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V.S.ヴァイス・リンドヴルム--2

 

「ヴォォォォォォ!?」


土の槍がドラゴンの腹に突き刺さり、昆虫標本のように縫い止める

いくら鱗に覆われていないとはいえ皮革を貫くのは容易ではないが重力増加でそれを可能にした


聖水の鞭

地のバインド

超重力

土の槍


四重の戒めでドラゴンの動きを再び封じることに成功


「ヴォォォォォォォォォ!?」


どうにかしようと暴れてはいるが無駄だ……と思いたい


ドラゴンが動けないうちにナインテイルの縛りに使ってない一本を使ってドラゴンを中心に魔法陣を描き


「鳴り響く轟音

 夜空を切り裂く閃光

 空より降り注ぎし天火よ

 其の轟きと閃きにて

 咎人に悠久の静寂と

 永遠なる眠りを与えたまえ

 《パニッシュメント・サンダー》」


俺が使えるなかで最強の魔術を使う


強大な雷が魔法陣の中心、降り注ぐ


「やったか?」


最強の魔術ではあるが奴が龍王種であることや奴の近似属性であること、さらにこの魔術自体が魔法陣の補助を使っている上に不完全であることなど不安要素がいくつもあるので気が抜けない


これを詠唱破棄であっさり放つパパンはどれだけすごいんだろ?

 

雷光が収まり、ドラゴンの姿が見えて来た


「ヴォ…ォォ…」


ぼろぼろになりながらもまだ生きている


ちっ、まだ生きてやがるか……うっかりフラグを立てた所為か?

でも仕方ない

大技使ったあとは言いたくなるぞ、あのセリフ


「ヴォォォ」ブンッ


「くっ、せいっ!」ザッ


「ヴォ!」


ドラゴンが尻尾を振って攻撃をしかけてくるがナインテイルを使いガードし、できた隙に聖炎の剣で斬りかかるも爪でガードされる








幾度となく剣と爪を交わし合い互いに削り合うが、決定打となる一撃が入らない

このままだと地力で勝る上に疲れや痛みを知らないゾンビな奴に負けるな…

つーか、俺もかなりぼろぼろで既に立ってるのもツラい


仕方ない、今までやったことないけど…


「聖なる炎の剣よ

 その身を数多に別け

 新たな姿となれ

 《クローン・プロセス》」


術式加工で聖炎の剣を増やし、触……ナインテイルにセット

本来であれば水の鞭が炎の剣を消してしまうが今回は互いが持つ聖性が水と炎を取り持つ


「くらえっ、触 手 乱 舞!」


ナインテイルによる超連続攻撃で勝負を決める

ナインテイルの九本同時使用はかなり頭に負担がかかるが四の五の言ってられないしな


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