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8.ギルドと装備

アヤカシさんとの話をしてよくわからない圧力により圧迫死寸前だった僕は、客室に戻りベッドに横になる、、、この二日間疲れた~、、、(;´Д`)


とりあえず現状を整理すると、この都市の名はヴァリュクール。人と言っても色々な種族がいるらしい。教会はアクア教のみ、、、これは教会が設立したのが早く、その為、都市全体で他宗派の教徒が存在しなくなってしまった為らしい。と言うか都市ができるまで無宗教の人しかいなかった感じか?(・・?


為政者であるカエサル=ヴァリュクールは傭兵出身の一代限りの名誉子爵であるため、家や貴族としての地位には頓着が無いようだ。奥さんのユリアさんは粗暴なカエサルさんの調教師役っぽい。姉のアヤカシさんはドツキ系の武闘家で勇者と名乗る人と恋仲、、、まだ会ってないなぁ~、、、。妹のサラさんは、魔法が使えるようだ、、、でもその生来の性格から、戦闘には不向きっぽく、文化的にモテない部類に入ってしまうらしい、、、すごく可愛らしい子なんだけれど、、、(;’∀’)

で、ユリさんは槍を使って戦うことができるヴァリュクール家のメイドで、リサさんはあざとい神託の聖女、、、僕を守護するとか宣ってたな、、、でも妾は無いよ、、、(;´Д`)


「って、今までの所、関係者の女子率高いな~、、、(;´Д`)。明日はギルドへ訪問か~、、、早よ寝よ、、、汗」


そうして僕は意識を手放した、、、


「おはようございます、ユート様。よくお休みでいらっしゃいましたね。」


起こされて目が覚めると、ユリさんがまたセクシーなネグリジェ姿でお水を持ってくる、、、まだ夢の中のようだ、、、zzz


って、おい!!何故にいるのだ!?Σ(・□・;)

腕に心地よい柔らかさを感じて左右を見ると、右にサラさん、左にリサさん、、、サラさんは昨日と同じ可愛らしいパジャマ姿で、、、サラさん下着だけじゃん!!Σ(・□・;)


「お、おはようございます、ユリさん。今の状況の説明をしてほしいのですが、、、汗」


「はい、晩餐の後に私は旦那様に呼ばれてそちらにお伺いし、ユート様の部屋に戻ってくるとこの状態でした。ニコッ」


って、なんの説明にもなっていない、、、(;´Д`)


~~~~


昨日、屋敷に戻って旦那様にご報告を上げた。

旦那様は唸りながら色々お考えになられていた、、、。


晩餐の後に執務室に呼び出された私は、旦那様からの命令を受けた。


「ユート君への褒美の一つとして、ユリ、君を下賜しようと考えている。当然、嫌なら嫌と言って欲しい。」


「旦那様、それはどういった意味なのでしょうか?私はヴァリュクール家に必要ないと?」

その言葉を聞いたとき、私の胸は張り裂けそうだった。孤児である私を拾い育ててくれた大恩あるヴァリュクール家、ひいてはサラ様と離れなくてはならないことがこの上なく悔しい。

私は、胸元で握り拳を作り、悔しい気持ちが表情に出ないよう注意しながら旦那様に尋ねた。


「いや、ユリの存在はヴァリュクール家、特にサラにとって必要不可欠だ。だが、あれもいつかは嫁に出さねばならぬ。その為の下地を作って欲しいのだよ。それと、我が都市の聖女たるリサ様があのような申し出をするユートなる人物が何者なのか、、、それをヴァリュクール家メイドとして報告して欲しい。サラを嫁に出して大丈夫なのかどうか、、、」


「つまり将来サラ様が嫁ぐユート様の人物調査を行いながら、彼が名誉子爵家ご令嬢を娶るに相応しい人物へ育成しろ、、、と言うことですか?」


「ふむ、そうだな、、、サラはあの性格から彼を逃せば生涯嫁ぐことが無いやも知れぬ。なら、それに私は一代限りの名誉付であるから、娘達には自身の幸せを築いてほしい。どうやら、ユート君には好意を持っているようだから、その気持ちを持ち続けるようであればゆくゆくはと考えている。」


「そうですか、、、それでは、その命に従いユート様の従者として家を出させていただきます。」


「あぁ~、もちろんしばらく彼にはここに居てもらうつもりだから、この話はゆくゆくはと言うことにして、今は内密にしておいて欲しい。」


「それと、、、サラに遠慮する必要は無いぞ?( ̄▽ ̄)」


「、、、畏まりました。それでは失礼致します。」


遠慮?遠慮、、、遠慮!?

顔が熱くなってきた、、、


~~~~~~


服を着替えて昨日と同じテラスへ。


今日は目玉焼きトーストのようなものと、紅茶のようなもの、、、ってまるっきりそれじゃないですかぁ~!!(;´Д`)


ってな感じで朝食をいただいている。


「ユート様、本日は各ギルドへ行きそれぞれで登録していただきます。その後、武器商、防具商の所へ行き、ユート様の最低限の装備を購入させていただきます。本当にその恰好で良く火の国からここまで旅をされてきましたね、、、。」


若干あきれ顔のユリさんに苦笑いを返す、、、墓穴掘らないように気をつけなきゃだな、、、(;´Д`)


