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記憶  作者: 彩火
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ナツヒ 別れ

 今日は、四月二十日…だった気がする。


 気がするというのは、私の意識が朦朧としていて、自信が持てないから。


 シュウカは、相変わらず毎日会いにきてくれた。

 今日だって、会いにきてくれた。


 一言目には、必ず、「お久しぶり」と言う。


 彼は、明日もきっと来るのだろう。

 明後日も、明々後日も、その次の日だって…。


 私がいなくなったら彼は、彼の日常は、どうなってしまうのだろう…。



 そんな彼の心配をしながら、私の意識は深い暗闇へ落ちていき、二度と光を浴びることはなかった。

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