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ランド・ウォーカー  作者: 紀一
樺太
PR
25/25

シャン

ゲリラに紛れてサハリン北上を穏便に済ませようとしていたシャン。だがそこに女神直々の依頼が飛び込んだ。断れば処されるが、受ければ足止めされてしまう。シャンは行動に出た。

25 シャン


 ドリンスクでタケルの強烈な一撃をすんでのところでかわしたシャン。フェイを殺した日本人を仕留める事には失敗したが、大きな手掛かりを得た。あの時、運転席から引きずり下ろした華奢な少年が言っていた事が真実なら、フェイを殺したのは大男だ。少年が示した先、シャンの視線に居た大男は一人。その姿を脳裏にしっかりと焼き付け、シャンはゲリラ達と共にサハリン中南部にある街、ポロナイスクに来ていた。

 目指すはアメリカ。このまま北上し、ロシア本土へ渡る。そのためには北部に多く潜伏しているゲリラの中を、なるべく穏便に通過したい。共に中国を出た連中は、フェイを含めて全員死んだ。四面楚歌のシャンにとって、ゲリラの中に身を置くのは極力安全に北上するための手段なのだ。

 ポロナイスクで一度休息するとの事で、シャンは車から降りて街を見て回る。中国を出て初めて足を踏み込んだ外国であるロシア。かつては大国と言われていたが、今やどこを見てもその片鱗すら窺えない。それは中国も同じだが、ここサハリンは元々田舎だったためか荒廃ぶりもいっそう凄まじい。地上にある建物は全て朽ち果てており、かろうじて形を残している物も長年の風雨によって容赦なく削り取られていた。

 そんな中、シャンはある場所で足を止める。海の目と鼻の先、ところどころに集合住宅の残骸が転がる平地に、一体の像が立っていた。近付いてみると、どうやらその像は日本の力士の格好をしている事が分かる。

 像の足元にはロシア語と日本語で説明文を彫った石があった。そこにこの力士の名が彫られている。

「……大鵬」

 シャンは初めて聞く名だが、百年以上前の日本ではかなり有名な力士だったようだ。そんな力士の像がここポロナイスクにあるのも、彼がロシア人と日本人の混血だったからだろう。それも全て説明文の中に書かれていた。

 遥か彼方を見据えているような、精悍な顔つきの像。周囲の人工物は悉く朽ち果てているのに、この像だけは妙に生気を秘めている。まるで何かしらの意志がこの像に残っていて、それが血液のように体中に養分を運んでいるかのようだ。

 御影石の台座の上に立つ像を見ていると、その鋭い目にシャンはあの日本人の少年を思った。間違いなく、強烈な意志の持ち主だ。それに鉄パイプを振り回していた大柄な少年。普通、ランド・ウォーカーは他人を助けるために命懸けの行動には出ない。だがあの少年は銃を持つ相手に飛び込んできた。

「あの子供にそれだけの力があると言うのか……」

 大鵬像を見上げながら、シャンは小さくぼやいた。


 街を見て回ったシャンは、出発時間前に仮拠点へ戻って来た。今行動を共にしている一派はこのまま北上して天然ガスの供給路を警護する任に就くそうだ。無駄な争いを避けて北上したいシャンにとっては好都合だった。万が一日本人と交戦する事になっても、多少働いて後はゲリラ共を盾にすれば良い。

「シャン、ここに居やがったか」

 仮拠点に戻ったシャンに、一人のロシア人が駆けて来た。このがたいの良い男は、シャンがゲリラと行動を共にするようになった当初から一緒に行動している。シャンは自分を呼び止めた青白い男の名前を思い出そうと記憶を手繰っていた。

「お前さ、顔は全然変わんねえけど、何考えてるか何となく分かってきたぞ」

 男はシャンの顔を指さして言う。

「俺の名前を思い出そうとしてるだろ」

「ああ」

 男は呆れて盛大な溜息を吐いた。

「少しは悪びれろよ。今まで何回名前教えたと思ってんだ? わざと覚えねえようにしてんだろ」

「いや、覚えなくても用が済む事は記憶に残らない」

「……そうかよ」

「何か用があるんだろ」

 男は青い瞳に端正な顔つきの中国人を映し、苦々しく細める。

「お前に女神直々の依頼がある。こんな事は普通ねえから、きっと報酬も弾むぞ」

「女神……お前達の雇い主か。俺に何をして欲しい?」

 シャンがそこまで言うと、二人の下へドリンスクで死んだ司教の側近だった男がやって来た。ロシア政府の諜報員だと名乗る男に襲撃された時、この男はなんとか一命をとりとめたそうだ。単に逃げていただけかもしれないが。

