50女にモテ期がきたら
『50女にモテ期がきたら』
仮に、私に好きな人がいたとしましょう。
そして、もしも、万が一、その人から「君の事が好きなんだ。ずっと一緒にいてほしい。」などと言われたら・・・。
さて!ここで問題です。
私はどんな反応を示すでしょう?
1.「ホント?実は私もずっとあなたの事が好きだったの。うれしい!!」などと言って、その人の胸に飛び込む。
2.「え〜、何か裏があるんでしょ?後でみんなで笑いものにするつもり?」などと疑い、その人を問い詰める。
正解は・・・
1番だと思った方、そんなに素直な性格だったら、この歳まで一人でいないでしょう。
2番だと思った方、確かに疑り深いのは認めます。でも、そんな風に疑っている事を自分の好きな人には知られたくない。
では、正解は多分こうです。
『無視する。もしくは聞こえない振りをする。もしくは・・・、固まる。』
馬鹿げていると思われるでしょうね。でも、1番でも2番でもないとすると、こうするしかないのです。
この歳に至るまで一度も恋愛経験のない身の上では、突然そんな事を言われてもとても信じられないし、手放しでは喜べない。
さりとて、あからさまに疑ってその人を傷つけたくもないし。それでも、しつこく(って表現が良くないけれど)告白してくれたとしたら、いつまでも固まってる訳にもいかないし、さあどうしましょう。
厚生労働省の統計によると、2010年時点での生涯未婚の女性の割合は約1割だそうです。年々上がっているとはいえ、結構な少数派ですね。ちなみに男性は約2割。
自分の周りには魅力的な未婚女性は結構いるのになぁ。まぁ、そういう方は結婚せずとも、素敵な恋愛をしているのかもしれません。
それとも仕事にやりがいを見出していて楽しくて仕方ないとか。その両方だったら、最高ですね。
もちろん、結婚して更に子育てをして、更に更に仕事もバリバリこなしている女性たちにも本当に頭が下がります。わたくしなど、少子化問題に何の貢献も出来ず、本当に申し訳ない限りです。
恋愛や結婚だけが幸せではない、と人は言うけれど、それは恋愛や結婚をした事のある人が言うセリフ。
さっきの統計から行くと、一生恋愛できない(しない)女性の割合は更に低くなるという事ですよね。
いっその事ここまで来たら、究極の少数派を目指しましょうか。
ただその場合、約9割の人がごく当たり前にできていることができない自分を嫌でも受け入れなければなりません。
フランスのヴォーヴナルグという人物の言葉に、こんなのがあります。
『忍耐とは希望を持つ技術である。』
いつの日か、「恋愛や結婚だけが幸せじゃないのよ。」と心から思える日にかすかな望みをつないで、忍耐強く生きていきましょうか。
さて、前述の答えは・・・、とりあえず告白されたら考えよう。
そして、その前に、告白されるに値する女性を目指しましょう。
そうしたら、自分から告白する勇気や自信も少しは持てるようになるかも??
告白されたらどうしよう・・・なんて考えてるうちは、そうはならないものなのです。きっと。
アクセス頂きありがとうございます。
この作品は、作者のまったく個人的な考えで成り立っています。
不快な思いをされる方がいらっしゃいましたら、お許しください。
ご縁がありましたら、またお目にかかりましょう。