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東方銀狐録  作者: 通りすがりの紳士
人を捨てた人
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旧弾幕勝負

二回更新するなんて珍しい?

違う…二回更新したんじゃない

一回では書ききれなかったんだ!

~妹紅side~

手を前につきだした銀は此方をみてこう呟いた


「いまから出すのは妖力弾…体を落ち着かせ手に精神を集中させないと出ない弾だ」


そう言いながら銀は実践してくれた

銀が目をつぶり精神を集中させると掌から赤い色をした無数の弾が出てきた


これを見た私の第一印象はただただ凄いの一言に限った


「だが、妹紅…良く聞けよ。ここからが問題なんだよ」


銀の顔つきが変わり私を睨み付けるように見てきた。


「これから見せるのはまだ名前のない弾だ。だがこれは力加減を間違えると人を殺す事も出来る弾だ」


そう言い銀は裏の山の方角を向きまた手をつきだした


その手からさっきとはまた違う弾が飛び出た

色とりどりの美しい弾だ

赤、青、黄、白、大きさも疎らで動きも美しい

一言でまとめると【芸術】そのものだった


だがそれも束の間だった

その弾の着弾地点には無数のクレーターが出来ていたのだ

人がこれに当たるとどうなってしまうだろう?

そんなの実践しないでも予想がつく

恐らく跡形もなく消え去るだろう


銀はその結果を知っている

だからこれの危険性については教えてくれているのだと思う


「まぁ妹紅、深く考えないでよ。これは私が撃ったからで並の人や妖怪にはこの威力は出せないから」


「へぇ…」


「まぁ兎も角ね。妖力弾が撃てないことには始まらない。やり方は教えるから頑張ってね」


そういい銀はこちらに迚眩しい笑顔を向けてきた

何故か解らないがこの銀の笑顔に私は寂しさを感じた


~銀side~

うーん

と言ってもこの色とりどりの弾名前なかったら言いにくいんだよな…

弾…を沢山滝のようにうつでしょ…

滝…たれる…垂れ幕…幕…

幕?

幕弾とか?…ダサいなぁ…

待てよ弾幕とか良いんじゃない!?


「ねぇ妹紅!」


「ん?」


「さっき撃った名無しの弾が有るじゃん」


「あぁ」


「あれの名前決めたんだ」


「おぉ!何て言う名前にしたんだ?」


「弾幕」


「…弾幕…どうしてそう言う名前に?」


名前を聞いてきた妹紅に私は意味、由来、発見した経路まであらゆる事を教えた

それを全て話終わったときに妹紅は此方を向き笑顔でこう言った


「これは銀の辛い過去が有ってこその代物だな!」


この言葉を聞いた私は漸く心に抱えていた一欠片の闇を振り払うことができた


そうして作られた弾幕という言葉は周りの妖怪から遠くの妖怪へとどんどん広がっていき、十年後には妖怪の間では共通の言語と化していた


そして伝わっていくうちに新しい言葉も生まれ

十年後ではその勝負の事を


   弾   幕   勝   負


と言うらしい


だが今の銀達がここまで言葉が流行るなどと思うはずがなかった…

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