36.砂漠
翌朝、頭痛と戦いながら身体を起こすと、ユリがお水をスタンバっててくれた、、、
「ありがとう、ユリ、、、イタタ、、、」(;´Д`)
「大丈夫ですか?ユート様はお酒禁止にしないといけませんね、、、」
「だって、楽しいんだもん、、、」シュン
「フフッ、冗談ですよ!野営の時はお酒飲めませんしね!」(笑)
「ん、お水ありがとう。じゃ、朝食を食べに行こうか。」
そうして、ユリに導かれながら、食堂の方へ向かって行った、、、
食堂に着くと既にみんな席についていて、残すは僕とユリだけだった。
僕の前には、前回同様お粥だった、、、(;´Д`)
「サラ、いつもありがとう、、、(イタタ、、、)」
「いえ、今日もお腹が辛いかと思いまして、お粥にしましたけど、大丈夫ですか?」
「うん、そうしてもらえて助かるよ、、、」(;´Д`)
サラさんのこういう気づかいは、なかなかできないよね、、、(;´Д`A ```
僕の言葉に、サラさんは嬉しそうにはにかんでくれた。(笑)
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朝食を取りながら、ジン君がいつものように本日の予定を伝えてくれる。
「で、今日の予定ですが、プリオムは温泉が一つだけですので、次の街に向かいます。次の街まで2日の行程ですので一度野営をすることになります。」
「なんか、気分だけ久しぶりの野営だね!」(笑)
「はい、、、ですけどその野営地点が、どうしても砂漠の近くになりますので、注意が必要になります、、、」
「どゆこと?」(。´・ω・)?
、、、ジン君の説明では、砂漠付近はレッドスコーピオとか言う体長が人の2倍ほどある大サソリやサイドワインダーと言う毒を持った蛇型モンスター、サンドワームと言うミミズ型のモンスターなどなかなか強いモンスターがうじゃうじゃいるらしい。砂漠の中に入らないまでも、モンスターが襲って来る可能性はあるので、見張りをしっかりとしなきゃいけないそうだ、、、
でも、僕らだったら余裕じゃない?(。´・ω・)?
「ユート様、顔が油断で溢れていますわよ?」ギロッ
ミオさん、ごめん、、、m(__)m
って、なんでばれるんだよ、、、(;´Д`)
「あ、ごめん、、、」
「まぁ、ユート様のお気持ちも分からないでもないですけど、、、砂漠のモンスターは毒を持っていますから、これが厄介でして、、、」
(・_・D フムフム
ジン君の言葉によると、かなり強力な毒を持っているらしく、油断大敵なようだった、、、
「ヒーラーが解毒魔法を使えない場合は、解毒薬をあるだけ持っていかないと、砂漠へは立ち入れません。今回は近くまで寄るだけですので大丈夫だとは思いますが、、、」
「私、解毒魔法使えるよ?」(。´・ω・)?
エッ!?Σ(・□・;)
まさかのリサの発言に、ジン君が目を丸くした、、、(僕もだけど、、、)
「そりゃ、アクア教の腐っても聖女だもの♡戦えなくても回復系はお任せよ♡」☆(ゝω・)vキャピ
これさえなければハイスペックなのだが、、、
ん?ってことは、砂漠に入れるんじゃね?
「ねぇジン君、、、こないだの話だと、砂漠には悪い魔法使いに囚われたイフリートがいるんだよね?」
「あ、はい、そういう言い伝えにはなっていますが。」
「じゃ、そのイフリートが居なくなったら、、、どうなるの?」(。´・ω・)?
「それまでは肥沃な土地だったと伝承にはなっていますので、、、特に、エメシュで最も樹の国に近い街になりますから、、、」
「じゃ、今晩は野営をして、、、次の日に、そのイフリートを開放してあげたいと思うんだけど、、、ダメかな?」(。´・ω・)?
