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夢見の良い枕  作者: 劇鼠らてこ
幕間
51/59

登場人物紹介(49話時点)

少しだけネタバレを含みます。


ローレイエル家


エリザ・ローレイエル

年齢 15歳

種族 人間/女


金髪ロングなお嬢様。

ローレイエル公爵家令嬢で国の王子フランツ・アイガムの婚約者である。

親友の影響もあってかどこか庶民的な考え方をする事はあれど、大元は高貴であり貴族的。

突出した才能や非凡な特技は持っておらず、悪い言い方をすれば我の強い家柄だけのお嬢様。

とはいえ両親が両親ともに超常的な部分があったり兄がそれを受け継いでいたりとちらほら特異な部分があるので、いまだ発現していないだけで彼女もまた特別である可能性は捨てきれない。

石橋を渡るような危険は冒させてもらえないタイプ。


マジックアイテム『夢見枕』の持ち主。



ミカルス・ローレイエル

年齢 24歳

種族 人間/男


金髪の長身イケメン王子様風。

ローレイエル公爵家長男にして跡継ぎ。 重度のシスターコンプレックス。

その風貌や家柄から、童話『黄昏の王子様』に出てくる黄昏の王子様に重ねられる事しばしば。 

若くして騎士団の副団長を務め、その実力は既に一級品。 父親の才覚を8割がた引き継いだと言えるだろう。

サマエラという名前の恋人がいる。

1人で石橋を渡り、丈夫かどうかを確かめるタイプ。



アトゥー・ローレイエル

年齢 44歳

種族 人間/男


赤褐色の髪が目立つ厳めしい偉丈夫。

ローレイエル公爵家現当主。 

その見た目通り重々しい声色と性格をしているが、それは対外でだけ。 家ではそこまででもない。

軍団長を務め、騎士団長と並んで国の双璧とされている。

紛れもないただの人間。 ただ強いだけ。

ディニテとは幼馴染だが恋愛感情は皆無で、手のかかる妹のような存在だと思っている。

石橋は使わずに飛び越える。



セシリア・シオン・ローレイエル。

年齢 37歳

種族 人間/女


微笑が怖いローレイエル公爵家夫人。

特に本人に気配を消しているつもりはないのだが、彼女にとって歩くときに音を立てないのは基本。 それはあまりにも鋭敏過ぎる感覚を持った夫に気付かれずに近づくため培った努力の賜物だとかなんとか。

シオン商会9代目会長。 直感を意味するこの名前が彼女にある限り、予知染みたそれが効果を発揮する。 これはいずれ彼女の弟の子供に受け継がれる予定だったが、エリザの才覚の芽生えを見て方針を変更した模様。

