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異世界チャンス〜元ニートからの逆転〜  作者: 怪人バカンス


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第1話 さよなら前世

「あっちぃな」


40歳で非モテの童貞ニートの俺は夏の猛暑日に外を歩いていた。


そう、新作ゲームを買うためだ。


今日も堂々と親の金で平日の昼間からゲームをするのだ。


俺は約20年ほど引きこもりだ。


なぜ引きこもりになったかって?


簡単な話だ。


俺には小中高と学生時代に友達がいなかった。


そしていつもクラスの輪にも入れずボッチになった。


気づけば俺は引きこもりになった。


そうして俺は無事、社会の底辺のニートへとなったのだ。


「さあて、今日中にクリアしようかな」


俺がそうこう考えているときだった。



「どけ!ぶっ殺すぞ!」


目出し帽を被ったいかにも強盗らしき男が俺に向かって突っ込んできた。


そして1人で走っているということは、おそらく単独犯だろう。


普通なら避けるだろうが俺は何年も運動をしていないし、もともと反射神経も悪いデブだ。


避けれるはずがない。


「グサッ!」


そんな音が間近で聞こえ腹を見ると、強盗は俺の腹にナイフを刺していた。


「よっ避けねぇお前が悪いんだからな!」


そう叫び強盗は逃げていった。


どうやら買ったばかりのゲームは出来なさそうだ。


それどころか死ぬかもしれない。


周りの見物客はスマホを片手に写真を取っているやつや必死に救急車を呼んでいるものもいる。


だがおそらく救急車が来る頃には俺は助からないだろう。


俺は大量の血を腹から出していた。


おそらく助からない。


自分でも分かる。


ただ願うなら良くラノベで見る異世界転生をしてみたい。


このつまらなん人生からおさらばして、来世で魔法使いとかになってみたいものだ。


「ああ、俺死ぬな」


そうつぶやき、周りの視界がだんだん霞んでいった。


ただ異世界転生なんて所詮は作り話だ。


あるわけがない。









「おい、そこのデブ!」

なんだ?俺に何か用か?


ただ俺は死んだ。


つまりここは天国なのだろう。


「お前の想像の通りここは天国と地獄の間。」


俺は目を開けた。


周りは真っ白の空間で上も下もないようなところだった。


だが眼の前には大きな椅子があり、そこには眼の前には若くて強そうな男が座っていた。


「あんたは、、、」


「俺は死んだものが天国に行くか地獄に行くかを決める者」


「つまり俺は死んだということか」


やはり助からなかった。


だが悔いはない。


もともと終わってるような人生だ。


「そうお前は死んだ」


「御託はいらん。とっとと俺がどっちに行くのか決めてくれ」


「まあ、そう焦るな」


「何だよ。俺のニート人生を嘲笑うのか?」


「違う。俺はここから常に外界、つまりお前たちの世界を観察している」


こいつは暇なのか?


そう疑問に思ったがまあ死んだ今となってはどうでも良い。


「そこでだ。俺はお前を見つけた。お前はいつも何不自由ない生活を送っているが自分に不満がある。そしていつも1人だ。正直言って俺は今とてもお前に興味がある」


「結局、お前も俺を嘲笑うのかよ!」


死ぬ前も今も変わらないようだ。


俺は生前の学生時代もいつも陰で笑われていた。


「あいつ、きも」


「デブのアニオタとか生理的に無理」


そんな言葉は日常茶飯事だ。


ひどいときはヤンキーたちの遊び道具になっていた。


「おいデブ!ちょっとトイレ行こうぜー」


「やめとけってw」


「なっ何だよ!」


「は?何調子乗ってんの?あんま舐めてっと殺すぞ」


俺はこんなことを当たり前だと思って生きてきた。


そしてニートになった。


「それは悪かったね。生前の嫌なことまで思い出させてしまって」


「てか、何で勝手に俺の思考を読んでるんだよ」


「ああ、これは神が使える能力と言ったところかな」


こいつの前では何を考えていてもバレバレのようだ。


「そうそう、本題に戻ろう。そんな君に提案がある」


「何だよ?」


「君、転生しないかい?」


嘘だろ?転生なんて本当にできるのか?


俺はとても困惑をした。


あのラノベだけの世界だと思っていた、転生が本当にできるとは思っていなかったからだ。


「ちなみに何で俺なんだ?」


「理由は単純だよ。君が転生したらどうなるのか気になるだけだよ」


「私情じゃねえか」


「俺は別に良いんだよ。君が転生してもしなくても。それは君の自由だ」


「わかった。やってやるよ」


そう言うと神はにっこり笑みを浮かべた。


「じゃあ異世界ライフ頑張ってね〜」








「おぎゃーおぎゃー」


ん?


俺は目を開けた。


「元気の子だよ。シムナ!」


「本当?良かったわ」


俺の眼の前にはいかにもTHEリア充の若い男女2人が居た。


そして体重80キロの俺を軽々と男が持ち上げていた。


俺は少し前のことを思い出した。


そういえば俺は強盗に刺されて、、、、、、、


そうだ!俺は転生したんだ。


つまり俺の眼の前にいる男女2人は俺の両親ということか。


それにしても両方、美男美女だ。


「セルン、今この子ニヤけなかった?」


「気のせいじゃないか?」


あっぶねぇ、危うく俺の正体がバレるところだったぜ。


今後は子供らしく振る舞わないとな。


ナイスフォローだセルン!


「そう言えばシムナ、この子の名前をどうするか決めてなかったな」


「ほんとねぇ」


嘘だろ?俺の名前すらつけてなかったようだ。


「決めた。この子はリーズン!リーズン・シュバルツだ!」


「いい名前ね。セルン」


リーズンか。


なかなか良い名前だ。


そうして名前を決められたところで、俺は部屋の片隅にあるベッドに置かれた。


気づけば俺は寝ていた。


俺はこの異世界で転生ライフを満喫することとした。

異世界チャンスの記念すべき第1話はいかがでしたか?

今後の元ニートの活躍に期待してください!

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― 新着の感想 ―
ここから無職転生とどう区別化するか楽しみです
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