「エッ?マヂですか?」
「うん、、、マヂ!みんなも良いかな?」
「リサ様には、私のイチゴちゃんをくっつけとけば大丈夫かな~?」
そ~いえば、リサが熱に弱いんだった、、、(;´Д`)
「リサ、どう?」オソルオソル、、、
「うん、大丈夫と思うよ!イチゴちゃんもモモちゃんもすごい勢いでレベル上がって来てるから、火の気に当てられるようなことはそうそうないと思う。もし無理そうなら、ちゃんと報告するし!」
なら大丈夫かな?汗
「じゃ、とりあえず可能かどうかチャレンジしてみるとして、、、ジン君、どかな?」
「まぁ~、、、仕方ありませんね、、、でも、無理そうならすぐに引き返しますからね!あと、馬の番をしてもらう人が必要なので、それをどうするか決めないといけませんね、、、」
そっか~、馬で砂漠は無理だもんね、、、って、あれ?屋敷のアポロさん達に来てもらえばいいんじゃね?
「ジン君、、、アポロさんとかに来てもらうってのはどうかな?」
「あの修練所の御仁ですか、、、まぁ、ありよりのありではありますが、、、大丈夫ですか?」
「んじゃ、ちょっと聞いてみるよ!」
~~~~~~~
と言う訳で、、、時間は流れて、すでに夜、、、
「アポロさん、イズナさん、ルグルトさん、、、っと屋敷のみんな、馬の番を頼みます、、、」
そう、、、あの後、すぐにワープで屋敷に戻って事情を話すと、アポロさんとイズナさんが2つ返事で答えてくれたのだが、ルグルトさんやバトラさん、それにメイドのマリアとアリスまでが来ることになってしまった、、、戦えるの?(;・∀・)
「ほいきた、明日の朝までには帰って来いよ?」
「そうだね~、適当には私達も眠りたいからね!」(笑)
「ユート様、御武運を!」
ルグルトさんは、マーサにゴニョゴニョ言っていた。
メイとミトも、それぞれアポロさんとイズナさんに頭を撫でられて嬉しそうだった。(笑)
「さって、みんな行くぞ!」
「「「「「「「「お~!!」」」」」」」」
あんまり、締まりの無い掛け声とともに、僕たちは砂漠に入って行った、、、
で、砂漠の気候は僕のいた世界と一緒で、夜は涼しく昼は猛暑で、って感じで突っ切るなら夜に行動するしかないのだ!!
「ジン君、どれくらいで着きそうなの?」(。´・ω・)?
「そうですね、、、そんなに大きい砂漠では無いので、何も無ければ3時間と言うところでしょうか?」
「あら、結構近いのね?それなら、他にも行った人がいるのでは?」(。´・ω・)?
「いえ、、、イフリートが居ると言われている地点付近は、火の精霊が興奮していまして、、、あまりの熱気に近づけないのですよ、、、」
イフリートの熱に触発されてって感じなのかな?
「そっか、、、早く解放してあげたいね、、、」
「できるんですか、、、?」汗
「ん?」(。´・ω・)?
「あ、いえ、何も、、、」汗
で、行軍を続けること2時間、、、途中、サイドワインダーをミトがヘッドショットで射殺したり、レッドスコーピオをミトがみじん切りにしたり、サンドワームをモモちゃんがこんがり焼いたりしたのは、置いといて、、、流石に暑くなってきた、、、いや、これもう熱いよね?(゜Д゜;)
「リサ、大丈夫?」
「ユート様、心配してくれるの~?ってか、ほんとうにイチゴちゃん凄いよ!!私、全然平気だもん!」☆(ゝω・)vキャピ
そう、熱に弱いリサにはウンディーネのイチゴちゃんを張り付けているのだが、かなりの熱気になっても、大丈夫になるほど強くなっているのだ、、、
これも、メイとミトと一緒になって、マーサが狩りをしまくっているからだな、、、(;・∀・)
「そっか、、、じゃ、もうちょっと頑張ってね!」
「は~い♡」☆(ゝω・)vキャピ
リサが大丈夫そうで、なんだかんだ年長組も大丈夫そうなので、歩を進めることにする、、、それでも熱気で体力が削られているのは感じるのだが、、、(大丈夫か?これ、、、)
、、、、、、、、、、、、、で、、、イフリートが居ると言われている付近に着いたのだが、、、そこには、鎖で縛られている幼子が居たのだった、、、
しかも、身体全体が白赤く光っている、、、すさまじい高温であることが感じられる、、、
で、イチゴちゃんがリサだけでなく僕たち全員を水の気で守ってくれていた、、、(なにこれすごい、、、(;・∀・))
「えっと、、、君がイフリート?」(;・∀・)
「おにいちゃん、、、だれ?」
「うん、僕は君を助けたいって思ってるんだけど、、、」
「、、、僕、、、強制的に受肉されてここに閉じ込められているんだ、、、ぼくのからだをコワシテ、、、」
少年の言葉が片言になるに従い、まぶしさが増し、少年の身体が大きくなっていった!
