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第41話 再び奴隷売買所へ…

いよいよ佳境を迎える第2章

今宵はいったい、どんな結末を迎えるのか!?

それではどうぞ!

そして次の日…僕達はまたあの、奴隷売買所に出向いた。

奴隷売買所には既に何人かお客がいる模様。

やはりここの雰囲気は…嫌な感じだ、ただ…周りを見渡しても、一向にラウネさんの姿は見当たらない…やはり、僕達が来てる事を感じて、来るのを辞めてしまったのだろうか?


「ベルさん、ラウネさん…いませんね…。」


「そうだな…。」


「あれ? タイラーさんは?」


マシューに言われて気づいたが、確かにタイラーさんもここに来ていない。

これは参った事になる、タイラーさんが3000万ロドを持って来ないと計画が崩れ去ってしまうからだ。

どうにかしないと…。


ガチャ…


「あっ!! ベルさん! タイラーさんが来ましたよ!」


「おっ、良かった!」


大きなカバンを持つタイラーさんがやってきた、僕は近づいてこっそりとその中身を確認する。

中身を確認すると、中には1万ロドの札が帯でまとめられた札束が大量に入ってた。

おそらく、3000万ロドだろう!!

これで、後はラウネさんが来れば後は完璧だ。


「しかしながら、お嬢は遅いですね…?」


「んん…確かに。 ラウネさん、どうしたんだ…?」


僕達は困り果てる、もしラウネさんが来ないまま…計画を進めたとしても、成功する保証は無いに等しい…。

マシューやリオさんに至っては不安な表情が露になってる、まあ2人もこの計画には快く引き受けたし、何よりも僕が導き出した推理の内容を聞いたら、彼女達は、強い口調で「何としてでもやりましょう!!」と言ったぐらいだからな。

まあ、本当だったらの話だけど…ただ、あの時のラウネさんの反応からして間違いないだろう。


「ベルさん…。」


「やむを得ない…一か八か…。」


ガチャ…


ドアが開き売買所に誰か入ってきたのかとドアの方向を見ると、その彼女がやってきた。

何やら不思議な紙の袋を2つほど持って…。


「…あっ。」


僕達と目が合い、気がついたみたいだ。


「ラウネさん、こっちに…!!」


マシューがラウネさんにだけ聞こえる小さめの声で、彼女を呼ぶ。

それに招かれてラウネさんは僕達の元へやってくる。

僕達はラウネさんの持っていた袋が何なのかを知る為、見せてもらう様にお願いをした。

その中身は、大量の1万ロドが帯でまとめられた札束がぎっしり入ってた。

しかも両方の袋どっちも…おそらく2000万ロドが入ってるのだろう…。


「約束通り来ました…。」


「良し…じゃあ、早速いきましょうか。」


「ああ、もう準備は出来てるしな…。」


僕達は早速売買所の関係者に話をし、元締らしき人間を出してくれと頼んだ。


「一体、何の用だ?」


「えーと、あの…13番の奴隷を買い取りたいのですが…。」


「ほう、そうか…んじゃ、支払額の1820万ロドを出して貰おうか。」


元締に例のザンさんの買取をお願いする、それを聞いてラウネさんが2000万ロドをテーブルに置いて元締に見せる。


「おおっ、こりゃすげえ!! 全部で幾ら有るんだ?」


あまりの大金からか元締は喜んで驚く。


「2000万。」


「ほうほう…。」


額を知った元締は、何やら意地の悪い微笑みを口元に浮かべる。

そして、次の瞬間耳を疑う一言を言い放つ。


「んじゃあ、追加料金で3000万払え。」


何と、僕達の目の前で値上げをし始めた!!

しかも額は1000万以上プラスしての…

だが、こうして値上げする予想は掴んでいたからな…。


「そうですか…じゃあ、さらに3000万ロド足して5000万ロドでいかがですか?」


ここで、タイラーさんが出てきてさらに元締の前に3000万ロドを加えて5000万ロドにする。


「何だと…まさかな。」


これには流石の元締も驚いたのか、かなり動揺している。

しかし元締がタイラーさんの正体に気付いたのか…。


「おい、お前。 もしかして…資産家のタイラー・リュブオンじゃねえのか?」


「…。」


と聞く、それに関してはタイラーさんは何も喋ることは出来ずただ黙るだけとなった。

元締はテーブルに手を置くと、指を動かして音を鳴らし始める。

そしてまた、良からぬ顔でにやけ始め…そして…!!