「その話は私からしよう」

 男はカーキ色の上下に身を包み、胸を張って言った。

「我々はウグレゴルスクで中国からの重要な物資を受け取っている。だが最近、そこで働いていた通訳がその物資を横領しようとした」

「……処刑したのか」

 目を細めるシャンに、男は深々と頷く。

「当然だ。そこで、我々の部隊に中国人が加わったと聞いた女神から直々に依頼が来た。お前はウグレゴルスクへ行って通訳をするようにとな」

 シャンは表情一つ変えずに黙っていた。言うまでも無く、喜ばしい依頼ではない。ウグレゴルスクはここポロナイスクより南西にある港町だ。目的は北上なのに後退する事になる。

 シャンの様子に男は更に念を押す。

「女神は、もしも依頼を断るなら代役を差し出せと言っている。すぐにそれができないならば断わる事は許さないそうだ。意味は分かるな?」

「分かった」

 人流が途絶え通信も断たれた現代で、特別な教育を受けて外国語を話せる人材は貴重だ。女神がわざわざ新入りのシャンに重要な依頼をしてくるのもそのせいだ。だがこれは同時に、シャンが代役を探す事などできるはずがないとも言える。シャンの脳裏にあの少年が思い浮かんだが、今どこに居るかも分からない人間を探す時間を女神が与えるとも思えない。

 そうかと言ってここであからさまに依頼を断るのもリスクが高すぎる。貴重な人材としてすぐには殺されないかもしれないが、死ぬより厄介な事になりかねない。ここは一旦依頼を受けておくほかない。ウグレゴルスクへ行く途中で抜け出せば良いのだから。

「聞き分けが良いな、表面上は。これも女神の指示だが、お前がウグレゴルスクに行ってしっかり任務に就くのを確認するまで同伴者をつける」

 そこで男は例の若者を示した。シャンはまだ彼の名前を思い出せずにいる。

「それが彼だ」

「お前、まだ俺の名前思い出せねえんだろ」

「教えろ。きっと今度は記憶できる」

 男はロボットのように淡々と話すシャンを一度睨み、何度目か思い出せない自己紹介をした。

「俺はヴラスだ」

「ヴラス、ウグレゴルスクまでの道は分かるのか」

「当然だ」

「それならお前が運転しろ」

 平然と言うシャンに、ヴラスはその胸倉を掴む勢いで睨み上げる。

「勘違いするなよ。中国語が話せるのはお前が中国人だからだ。俺とお前の間に上下関係はねえんだよ。偉そうに命令するな」

 だが、シャンも動揺するような性質ではなかった。

「お前こそ勘違いするな。俺は中国人だから中国語を話せるが、今こうしてお前とロシア語で会話している」

「てめえ……」

 睨み合う二人の間に司教の側近が慌てて割って入った。

「やめろ! これから一緒に行動するんだ、ここで喧嘩してどうする! 子供じゃないんだぞ!」

「くそ、分かってんだよ、そんなこと」

 ヴラスは爪を噛み、どうにか怒りを呑み込んだ。この中国人は一緒に行動するようになった当初から態度が気に入らなかった。常に周りを見下していて、しかもそれを隠そうとしない。実際このシャンと言う男は有能だ。それが分かるだけに、なおさら腹が立った。

「分かったならすぐにでも出発しろ。ヴラス、送り届けたらここへ戻って来るんだ。お前が戻り次第、我々も北上する」

「はいよ」

「それと……」

 さっさと車へ向かうシャンの背中を見ながら、男はヴラスに耳打ちする。

「くれぐれもお前はハンドルを握るな。助手席でいつでもあいつを操作できるようにしておけ。銃は離すなよ」

「当然だ。そもそもあいつの本当の目的も分からねえのに、信用する訳ねえだろ」

「警戒は良いが殺しはするなよ。女神が目を付けたんだからな」

 そう言う男に、ヴラスは敵意に満ちた目を向ける。

「そんな事は分かってんだよ。けどな、俺はあいつが自分でそれを知ってるのが気に食わねえんだ。何をしても殺されねえと思ってやがる」

「ウグレゴルスクに送り届けるまでの仲だ、割り切って冷静に行け。ここからならそう遠くないだろう」

 何とか宥めようとする男に舌打ちして、ヴラスはシャンを追って歩き出した。


「おい、助手席は俺だ! お前は運転しろ」

 助手席に乗ろうとドアを開けていたシャンに、ヴラスが運転席を示す。シャンはいつもの何を考えているのか分からない顔でヴラスを見返していたが、何も言わずに運転席へ向かった。

