第12話 聖ジェームズ学園
ここは聖ジェームズ学園。国内でもトップのお嬢様で紳士な高校で、キリスト教を信仰している。
今日、私たちは高校交流会として代表役で選ばれた。選抜者は夢、セリカ、ミカだった。
三浦 「お初お目にかかります。生徒会長の三浦 イザベラです。どうぞ本日はよろしくお願いいたします」
ミカ 「代表長の武道 ミカです。本日はよろしくお願いします」
高校交流は各学校の代表者が会談を行うといった様々なプログラムを実施。課題の解決手段、互いの学校内の話といったもので、内容が変わるか変わらないかは実施を担当する学校が決める。
島田 「すごーい!こんなに綺麗な学校って、まるでアニメみたい…」
兵庫にこの学校を構える聖ジェームズも、閃光同様に学園都市である。
この外見と中身に島田と夢は目を輝かせていた。
夢 「ビッグベンみたいな時計台もあるよ!」
島田 「ホントだー!」
彼女らの光景を聖ジェームズの生徒は眺めている。
三浦 「ずいぶんと私たちの学園に興味を持ってくれているようですね」
ミカ 「すみません…彼女らに注意しときます…」
三浦 「いいのよ。細かなところにまで目を向けて観察するのは良いこと。時にはそれが人を救うことにもなるし、武器にもなるわ。それに、あんなに元気にはしゃぐ生徒さんは、ここじゃ見れませんもの」
セリカ 「はしゃいじゃダメなんですか?」
三浦 「"暗黙の了解"よ。淑女、紳士たるもの平静で美しくあれ。それがこの学園のモットーなの」
島田 「これが本物の紅茶…いい匂い」
三浦 「ダージリンよ。紅茶は初めて?」
島田 「は、はい」
三浦 「ならいい経験になるわ。紅茶には好き嫌いがあるもの」
ちなみに著者本人である私は毎日アールグレイをアイスティーで飲んでます。
三浦 「学校交流はいつも硬い雰囲気が流れてるわ。だからこそこういった憩いの交流も必要なの。きっとあなたは会談のためにここに来たはず。でも、それは固定概念よ。その概念が一人歩きして、学校交流イコール会談になってしまう。生きていくためには周りにも集中して、固定概念を洗わなくてはならない。今回で私が話したいのはそれ。あなた方はその素質がある。彼女らは周りをくまなく見る。貴女は彼女らを見ながら私と話せていた。気づいてないかもしれないけれど、それは才能なのよ」
ミカ 「…そうかも、しれませんね」
紅茶の香りが部屋中に立ち込め、それは教えを表しているかのようだった。