護身術程度であればできるが、基本的には戦闘力無し。

石橋は叩いて壊して丈夫な物に再建する。



リトレット家


ユリア・リトレット

年齢 15歳

種族 人間/女


ローレイエル公爵家に仕える侍女長。 リトレット家では末女。

アトゥーと同じくただの人間にして特異な身体能力を発揮する存在。

侍女育成学校時代に同期と先輩を締め上げ、統一を果たした。 猫を被っていてもヤンキー。

エリザとは幼少からの付き合いにして親友。 ミカルスが初恋だが瞬時に失恋した。

頭は悪くないが、考えた末に結論は置いて於いてとりあえず殴っておこうという性格。 石橋は叩いて壊した上で飛び越える。



ルーノ・リトレット

年齢 43歳

種族 人間/男


アトゥーと軍学校同期にして軍副団長。 リトレット家の大黒柱。

スキンヘッドに超長身、大柄と見た目は怖いが声も怖い。 しかも無口。

言葉足らずで天然と思われがちだが実は苦労人。 原因はアトゥー他同期の面々。

事前に調査の限りを尽くした後に石橋を渡るタイプ。



オレイユ家


ペイティ・オレイユ

年齢 15歳

種族 8分の1エルフ/女


ローレイエル公爵家の侍女。 一応副長。

マイペースで空気を読めない部分はあるが、読んだ上で無視する事もある割と腹黒。

血こそ8分の1だがその身体能力はハーフエルフに引けを取らない。

引けを取っているのは魔力を感じ取る部分で、余程強い物でないと彼女は視認すら不可である。 その分聴力は異様の一言だが。

実はお嬢様らしき情報が出ているが現時点では定かではない。

石橋は飛び越えるタイプ。



フレイ・オレイユ

年齢 90歳

種族 ハーフエルフ/女


先々代オレイユ家当主。 元シルバーアイズのお世話係。 現シャルルー家侍女長。

濃いエルフの血の影響で30辺りから見た目が変わっていない。

大戦経験者。

石橋を渡る前に川を埋め立てるタイプ。



ドゥス

年齢 14歳

種族 人間/女


オレイユ家に拾われた孤児。 双子の妹。 現在はローレイエル公爵家の侍女をしている。

藤色の髪を短髪に切った細身の女の子。



メルクマルク

年齢 14歳

種族 人間/女


オレイユ家に拾われた孤児。 双子の姉。 現在はローレイエル公爵家の侍女をしている。

藤色の髪を長く伸ばしたふっくらした女の子。



シャルルー家


ミルト・シャルルー

年齢 15歳

種族 8分の1エルフ/女


シャルルー伯爵家令嬢。 銀髪の大人しい系女の子。 ただし手は出す。

護身術は得意だが、攻めたてる事は得意ではない。 

身体能力は普通の範疇だが魔力の気配を察知する事に長ける。 とはいえまだまだ未熟。

作中で最も普通の感性を持っているかもしれない子。

石橋は叩いて渡る子。



ディニテ・シャルルー

年齢 42歳

種族 クォーターエルフ/女


シャルルー家伯爵。 細剣の女伯爵。 騎士団長。

アトゥーと並んで国の双璧・双肩と称される女傑。 だが、その身体能力はエルフの血によるものが大きい。 だからこそ心の底からアトゥーを尊敬している。 口には出さないが。

アトゥーとは幼馴染だが恋愛感情は皆無で、手のかかる兄のような存在だと思っている。

石橋は斬り捨てて飛び越えるタイプ。



リーフデ・シャルルー

年齢 43歳

種族 人間/男


元Aランク冒険者の剛剣使い。 だがその存在を知るモノは少ない。

何故なら彼は、冒険者を辞めた今もなお冒険に出かけているのだから。 滅多に帰ってこない彼を目撃した人が少ないのだ。

ディニテとは戦場で克ち合い、互いに互いを敵だと勘違いして三日三晩戦った。 その過程で惚れあったので、一目惚れならぬ三日三晩目惚れ。 

現在の目標は打倒アトゥー。 とても子供っぽい性格。

石橋だろうがなんだろうがとりあえず突っ込むタイプ。



テュエル・リオテーク

年齢 15歳

種族 人間/女


早口根暗引きこもり図書館。

だがその知識量は随一。 思考速度も速い。

一応シャルルー家の侍女なのだが、常に書庫に引きこもりっきりで侍女仕事なんて何一つやっていない。 出来ない。

煽りLvMAX。

石橋を叩いて渡るくらいなら帰って布団で寝るタイプ。



ライカップ家


ジェシカ・ライカップ

年齢 15歳

種族 人間/女


ここ最近の王国怪事件や魔獣出現やらの元凶とされている女学生。

染めたような桃色の髪と貼り付けた笑顔が特徴的で、人目が無いと思うやヒステリックになる。

頭の回転も知識も良いとは言えず、成績は悪い。 その上補講に出る気も無いらしい。

どう見ても、誰が見ても怪しい行動をしているのにそれを隠す気配が全くない。

以外にも彼女の周りには小動物が沢山いるようだが……?



バンボラ・ライカップ

年齢 38歳

種族 人間/男


ライカップ男爵家の大黒柱。 最近口数が減っているらしい。 なよなよとした男で気弱。 臆病者で小心者。 しかし、卑怯者ではないらしい。



リーヤン・ライカップ

年齢 32歳

種族 人間?/女


ライカップ男爵家夫人。 以前はヒステリックだったが、現在は非常に静か。

生活もかなり質素な物になったらしい。



インフォルマ・サイオン

年齢 16歳

種族 人間/女


元ライカップ家侍女長。 シオン分家がサイオン家の長女。

脳内に高度演算器かエクセルでも仕込んでいるのではないかという程情報処理能力に長けている。

侍女育成所時代はユリア達の1つ上の先輩だったが、所属している派閥が負けると確信した直後にユリア達の元へ異動した。

エリザの才覚が芽生えなければこの人にシオンが譲られる予定だった程に凄い人。

石橋の情報を集めるだけ集めて計算しつくし結果と合わせて直感を用いる人。



グラーフィカ

年齢 15歳

種族 不明/女


元ライカップ家侍女。 姓は無い。 不思議ちゃん。

常に王国内をフラフラしては見聞きした事を記録している。 

インフォルマに非常に懐いていて、必ず夜には彼女の元へと帰ってくる。

いつでもどこでも見かけるので不眠不休で活動しているとの噂もある。

いつのまにか石橋を渡り終えている子。



王家


フランツ・アイガム

年齢 15歳

種族 人間/男


アイガム王家第一王子。 第二王子はいるが、まだ2歳半。 なので次期国王濃厚だが……?

