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寒い。
俺は寒気で目が覚めた。ぼんやりとした頭で、ゆっくり周りを見る。
いつも通りの風景。小さな■■■■■の遮光カーテンは閉められたまま。エアコンは一定の温度をキープし続けている。
部屋中にコードが散らばり、見えない位置から不愉快な機械音が響いている。
今日も俺にできるのはこれだけだ。首から下は、全く動かすことができない。
あいつは「神経は繋がっているから動かせるはずだ」と言っていたが、実際のところは指の一本も動かせない。現現実現実は非情だ
その時、玄関ドアの鍵を差し込む音がした。
あいつが来た。
ドアが開いてからヤツが俺の前まで来るのにそんなに時間はかからなかった。
人の形をしたそれは、俺を見て跪く。
「やあ、■■。■■■■■■■■■ 体調■■■■■?」
そう言いながら、俺の体のあちこちを点検する。
「…ああ…■■■■■■■■■…ここの■■■■■傷んで■■■■■■交換■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■良かった。」
そいつは手際良く俺の体の一部を修理し始めた。どこをどうしているのかは、首を動かしても見えなかった。
濁った視界の中にヤツの頭部があった。懐かしい匂いがする。
でも、俺が知ってたヤツはもうどこにもいない。
「■。■■体を■■■■■■■」
濡れたタオルで体を拭かれる。何もできない俺はされるがままだ。
「■■■■■■■■汚れて…ごめん■■ ■■■■■■■■■■来てあげれば■■■■■■」
申し訳なさそうにヤツは俺を見上げた。
その眼差しは恋する乙女そのものだ。吐き気がする。
最後に新しいタオルに変えて、俺の顔を丁寧に拭いた。それから俺の顔をまじまじと見た後、そっと唇を重ねた。
これの一体何が楽しいというのか。
しばらくして、やっと体を離した。
「…いつまで…こんな…こと、続ける…つもり…だ?」
辛うじて出る声で言葉を紡ぎ、俺はヤツに問いかける。
「いつまで■■■■…」
するとヤツは満面の笑みでこう答えた。
「僕が、死ぬまでかな?」
一瞬、ゾッと寒気が強くなった。
するりと背中に腕を絡ませて、壊れ物でも扱うかのように俺は抱きしめられた。
「■■■■■一緒■■居よう■■愛してるよ、■■。」
「…違うだろ…お前は…俺の……」
俺はそこまで言いかけて、言葉を止めた。
俺の言葉はおそらく今のヤツには、全く届かない。
狂気の海に身を投じてしまった、俺の■■。誰か俺の■■を返してくれないか。
絶望は続く。■■■■が生きている限り。
なんだか気味の悪い感じですが、平常運転ですのでご安心ください!