「成程、バックにタイラー・リュブオンが…なら、さらに追加でそうだな…1億はどうだ?」


「何だと…!?」


何と、元締はさらに金額を上げバカみたいな金額、それも1億に引き上げたのだ!!

タイラーさんがバックについてる事に、気づいてお金をもっとむしり取ろうと…!!

だけど、これも予想が掴んでいた事…だが…。


「もし難しいなら、7000万ロドに下げてやっても良いぞ?」


悪い笑顔を見せ、僕達の足元を見て値下げをする元締。

流石にこれは予想がつかなかったが、何れにしろ元々の金額よりも馬鹿にならない金額なのは間違いないので…


「成程…じゃあ、この取引はお断りしますね。」


「な、なんだと!?」


あまりの金額の高さに僕達は根負けして、この取引を断る事に。

テーブルに置かれたロドをラウネさんとタイラーさんが回収し始める…だが突然、元締が回収するラウネさんの手を掴む。


「何するの…?」


「ちょっと待ってくれよ…何が気に入らなかったんだ?」


元締は、大金が無くなるのに危機感を持ってそんな事を言い出す。

それに対して僕はこう言い返す。


「気に入らないも何もその値上げ自体が気に入らないんですよ。 1度目ならばまだしも、2度目は悪質も良いところだ!!」


僕は強い口調で元締にそう言うと、不機嫌そうな、ぐぬぬの表情になる。

そしてそれに続いて、


「そもそも、13番の奴隷を開放する気無いのでは? 金をむせび取るだけ取っておこうという魂胆が見え見えです。 それならば、買う気なんてさらさら無くなりますよ!!」


リオさんも強い口調で元締にそう言い出す。

すると元締は、不満そうな表情を浮かべる…そして我慢の限界が来たのか、元締が本性を露にする。


「お前ら…言わせておけば調子に乗りやがって…あぁ? こっちが値上げしたからって何が問題なんだ? こっちが決めた値段を支払えば解放してやると言ってんだ!!」


激しく怒りを立てこんな事を言い出す元締、何とも言えない支離滅裂な理由だ。


「なら、僕達が取引を断るのも自由ですよね。」


それに対して、僕は正論で言い返す。


「うるせぇ!! それに、お前らをここで帰すわけにはいかねぇな…。」


それに対しても激しい怒りを立てる元締、その上、僕達を帰さないと言い出す始末。

もはや話し合いも何もあったもんじゃないな。


「はぁ…じゃあ、もう話し合いは終わりにしましょうか。 すいませーん!! 自警団の皆さん、今のこの人の事聞きましたー?」


「は…?」


僕は大声でそう叫ぶと、中にいた何人かの人達が反応を示し、その人達が正体を現す。

そして、その人達は元締達に対してこう言う。


「我々は、ライべリットの自警団だ!! 違法な奴隷の取引はこの目で確かに確認した!! お前達を今から捕まえ連行する!!」


何と、その人達は自警団の方々だったのだ。


「な…どうして…!?」


「どういう事ですか…?」


「な…何故?」


「実は昨日僕が一応頼んでおいたんですよ、潜入捜査という名目で。 後、バジーニの周りには既に自警団の人達が待機してますので~。」


そう、実は昨日僕がミュラに頼んで自警団の人にお客として潜んでもらう様にお願いしたのだ。

まさかの出来事にタイラーさんとラウネさん、そして何よりも売買所の関係者は目を点にして驚いてる。

まあ、無理も無いだろう2人には伝えて無かったのだから。


「まあ、証人がいますからね。 言い逃れなんて出来ませんよ?」


僕のその言葉に、元締は…


「ふっ…ふふっ…は…はは…はははははははははっ!!!」


突然、元締が大笑いをし始める。

不気味に思った僕達だが、元締はこんな事を言い出す。


「お前ら、分かってねえな…ここは俺達のアジトでもあれば、言わばライべリットの隔離された地帯だ、つまりな証人でもあるお前らを口封じすりゃ…良いだけなんだよ!!! おい、お前ら!! こいつらを1人残らず生かして帰すな!!」


とうとう本性を現した元締、彼は自分の手下達を全員呼ぶ。

しかも、現れたその連中はしっかりと僕達を生かして帰さない為か、武器までご丁寧に装備して元締まで武器を装備してる。


それに対して僕達も武器を装備をする、僕は打撃武器の"棍"を装備して…。


「目には目を歯には歯を…こっちも容赦はしない…!!」


ついに本性を表した奴隷売買所の連中、

次回はいよいよバトルとなります!!


ラウネ、タイラーも武器を振るって戦います!!

楽しみにしててください!!

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