V.S.ヴァイス・リンドヴルム--3・決着
今まで触手の同時使用は5本、細かい指示を出すなら一本減って4本が限界
5本同時使用したときは打撃の触手爆裂拳だったが、今回は9本な上に打撃よりも難しい斬撃だからかなりキツい
多分目とか耳、それに鼻あたりから血が流れてると思う
触手による連続斬撃を叩き込むが
「ヴヴゥ…」
一撃一撃が軽いのか倒れる気配がない
くそっ、これでも倒れないか……それなら
ナインテイルのうち4本を2本に、残りの5本を1本に束ね
「数多に別れし聖なる炎の刃よ
いま再び1つになれ
《リ・ユニオン》」
聖炎の剣を1つに再統合する……ただし、別れる前より遥かに大きくなっているが
触手の数が減ったことで脳への負担は軽くなったが、今度は魔力制御がキツい
触手は束ねると威力が相乗し跳ね上がる性質があり、同時に魔力制御の難易度も跳ね上がる
ちなみにこの状態を『連理の触手』って名付けてみた
連理の触手のうち2本束ねの方でドラゴンの動きを封じ
巨大な聖炎の剣をセットした極太連理の触手を掲げ
「今度こそ死ね
連 理 触 手 大 聖 炎 剣!」
真っ二つにする勢いでおもいっきり降り下ろす
これで倒れなかったらもう打つ手がない……頼むから倒れてくれ
聖炎の刃がドラゴンに当たり……真っ二つになる
……確かに狙いはしたけど、本当に真っ二つになるとは…
ふぅ、でもこれでもう立ちはしたいだろう
「さて、早いとこフェニックスの遺灰を見つけて帰らないと……っと、そうだ」
ドラゴンゾンビってことは屍龍玉が回収できるな
ただの死体に戻ったドラゴンに近付き龍玉を探…「グルル」
!?
こいつ真っ二つになってもまだ生きて……はないけど、動けるのか?
「グルッ」ポイ、ドォンッ
真っ二つになりながらもドラゴンは身体を起こし、どこから出したのかはわからないが石をこっちに放り投げ……そして倒れた
放り投げられた石を反射的に受け取る
これは……まさか魔装石?
……まぁ、いいか
これが魔装石ならもうこいつとは戦わなくてもいい
それに最後の力を振り絞ったみたいでもう本当に動く気配がまったくないし
「《ボックス》」
四次○ポケット的な魔術を使いドラゴンを放り込む……容量的にギリギリかな?
いつ倒れてもおかしくない状態だし、龍玉探すの面倒だからドラゴンごと持って帰る
あとのことは賢者さんに丸投げです




