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エピローグ

私の名前は神崎咲子、十六才。

特に秀でるところもなく、平凡に毎日を過ごしてきた。

可愛くなりたいと考えていても、どうせ自分には才能がないと諦めていた。

でも、私は出会ってしまった。

最高の魔法使いに――しかも二人も。

一人は可愛い魔法使いで、私に自信をたくさんくれた。

もう一人はどこか憎めないちょっと抜けた魔法使い。

けれど私にはそれさえも愛しいんだ。


そして教えてもらったの。

魔法は自分の中にあることを――。


女の子はみんな、キレイの魔法を知っている。

あの子も。

あの子も。

みんな。

そしてその魔法は、みんな違っているの。

だからみんな違うキレイを、身にまとっているの。

それは素敵なことだと――私は思うんだ。

そして。

私も持っている、私だけのキレイの魔法。




「どしたの、咲子ちゃん?」

「えっ」

ふと見ると、信也さんが椅子に座る私を見下ろしていた。

ここはバイト先エデン。

もうすぐ、開店する時間だ。奥では店長がバタバタと準備を進めている。

休憩していた私は、近くに立つ信也さんに微笑んだ。

「もうすぐ海で楽しみだなぁ、て考えてたんです」

「あ、俺も楽しみ!あと一週間だよな〜」

そういう信也さんは相変わらず子どもっぽくて。

好きだなぁ、なんて思ってしまう。

恋をするとキレイになる、なんてよく聞くけど、案外当たってるのかもしれない……なんて考える今日この頃。

「さて、じゃあ今日も一日頑張ろうか」

「はい!」

私は今日も信也さんに、最高の魔法をかけてもらうんだろう。

私だけの、秘密の魔法を……なんてね。






みんな持っている、それぞれのキレイの魔法。


――あなたのキレイの魔法は、何ですか?




《END》

ついに完結いたしました!約半年に渡って執筆してきました「キレイの魔法」……いかがでしたでしょうか?初めての連載小説だったので至らない部分もあったとは思いますが、まずは書ききれた自分を褒めてあげたいです(笑)感想・評価いただけたら大変嬉しいです!!あとここだけのお知らせなのですが、近々自分の小説ホームページを開く予定です。五月始めにはオープンします!もちろんこの「キレイの魔法」も置くので、よかったら足を運んでください!そのうち交流広場に宣伝しにお邪魔させていただこうかなぁ、と図々しくも考えております(^^;)最後になりましたが、最後まで読んでくださった皆様に、最大級の感謝を送ります!ありがとうです!

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