赤味のある金髪で、ミカルスとは別ベクトルのイケメン。 フェミニスト。

婚約者がいるにもかかわらず男爵令嬢との逢瀬が目立ち、悪評ばかりが立っている。

マジックアイテム『夢見枕』の持ち主で、実は作中最高峰の意思の持ち主。 常人であれば1週間とたてば完全に落ちるはずの洗脳効果を1年間跳ね除け続けていた。

フランツ自身も恋に恋する部分はあったが、エリザの事は大切に思っていた。

呪縛が解けた彼は、どのように動いていくのか。

石橋は自ら率先して渡り、安全であることを後ろに続く者に示すタイプ。



リロイ・アイガム

年齢 56歳

種族 人間/男


アイガム王国国王。

賢王として名高いが、フランツの悪評の余波を受けて不満の声も届いている。

息子の変容にいち早く気づき、監視役を遣わした。 また宮廷魔術師であるシルバーアイズに協力を申し込んでいた。

家内を大事にする王。

石橋は叩いて渡る人。



スクアイラ

年齢 15歳

種族 人間/男


フランツの監視役に遣わされた元暗殺者。 幼少の頃に捨て駒としてリロイの元に暗殺に来たが、王妃に取り押さえられてそのまま教育を受けた。 現在に至る。

フランツが17になるまでに王としての気概を持ち得るか、という命を受けて監視をしているが、起きている事に対しての理解は全くない。 そもそもリロイの私兵ではなく王妃の私兵であり、王妃からはフランツを見捨てないでやってほしいと言われている。

石橋はへらへらしながら渡るタイプで、もし崩れてしまってもフランツだけは助けようとするタイプ。



シャイニングスター・シルバーアイズ

年齢 134歳

種族 ハーフエルフ/男


アイガム王国宮廷筆頭魔術師。 ミカルス、フランツとも違ったイケメン。 口調もイケメンっぽいが、実はそれは被った猫。 本来はもっと荒々しい中年口調をしている。

本名を間宮(まみや)呉俊(くれとし)というのだが、50になるまでにロザリアに膝をつかせられなかったのでこの名前に変更させられた。 本来の名前を名乗ろうとすると自然にシャイニングスター・シルバーアイズだ(キリッ と言ってしまう呪いがかかっている。

120年前にこの世界へと落ちてきた転移者であり、拾ってくれたランキュニアーの元で育った。 英単語を用いた魔法を使用できる。

元の世界では皇平良(すめひらい)という所に住んでいて、妹がいたらしく、妹程の年齢の子にはついつい優しくしてしまう。

転移者であって転生者ではないので顔や体型は元のままだが、拾われた時の治療として純エルフのランキュニアーの血が混じった結果、ハーフエルフとなった。

石橋は最高峰の補強を施してから悠々と渡るタイプ。



アウル

年齢 不明

種族 魔物


シルバーアイズの使い魔。 フクロウ。

実は人語が理解できるほどに知能が高いのだが、ホーと言っておけば大体解決するので喋らない。



その他の人々


シャフト・ランキュニアー

年齢 不明

種族 ハイエルフ


本人でもいつ生まれたのか、いつこの世界にいたのか分からない程の年月を生きる魔法使い。 元宮廷魔法使い。

マジックアイテムの作成が出来る、唯一の存在。

基本的に、時間さえあれば何でもできる。 何でもできるけど余計な事はしない。 依頼された時にだけ相当量の報酬を得てマジックアイテムを作成・製作をする。

マジックアイテムで姿形を老婆に見せているだけで、実は歳も取らない。 しかも美人だと言う噂が。

石橋をつくるタイプ。



ロザリア・クロス=クロイツ=クロワ=クローチェ=クロチフィッソ=エリィクロス

年齢 不明

種族 不明


様々な国や世界を潰して歩いてきた魔法使い。 自己欲求に忠実でわがまま。 でも空気は読める。 読まない事の方が多いが。

その世界で十字の意味を名前に持つ国や宗教国家に潜入し、破壊・崩壊を招いてはその場所の名前を自分の姓に追加する趣味がある。

可愛い人間は手籠めにして虜にし、散々遊ぶ。 その人間の寿命が尽きたら次の世界へ行く。 純粋なゲス。

とはいえ欲求以外の部分では割と常識人で、その気になれば力も貸してくれる。

色んな魔法を使えるが、マジックアイテムの生成は出来ない。

石橋に代わる魔法で渡るタイプ。



夢見の良い枕

年齢 製造後1年

種族 枕/善


マジックアイテム『夢見枕』。 

最初の所有者の分身たる魂を吹き込み、それを渡した次の使用者を夢の中で洗脳していく道具。 この空間では何でもできる上、最初に設定した物であればなんでも取り出せる。

夢を使って洗脳し魅了し屈服させて現実の使用者をも手中に収める、という流れ。


だったはずなのだが、何の因果かこれに宿った誰かによって、寝心地・抱き心地が最高の枕に収まった。

シルバーアイズと同じ世界出身らしい誰かはスケベ思考ではあるものの善良で、本来の使い方の逆、つまり現実を見直させて反省・改善を促すアイテムになっている。

元の世界では夢金(ゆめがね)という場所に住んでいて、そこでは奥さんがいたらしい。

割合過去を覚えていた初期は口調が荒かったが、忘れていくにつれて少しずつ粗が削り取られている。

石橋を叩くも何も自力では移動できない。


中にロザリアの吹き込んだ魂の欠片がいる。





私は石橋は叩いて調べて製造年月まで調べて結局渡らないタイプ。


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