弟の醜さを観察する。
私は自由になったのに、話す事ができず、その場からも動けずにいた、臭いと思ってた部屋の匂いにも鼻が慣れてきた。弟の啜り泣く声が響く‥
壁に貼られている、たくさんの裸の私のポスターは本当に自分の同一人物なのか?と疑問が湧いてきた。お母さんとお父さんには私がAV女優だと話してない、私がしてる事を知ってるのだろーか、逃げ出してから、ずっともう会ってない。
冷蔵庫の中を見たくなった。
ガチャっと開けると、1.5リットルのコーラと、プリンやら、ケーキやら、甘いものがたくさん、並んでいた。こんな物を食べているから、ブクブク太るんだ、不摂生の生活で、髪の毛も抜けてるのかも、
私はその中から、プリンを出し、勝手に食べた。
シャワーを浴びたくなった。
風呂場に入ると、黒カビまみれだった、もう長い間、使われてないみたいだ、やっぱりーシャワーも浴びてないかもしれない。体から異臭がしていた。
私は軽くシャワーをあびて、また座り込んだ、コウちゃんはまだ泣いていた。小さい時に一緒に遊んでた事を思い出した。でもそれは遠い記憶、中学に上がってからは、もう遊ばなくなったけど、小学生の時は、お互い歳も近い事もあって、一緒にテレビゲームをしたり、オセロなどもした。凄く懐かしくなってきた。
急にコウちゃんを見たくなった、
泣いているコウちゃんの顔をのぞくと、
セックスしてきた、AV男優たちと違い、口の周りは不精髭がたくさん生えていて、肌もボロボロ、
前髪はあるけど、前頭が髪の毛が細く‥横だけが、はっててまるで、カッパみたい、
お腹は下半身だけ、膨らんでいて、ほっぺたも、お腹もふっくらだ、
体がこんなに大きいのに、チンチンだけが不自然なほど、赤ちゃんみたいに小さい、こんなチンチンじゃ、女の子は満足できない。
顔もモテなさそうだし、
チンチンもモテなさそう、
哀れな弟と哀れな姉‥
社会から切り離された弟と
社会の性欲処理の道具になった姉




