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3 社会学的説明図
3枚目は、社会学的説明図です。
技術と政策は、文明を支える二本柱です。
経済・社会活動は、全ての人々が営む、文明活動の本体ですが、
その経済・社会活動を豊かにし、あるいは健全に保つために専門分業化したのが、
科学・技術や制度・政策だと思います。
経済・社会活動を人間の胴体、自然・社会環境を働きかけの客体、
技術を右腕、政策を左腕とすれば、
その実現に必要な物的資源が右ひじ、人的資源が左ひじに当たると考えると、
この図は分かりやすいかもしれません。
実際の活動は機械がやってくれるようになると、人間の仕事はより一層、
技術と政策の開発・立案や点検、改善に移っていきます。
将来、AIが技術開発や政策立案の部分まで代行してくれるようになったら、
あとは〝複数案からの選択〟や〝人間の欲求に関する基礎情報の提供〟
〝結果の検証〟〝運用管理〟の問題だけになっていくかもしれません。