名前:フィリス・メトリオ
種族:人間種
ギフト:ハッカー 魔導士
LV:5
HP:35
MP:35
STR:20
AGI:25
VIT:20
INT:40
MND:40
DEX:35
LUK :30
適性:火、水、風、土、無、光、闇
称号:カナノス王国メトリオ辺境伯家次男
スキル:無し
(うーん、ステータスは13〜16くらいで、ちょっといい感じにするのでいいんだけど、属性は何を残そうかなぁ……)
『まず大前提、光と闇は消してください。特別な属性ですので』
(りょーかい)
えーと、こうすればいいのかな?あ、消えた。
『次に、他の属性ですが。3つほど残しておけばいいかと。それとも神童と言われ持て囃されたいですか?ただ、3つでも異常ですが』
(アッ、ミッツデイイデース)
『それでは何を残しますか?属性では、火と土のように、だいたい混ぜ合わせたらどうなるか想像できる属性同士にするか、火と水のように相反するもの同士の方が威力や効果が上がります』
(じゃあこの場合一番良さげなのはやっぱし火と水?)
『そうなるかと。流石に光と闇はまずいので。あとは無難、というかもっとも適性人口が多い無属性がいいと思われます』
おっけ、そうと決まればここをこうして、そこをそうして、と。
※修正後
名前:フィリス・メトリオ
種族:人間種
ギフト:魔導士
LV:1
HP:15
MP:16
STR:13
AGI:14
VIT:15
INT:15
MND:15
DEX:14
LUK :13
適性:火、水、無
称号:カナノス王国メトリオ辺境伯家次男
スキル:無し
(かんせーっ!!これで大丈夫になったぜ)
『及第点、ですかね』
おお、なかなかの辛口評価。別に自分でも思うところがないわけじゃないけどさ。
シェルとの会話は、周りに聞かれないように今も、というかこれからずっと心の中でのモノになると思います。未来の黄金餅が変なことをしなければ。
ちなみにシェルを声に出して読んだのは単にかっこいいからです、そりゃ主人公にも作者の厨二病は伝染してるわけで
家紋については後々変わるかもです。まぁこれも未来の黄金餅にかかっています。
あと大変申し訳ないんですが第7話のステータスの中の、魔法属性とスキルに関する部分に結構な変更を入れておりますゆえご了承ください