「ったく、何で俺が運転すると思ってんだよ。お前は特権階級か?」

 助手席に乗り込んでドアを閉める。隣に座ったシャンは、エンジンを掛けながら淡々と返した。

「運転はできるが、人と乗る時は必ず誰かがやっていた」

 動き出す車の中で、ヴラスは拳銃片手に進行方向を銃口で示す。車は滑らかに動き出した。

「何だそれ。お前の運転があぶねえって事じゃねえのかよ」

「俺は階級社会で生きて来た。俺の上を行く人間が身近に居なかったからだ」

「……ああ、そうかい」

「だが、それは即ち俺がその地位に上がるまでの過程があったと言う事にもなる。運転手も数えきれないほどやった」

 暫く直進する林道に入ったため、ヴラスはハンドルを握るシャンを振り返る。いつ見ても品の良い顔をしている。この上品ぶったところも鼻につく男だ。

「下積み時代があったにしちゃあ、品の良い御坊っちゃんって感じだよな」

 シャンは一瞬ヴラスを見たが、すぐに視線を前へ戻す。

「俺の家は代々中国共産党の幹部で裕福だ。お前にそう見えるのも当然だろう」

「それって俺が貧乏くさいって意味か?」

 ヴラスは茶色の短髪を何度か撫でで言った。確かに貧乏だった。だが、サハリンでは裕福な人間など一握りも居ない。貧乏な事は全く特別ではないのだ。

「いや、貧富は今や大した価値ではない。お前が貧しくともどうでも良い事だ」

 車は普段から往来の少ない林道を行くため、木の根や石などの段差で頻繁に揺れた。

「じゃあ、いったい何に価値があんだよ。俺達の大半が食い扶持と娯楽のために使われてんだぞ」

 シャンはなるべく障害物を避けながら南西へ伸びる道を進んで行く。

「自分にしか成し遂げられない事があるかどうかだ」

「は? 何だそれ」

「言葉通りの意味だ」

 そう言うと、シャンは一瞬だけ隣で首を傾げているヴラスを覗き見た。そして珍しく僅かに口角を上げる。

「お前にはそうした大事が無さそうだな」

「…………」

 ヴラスは拳銃を握る手に力を込めた。耳の奥に司教の側近から言われた言葉が残っている。冷静になれ。間違ってもシャンを殺すな。

「お前は何故生きているんだ? 自分にしか成し遂げられない何かを極めるでもなく、ただ無為に飯を食って寝る。それでいて下らない娯楽のために命を懸けて戦う。いっそのこと死んでしまった方が楽じゃないのか」

「おい、いい加減にしろよ。てめえは殺されねえと思って図に乗ってんだろ」

 ヴラスの銃口がシャンの側頭に当たる。

「俺は真実しか言っていない。お前ごときが死のうと、誰も困らなければ惜しみもしない。これは真実だ」

「てめえ……!」

 ヴラスは銃口をさらに強くシャンに押し当て、撃鉄を起こした。

「殺されねえと思ったら大間違いだぞ!」

 喚く傍らでいつものように爪を噛んでは冷静を保とうとしている。

「お前は俺が何を考えているか分かるようになってきたと言っていたな」

「あ? だったら何だよ!」

 ヴラスの指は今にも引き金を引きそうだが、シャンは何事も無いかのように運転を続けていた。

「お前は何も分かっていない。だが、俺はお前の事が分かるぞ、ヴラス」

「は? いったい……」

 その時、ヴラスが揺れる車内で不意に拳銃を取り落とした。振動のせいかと足元に転がった銃を拾い上げようとするが、手を伸ばす前に違和感が全身を襲う。

「て、めえ……何しやがった……」

 息が苦しい。その上、手脚も痺れてきた。

 シャンは車を停め、シートベルトを外す。そして普段と変わらぬ品の良い端正な顔で苦しむヴラスを振り返った。

「お前はここで降りろ。俺は自分の目的を果たす」

「何、だと……」

 肩で息をするヴラスだが、それも徐々に弱くなっていく。顔は青ざめ、手足に力が入らないためぐったりとシートにもたれるほかなかった。

 そんなヴラスを越えて、シャンはビニールの手袋をした手で助手席のドアノブを引く。

「簡単な話だ。ノブに毒を塗った。お前は感情的になると爪を噛む癖があるから、勝手に死ぬようにな」

「……く……」

 何か言っているが、ヴラスの喘ぎ声は音にはならなかった。口から泡を吹き始めたので、シャンは動けなくなったヴラスを外に転げ落とす。そしてドアノブをきれいに拭き取り、そのゴミと手袋もまとめてヴラスの上に捨てた。