「ユート様はやっぱり剣かしら。無骨に無双するユート様ってイメージ湧かないけれど。」


「魔法に興味がおありでしたら、杖なども良いですよ!ユート様。」


ん~、、、どちらにしても白衣着てフラスコ振ってたオッサンが戦う姿が想像できぬ、、、(;´Д`)

朝食を終え、各ギルドへ向かって登録する。


ギルドへ行って分かったことは、この世界ではドラ○エなどのような明確な職業は無いようであることだ。ギルドへ登録することにより、その職業人としてふるまうことができるため、冒険を生業としている人は複数のギルドに登録している。また、薬師や錬金術師などは、専門に特化した形でされている人もおり、ギルドそもそもは途中で抜けることも可能なようだ。


「これは、なかなか育成が難しいのかも、、、」


などとゲーム事のように考えていると、口に出てしまっていたようで、、、


「ゲーム事、、、とは何ですか、ユート様?」


サラさんが小首を傾げて聞いてきた!!

萌える!!(;´Д`)


「あ、いや、こちらの話で、、、(;´Д`)」


サラさんのきょとんとした顔が可愛い、、、(/ω\)


ギルド訪問を終えた後、武器商人、防具商人の所へ向かう前に食事に行く、、、って、描写がご飯のシーンばっかだな、、、(;’∀’)


今日は、お魚さんか♡


「各ギルドへ訪問いただきましたけれど、ユート様、いかがでした?」


ユリさんに尋ねられるけど、今一ピンとこないんだよな~、、、(;´Д`)


「そうですね~、、、冒険者っていうのはやっぱり魔王討伐に行ったりするものなのですか?」


RPGのテンプレがあるのか確認の意味も含めて尋ねてみると、、、


「ま、魔王討伐!?Σ(・□・;)」


ユリさん驚愕、サラさん硬直、リサさんニッコニコ、、、(;゜Д゜)


「ユート様、、、確かに魔王は討伐しなければいけませんが、、、勇者と呼ばれる方々でも討伐できないくらい強いので、、、それに、魔物はいつどこで現れるかわかりませんので、目を付けられないように、安易な発言はお控え下さい。」


「あら、ユート様なら大丈夫じゃないかな?神託をいただくような方ですし。それに私がついておりますので、アクア様のご加護もありますよ♡☆(ゝω・)vキャピ」


サラさんは硬直継続ちう、、、

、、、もうこの質問は封印しよう、、、汗


「とりあえず生活をできるようにするために、冒険者ギルドでのクエストは受けていこうと思います。そのほかのギルドについてはそれからですね、、、それよりも装備をどうするかってのが頭が痛いです、、、」


「武器商人や防具商人の所で手に入るのは標準クラスの物ですので、ミスリルやアダマンタイト製はありませんが、カエサル様よりいいのを与えるよう言われております。お金の事はご心配なさらずに。」


って、そう言えばこの国の金融システムってどうなってるんだ?


「聞き忘れていましたけれど、この国のお金ってどうなっているんですか?」


僕が聞くと、3人が不思議そうな顔をした。


「ユート様、、、お金は、銭貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨の5種類で10枚ごとに高額貨幣1枚と相当するのは、すべての国共通ですよ?火の国でもそうだったはずですが、、、?」


あ、サラさん復活と思ったら、やばい!!地雷だよ!(;゜Д゜)


「あ、いや、私の生まれ育った村は自給自足で貨幣を使うことが無いところでしたから、、、汗」


「そうでしたか。ヴァリュクール家にいる間はあまり気になさらないでくださいね!私たちの恩人ですから。」


サラさんがそう言うと、


「教会も寄進はいただきませんわ。まぁ、聖女たるこの私がここに居ますので、教会に用はほとんどないでしょうけど♡」


リサさんが煽ってきた、、、(;´Д`)

仲良くしてよ、、、汗


~~~~


食事を終えて、武器商人さんの所へ行く。

まぁ、なるほど、、、厨二心がくすぐられるような武器がいっぱいだ。大振りのバスタードソードから、モーニングスターなんかまであるよ♡


色々物色していると、ふと目に着いた一本の片刃刀。眺めていると何やらアイコンのようなものが見える、、、{銘刀:朽ち鋼 相手の武器耐久力削減効果、スロット3}

お?これは良いものか??


とりあえずこの刀は確保して、、、でも刀って僕に使えるのだろうか、、、(;´Д`)


その他に同様に{小太刀:イスルギ 急所攻撃率増大 スロット2}、{両手杖:アクアマナイト 水属性魔法効果増大 スロット3}、{片手杖:アクアフリュー 水属性魔法効果増大 スロット5}、{弓:天駆の弓 急所攻撃率増大 スロット2}、{矢:雨蔓の矢 連射可}などを購入した。驚くことに他の武器と値段が変わらなかったようだ、、、この武器商人、目利きできないのか?汗


それから、防具商人の所へ行って防具を見る、、、というか、また着せ替え人形かよ!!Σ(・□・;)


みんなしてあ~でもない、こ~でもないと言いながら僕に防具をあてがっていく、、、デジャブだ、、、(;´Д`)


そうこうしていくつかの候補に絞られたらしい、軽装の鎧を見せられて、、、


「「「ユート様、どっちにしますか?」」」


と口を揃えて聞かれたよ、、、(;´Д`)


見てみると、二つは同じプレートアーマーだが片方にはスロットが付いていたので、そっちを購入する。戦闘スタイルが固まっていないので、盾は今回は購入しないようだ。


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