Vtuberになるのか
あまりにも第一話の投稿から時間が経ち過ぎている…(咎め)
「さて…あなたが智乃沙耶さんですね?」
「はい」
「わたしは紗南さんのマネージャーを担当していた海島と申します」
と言って名刺を渡してきた海島さんは「さてと」と言い話の本題に入った。
「沙耶さん、あなたには一つだけ嘘を言いました」
「嘘?」
「はい。それは紗南さんの引退の手伝いという話です」
「え?それならどうしてわたしは呼ばれたんですか?」
「それはあなたに提案をさせていただきたいからです」
「提案ですか?」
「はい、あなたにVtuberになっていただきたいのです」
「わたしに…ですか?なぜ?」
「紗南さんの残した日記に『わたしが死んだら沙耶をVtuberに誘ってみてください』とあったからです」
「姉が日記にそんなことを…」
姉が日記を書いているのは知っていたけどそんなことを書いていたなんて…
「どうです?勿論無理にとは言いません、今のまま学校に通うのもいいです」
「少し考えさせてください…」
Vtuber…知らないわけではないけれどVtuberになったところでどうするかなんてわからないし学校にどう説明するのかも決まってないのに…でもあの姉がわたしに勧めていたのにはきっと意味があるはず…
「決めました」
「お返事は」
「やります。わたしにVtuberをやらせてください」
「ありがとうございます。それではこれから事務所まもなく事務所に着くので詳しい話はそこでさせていただきます」
「よろしくお願いします」
姉がわたしをVtuberに誘っていた理由を知りたい。それに…これから楽しいことが待っている…ような気がする。
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