イメージ通りのイフリートの姿へと、、、
「ウォーターフォール!!」
僕の魔法により、僕たちとイフリートの間に水の壁ができる、、、が、イフリート側が沸騰し、蒸発する音が聞こえる!?(まぢか!!Σ(・□・;))
「クッ!!」
ララァやユリは、熱気の為にイフリートに近づくことすらできない、、、
ミトの弓は、、、イフリートの直前で焼失する、、、
サラとミオのアクアストライクも、、、届く前に霧散する、、、
それ以上に、、、イフリートの嘆きが僕の心を捉えて離さない、、、
火の妖精として、本来なら自然界の力の流れに従って時には人の役に立ち、時には災厄となり、この世界を循環していたものが、、、
、、、って、なんでこんなことを僕は知っているのだ??Σ(・□・;)
でも、、、何とかできるような気がする、、、
「イチゴちゃん、、、」
僕の言葉にイチゴちゃんが寄って来る。
「女神アクアの加護を、、、みんなを守ってあげて!」
僕がそう言ってイチゴちゃんの頭を撫でると、イチゴちゃんの身体が数倍まで大きくなって、皆を水の泡で包んだ、、、あぁ、、、これがもしかすると全能神の力なのかもな、、、
みんなの驚いている顔をよそに、、、僕はまだ具現化しているウォーターフォールの中へ進んでいく、、、みんなが叫んでいるけれど、、、何を言っているのかは残念ながら聞こえなかった、、、
一度振り向いた後、ウォーターフォールの中を突っ切り、イフリートと対峙する。
「オニイチャン、、、」涙
そう、この世界の妖精は、みな無邪気な子供なのだ、、、庇護すべき対象なのだ、、、
人はどこの世でも清く醜い、、、
しかし、彼らがその犠牲になる謂れは無いのだ、、、
「大丈夫だよ!今すぐ助けてあげるからね!」(笑)
僕は、そう言って詠唱を始める。火に水では無く、、、火にはさらに大きい火を、、、
そう、火神だ、、、
「火神アグニよ、我に顕現し、彼の眷属を救え、、、サモン!!」
僕の詠唱が終わると、、、イフリートと僕の間にフヨフヨと白い光が漂った、、、
ものすごい熱を発しているのは分かるけど、不思議なほど熱気が来ない、、、
「おお!全能神様、お久しぶりですな、、、これはこれは、、、」
「まぁ、僕は神様だった時の記憶は無いんだけどね、、、汗。ところで、君の妖精君を助けてあげてはくれないかな?」
僕に話しかけてきた光の玉にそう言うと、光の玉はイフリートの所へ向かった、、、
「アグニサマ、、、」
「おお、、、我が眷属よ、、、主の御霊に従い、ヌシを助けよう、、、我が力を受け入れよ、、、」
光の玉は、イフリートに向かってそう言うと、イフリートの中へ入って行った、、、
そう、吸い込まれるがごとく、、、
そして、光の玉が完全に吸い込まれた所で、イフリートの全身が青白く輝き始めた!!
さすがに、、、暑い、、、(;´Д`)
でも、その輝きは一瞬であり、光の焼失とともに、、、
幼女組よりもさらにちっちゃい、、、それこそ手乗りサイズの女の子が残った、、、
「、、、あれ?」(;・∀・)




