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第6話 ゲーム

セリカ 「松井はゲーム下手だけど、何か上手いのないの?」

松井 「あっ、もうその概念は消えないんですねありがとうございました」

夢 「まぁ唯一"できる"としたらFPSだよね」

松井 「FPSしか全然プレイしたことないから消去法で…」


ということで今日は夢の家でゲーム対決をすることになった。観客として島田とセリカも同席することに。


夢 「さぁさぁ入った入った」

松井 「お、おじゃまします…」

セリカ 「ほら早く。まさか女子の部屋入ったことないから恥ずかしがってる?」


セリカが茶化すと、松井はびっくりするほど分かりやすく照れた。まさに"満面朱を注ぐ"。


島田 「どんなゲームするの?」

夢 「バカゲー」

セリカ 「FPSしかやったことないんでしょ?」

夢 「私の方が数年早く始めてるのに松井はまだ2年だよ?だったらどっちもあんまりやったことないゲームした方がハンデになる」

セリカ 「…さてはFPSに飽きがきたな?」

夢 「違うよ!ただ…PCのSSD落として壊れちゃったからできなくなっただけ…」

セリカ 「やってない事に変わりはないのね…」


とりあえずバカゲーのカセットを差し込みゲーム機を起動。しかし、バカゲーでどうやって戦うのだろうか?


[アップデートがあります。更新してください]


夢 「しまった」

セリカ 「このバカ…」

夢 「じゃ、じゃあ仕方ない。松井が得意なゲームをしよう」

セリカ 「FPSしかやったことないんでしょ?ってこれさっきも言ったな」

夢 「いやいや。何もTVゲームとは言ってないよ」


夢が(ふすま)を開け下段に押し込まれていた(かご)を漁ると出てきたのはまさかの折りたたみ式のチェス盤。


セリカ 「チェ、チェス?渋くない?」

島田 「でもちょっとオシャレじゃない?」

松井 「まぁチェスならできるけど…」

夢 「私は数年ぶりにやるから、手加減はしてよ」


結果は圧勝。一瞬でキングを手にした松井は満足そうな顔だった。


セリカ 「チェスの強さの基準がわからないけど、とりあえずゲームバカの夢に勝てたなら得意ってことかもね」

島田 「じゃあ夢ちゃんはゲームバカで、松井君はチェスバカってコト…?」

夢・松井 「「バカって言うな!」」

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