「まだ生きているのか」

 ゴミを落とすのに身を乗り出したシャンが、軍用車両の助手席から地面に転がるヴラスを見下ろす。ヴラスは眼球を上転させ、真っ青な顔に青筋を立てて苦しんでいた。

「やはり死んだ方がマシだろう。お前の場合、もっと早く決断するべきだったな」

 シャンはヴラスが取り落とした拳銃を拾う。その銃口を苦しむヴラスに向けながら、いつもの品の良い貴公子のまま言った。

「どうだ? 死ぬ気になったか?」

 ヴラスは泣いて頷いた。

「そうだろう」

 一発の銃声が深い緑に響き、ヴラスはそこでこと切れた。


 ヴラスを撃った後、シャンはこの車に積まれている物資を確認する。これからはゲリラを利用して悠々と北上する事はできなくなったが、内部に居る間に彼らの拠点や流通網の情報は得ていたので、そこまで苦労はしないだろう。そしてフェイを殺した男を消すと言う望みも果たし易くなった。

 これまでも、何をするにも一人で成し遂げて来た。中国を出る時は政府の意向で仲間が何人か付いたが、フェイを除く面子の顔も名前も覚えていない。覚える必要が無かった。どうせ役に立たない付属品に過ぎないのだから。

 フェイは自分と同じく一人で大抵の事をこなせる人間だった。だが、気持ちの面で弱さがあった。双子であっても性格まで同じとは限らない。

 それでもフェイの事は認めていた。自分と同じ外見の人間が同じようなパフォーマンスを出せなければ、それこそ汚点だ。だがフェイはそんな憂いを払拭する働きを見せていた。

「……せいぜい五日程度か」

 車に積まれている物資を見る限り、一週間も持たない。ゲリラはサハリン中に拠点を設けられるので、最低限の物資しか持ち出していないのだ。どちらにせよ、どこか街を目指して移動しなければならない。ゲリラの拠点を避けて進むとなると、自ずと目的地が定まった。

「スミルニフだな」

 ポロナイスクから更に北上した場所にある小さな街だ。ここはシャンが知る限りではゲリラとのかかわりが無く、安全に物資を調達できるはずだ。


 ルカの診療所を出たカイ達は、海岸沿いの道を北上してガスチェッロと言う小さな街に来ていた。ここでそのまま北上してポロナイスクへ行くか、北西へ伸びる道へ行って北上する国道に入るか検討している最中だ。

 カイは運転席でハンドルにもたれていた。今は住民に話を聞きに行ったレイを待っているところだ。ニーナから聞いた話では、この先にあるポロナイスクは比較的大きな街だが、時折ゲリラ達が通過地点にしていくそうだ。大きな街であれば物資の調達などでもあやかりたいが、万が一ゲリラの集団と出くわしたら困る。そのためここガスチェッロで聞き込みをしているのだ。

「なあ、腹減った」

 すると後部座席からタケルの苦悶が聞こえて来た。カイは面倒なので無視していたが、代わりにアオイが反応する。

「保存食はあるけど味気ねえし、その辺の海とか山で何か作るか? 釣りしたら魚釣れるかな?」

「釣り? 面白そうだな!」

 このままでは二人が釣りに行ってしまいそうなので、カイは仕方なく顔を上げた。

「遊びに来たんじゃねえんだぞ。ここから先は自衛隊の拠点も少ない。日本人はただでさえ目立つから勝手に遊びまわるな」

 その時、後部座席から伸びて来た大きな手がカイの頭をこれでもかと掻き乱す。

「そう言うお前は腹減らねえのかよ」

 返事をするのも面倒なので、カイは身を乗り出してタケルの手から逃れ、髪を整えた。そこに待ちに待ったレイが戻って来る。

 レイは助手席に座るなり、北西方向を示した。

「ポロナイスクは駄目だ。数時間前に軍用車両が十台以上向かったそうだ。間違いなくゲリラ共の拠点になっている。北西へ行って一先ずスミルニフを目指すぞ。ポロナイスクが拠点なら、わざわざすぐ先にある小さな町で奴らとはち合わせる事もねえだろ」

 地図をカイに見せながら、レイは後部座席のアオイに言う。

「飯沼、スミルニフに着いたら昼飯を作れ」

 アオイは助手席の方へ身を乗り出した。

「了解です! 待ってましたよ、その一言!」

「やった! カイ、昼飯だってよ!」

 再び伸びて来たタケルの手を避けて、カイはアクセルを踏む。

「後ろで座ってるだけなのに何でお前らそんなに腹が減るんだよ」

 そのぼやきを拾い、弾む声で返したのはアオイだった。

「君より大きいし筋肉量も多いから、消費エネルギーが違うんだよ」

「燃費が悪いって事だな」

「そうやって悪く取るなよ。力を出すにはエネルギーが必要なの。ね、レイ?」

 助手席に身を乗り出すアオイを避け、レイは冷たく言い放つ。

「お前はそのエネルギーを男追いかける以外に使え」

「酷いなあ。追いかけてるのはレイだけですよ!」

「…………」


 シャンはスミルニフを目指しながらフェイを殺した男を思い返していた。

 背が高く、後ろ髪が長い。色は白いが、訓練されている。あの少年の言葉が本当なら、きっとあの男に違いない。


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