あとがき
読者の皆様、七士七海です。
この度は異世界からの企業進出!?転職からの成り上がり録を完結までもっていけたことに関しまして誠に感謝いたします。
この作品の執筆のきっかけは、私自身がそういう系統の会社に勤務していたのがきっかけです。
朝は早く、夜は最高で深夜二時か三時ほどまで勤務し、一月の休みが三日ということもありました。
そのおかげで体がぼろぼろ、精神的にも参っていたのですが、唯一手軽に読めるこの小説家になろうにある作品の数々が私の心を癒して、更新を楽しみにすることで仕事や生活を頑張っておりました。
そんな折に、ふと、社畜のような主人公を描けないか、そして敵を無能上司のような存在にできないかと考えてしまい、それが思いのほか面白く、これ、行けるのでは?と思い気づけば長い年月をかけて描く作品となっておりました。
皆様もお気づきだとは思いますが、この作品の敵は力や権力は持っているけど、あまり有能ではない。
そんな存在ばかりです。
所為、ブラック企業で猛威を振るうような方々を妄想した結果がこれです。
実は一部に実在の人物をモデルにもしています(笑)
そんな感じで、執筆していて少しスッキリするような感じで描いた結果が今回の作品でした。
多くの皆様から呼んでいただき、様々な感想をいただいて、ああ、最後まで書かなくてはと元気をいただきました。
私の人生の中、おそらく一生の中でも決して忘れられない思い出の作品となりました。
そんな作品を皆様の愛読と応援のもと書かせていただき、語彙が少なくなり申し訳ありませんが『ありがとうございます』と感謝の言葉しか出てきません。
さて、今後の執筆に関してなんですが、いくつかご感想で散見された意見につきましてこちらにてご報告します。
まずは多く寄せられていた、後日談や外伝ストーリーに関しましてですが、私としても娘が大きくなった時代のストーリーや海堂や南、教官たちなどのサブキャラたちの外伝を書きたいと思っていますので少し、間が空くかもしれませんが書いていきたいと思っています。
本編としては、次郎が社畜から社長になり、世界をまたにかけるような社会人になったことで成り上がって終了となりました。
ですが、まだまだ気になる点は残っていますのでそれも回収できたらいいかなとは思っています。
しかしながら、完結までもっていってしまったので現在は燃え尽き症候群状態なのでもしかしたら忘れたころに再度筆を執るかもしれません。
その点はご了承ください。
次に次回作や、現在連載中の作品に関しましてですが。
正直に言いますと、実はほかにもアイディアをもって別作品を書いています。
ジャンルはいろいろと雑食のように手を出して、我ながら良いと思った作品もちらほらと。
なのでもしかしたらそちらから連載が始まるかもしれません。
次回は……どんな作品で始まるんでしょうねぇ。
私としてもどうなるかがわかりません!!
ファンタジー路線を貫くか、ラブコメを描くか、オカルトを描くか、それとも戦国を描くか。
ただ言えるのは、少し休んだらまた新たな物語を描き始める。
それだけは断言できます。
連載を中断しているパンドラ・パンデミック・パニックに関してですが、こちらに関しましては連載の目途はたっておりません。
大変申し訳ございません。
何分、企業進出の方をまずは完結させようと全振りしていましたのでそちらに割く余裕がありませんでした(汗)
連載を再開するかもちょっと考えされている作品でもあります。
いっそのこと新作に関しましても読者の皆様にアンケートを取るのもいいかもしれませんね(笑)
書きたいものを書くそれが小説家という者でもありますが、読んでみたいと希望がある作品を描くのも一考の余地があるかもしれません。
しかし、そこから私の世界が展開されてしまうので希望通りとはいかないかもしれませんね。
今後の活動に関しましてはこんな感じですね。
さて、長々と語りましたが、最後に長い年月を隔て作品というつながりを隔て皆様と交流できたことは私の人生の宝です。
『面白かった』
『楽しかった』
『終わるのが寂しい』
『こんなことが起きるとは!?』
様々な感情を添えて、送ってきてくれた皆様のお言葉があったから続けて来れました。
色々な作品が急に終わってしまう最中、自分が走り抜けられたのはきっと、一人じゃなかったからだと思います。
独善的な作品だったかもしれませんが、それでも、決して一人ではなかった。
待ってくれている人がいる。
これはきっと、幸せなことなんでしょう。
その幸せを知ることができたのは、ご愛読してくださった皆様がいたからです。
皆様の記憶に残れる。
掠れるかもしれない、一時かもしれない、ああそういえばと錆びついた記憶とともに思い出す程度の一瞬かもしれない。
ですが、間違いなく、この一時は皆様と一つの作品を作り上げることができました。
そんな私が感じ取れた万感の思いを乗せてこの言葉をあとがきの締めくくりの言葉とさせていただきます。
『ご愛読ありがとうございました!!次回作もまたご一緒に!!!!』
七士七海




