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ペット

 

そう考えると色々と辻褄が合う

今朝俺に抱きついてたり、その状態で寝たフリしてたり、俺のことをご主人さまって読んでたり、下着を見られて恥ずかしがったり…


リセが真っ赤になって逃げ出すのは昨日まで嫌いだった相手のことを急に好きになったからだろう

そういや、賢者も心中複雑とか言ってたけど、この事か…


……ふぅ、色々謎が解けてすっきり……しないわな


「…ねぇ、あなたはリセちゃんのことをどう思っているの……もしかして、あなたもリセちゃんのことを好きなの?」


ずいぶんストレートに聞いてくるね…ところでサティアは何でそんなに不機嫌なの?……はっ!

まさかサティアも俺のことが好きに……


「リセちゃんは本当にあなたの事が好きみたいなの

あなたのことを話題に出すと真っ赤になるし、少しイジワルするとスゴく可愛くなるのよ」


ってんなわけないな

俺じゃなくてリセの事が好きなんだな

さっきのは『あなたも(わたしと同じように)リセちゃんが好きなの』だな

そしてさりげなくSいよこの娘


「それでどうなの?

リセちゃんの事をどう思っているの?」


……多少百合臭がするがサティアはリセのことを本気で気にかけているようだ……ならばこちらも本気で応えよう




































「リセはペットですよ」


































 

「なっ!?

ペットだなんて、ひどい!」


「リセはぼくのペット兼奴隷とは前から言っていたことですよ」


リセがうちに来てからこのスタンスを崩した事は一度としてない

常に公言していたことだ


「で、でも賢者さまに頭を下げたり、あんなにぼろぼろになったり…」


「別に大事なペットのためなのですからおかしくないでしょう」


「え?」


リセをペット扱いしているのにはきちんと理由がある

それは他の奴隷とは違うという扱いだ

ペットとは愛玩動物……愛玩とは大切にし可愛がることを指す……まぁつまりこういう事を暗に言ってるわけなんだが…

何故か人間にペットという表現を使うと酷いことをしているって捉える人が多いんだよね、ふっしぎー(棒)


「何かおかしな事でも?

ペットは家族の一員ですよ?」


つまりリセの事を家族だと思っているのに何で酷いとか言われなきゃならないだろーね?(棒)


「え、え……え?」


うん、サティアちゃん絶賛混乱中


真面目な話、リセのことは妹みたいに思っている

血は繋がっていないから義妹ってところだな……義妹ってなんか良い響きだよね


まぁ、それと同時にあまり懐いてくれないペットととも思ってるけど

ぶっちゃけ本音(家族扱い)と建前(ペット扱い)の同時進行なんだけどな


ちなみに、この辺りをちゃんと説明する気はない






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