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君の命は私が守る。-タイムリープに巻き込まれた受付嬢の記録-  作者: 矢口 みつぐ


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プロローグ:

<登場人物>

セシリア:魔王領に一番近い街『ズォル』の冒険者ギルドの受付嬢。勤務歴3年。

アルト:新人冒険者。


アルトが死ぬと死に戻りが発生する。

『ズォル』の冒険者ギルドの受付嬢セシリアは、アルトの死に戻りに巻き込まれる。

死に戻り前の記憶を持っているのはセシリアのみ。

アルトが死ぬ限り、自分の明日はやってこない。

セシリアは自分の明日を守るためにギルドカウンターの中からアルトをサポートすることを決意する。


基本、セシリア視点、ギルドの中だけで話が進行します。

ここはズォル。

魔王領との国境/最前線に最も近い街。

そのため、魔王領に向かう王国軍の多くが最後に立ち寄る街になっていた。

治安もお世辞にも良いとは言えず、他の街と比べ依頼の数が多く、数多くの冒険者たちが拠点にしていた。

その中には、魔王領に入り、一攫千金を狙うような冒険者たちもいた。


今日も冒険者ギルドは朝からごった返していた。

係がオーダー(依頼)を貼った大きな掲示板を壁に掛けると、我先にと冒険者たちが殺到し掲示板の前はあっという間に隙間のない人だかりに埋まった。


人混みが掲示板の前に移動し受付カウンターの前が空く。

嵐の前の静けさ。

これがいつもの光景。


これから今日も忙しくなる。

さあ、来い!


その時、小奇麗な身なりの若者が私の目の前に立った。


「すみません。冒険者登録したいんですけど。」


見るからに成人前。15、6歳ぐらい。

短髪で比較的整った顔立ち。

駆け出し冒険者の多くが身に着けている安い皮鎧を身に着け、

腰には未使用と思われるショートソードがぶら下がっていた。


机の下から登録用紙を取り出しカウンターの上に置く。


「では、カードを作りますので、こちらに記入してください。」


これがすべての始まりだったと、その時の私は知る由もなかった。

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