餅つきの都は……燃やしてしまえ!
「あの……アサナ大佐。何で《年末大掃除平原》は素通り出来たんでしょう?」
「これをアイツから貰ったからだろう」
「その『主役じゃ!』って書かれたタスキ?」
「これを見たときピンときた。ここは一発キャラの墓場だと」
「通りで、見たことある人が多いと思った」
「『出番をくれ~!』と叫びながらゾンビの如く迫ってきたがーー」
「警備員に蹴り戻されてましたね」
「わたしとしては、バイオ〇ザードみたいに銃乱射してもよかったんだが」
( ロ_ロ)ゞ もう、出ることは無いんですから、労ってやって下さい。
「そう! どっからか、そんな声が聞こえたんだ」
「そんじゃダメっすね」
「ダメだな」
「我々の存在は過程より結果です。アサナ大佐、音頭とって下さい」
「そんじゃ、《餅つきの都》に行くぞ!」
《ピンポーン》
「何で門にチャイム付いてんですかね?」
「はーい。どちらさ~ま?」
「( ロ_ロ)ゞ 討ち入りに来ました」
「Σ(゜Д゜) えっ! マジ!? 赤穂浪士?」
「Σ(゜Д゜) 大佐! 聞いてないよ!」
「…………許可が下りました。門を開きますので入って下さい」
「(;゜∇゜) 何で?」
「討ち入りって年末の挨拶行くときの掛け声だよ?」
「ぜってー違う! 騙されてるって! ちょっと、大佐」
「(  ̄ー ̄)ノ オッス。オラ、アサナ」
「臼で、ウッス!」
「ゴァバラ!」
「Σ(゜Д゜) アサナ大佐!?」
「!Σ( ̄□ ̄;) 臼をぶん投げてきた!」
「(;・ω・) 何、ザワついてんの? ただの挨拶だよ」
「嘘こけ!」
「ア、挨拶なのか……」
「アサナ大佐? 大丈夫ですか?」
「挨拶には挨拶で返すべきだよな?」
「!( ̄- ̄)ゞ アサナ大佐。臼です」
「(#`皿´) 喰らえや! 臼でウッス!」
「グフッ! いい挨拶だ」
「マジかよ! 受け止めたぞ?」
「しかも、心持ちいい笑顔だ」
「(  ̄ー ̄)ノ Mの世界にようこそ」
「(¬_¬) 貴様らと一緒にするな」
「(;・ω・) あれ? 何か見下されてない?」
「いいか? 俺達は何にでもケツふるダMとは違う!」
「なっ! 失礼な!」
「(¬_¬) Mを否定しない時点で同類だろう」
「(¬_¬) 同属嫌悪ってヤツか?」
「Mだけに?」
「(σ≧▽≦)σ 上手い!」
「(  ̄ー ̄)ノ お前達のM談義にうつつを抜かす意味はない。早く行くぞ」
「!( ̄- ̄)ゞ アサナ大佐が復活した」
「何か、さっきまで壊れかけのパソコンの様にフリーズしてたよな」
「……行かせる訳にはいかん」
「(;・ω・) えっ?」
「……何だ? 殺るのか?」
「(;・ω・) ……お前ら何で脱いでんの」
「いつの間にか、でっかい臼と杵もった裸族出たんですけど」
「この《餅つきの都》に伝わる決闘方に元づき、臼の中で決着を着けよう!」
「望むところだ!」
「(#`皿´) お前ら! 何で臼の中でポージングしてんだよ!」
「「っさあ来い!」」
《ペッタン、ペッタン、ペッタン、ぺーー》
「これは……いい!」
「どうだ! いいだろう」
「よくねえ!」
「臼の中で恍惚としている男二人に杵でつついているフンドシマン」
「この世の地獄だ」
「えー、名物の餅はいかがっすか?」
「(;・ω・) ここで餅を出すの?」
「おっ、おい、この餅って……あの杵と臼で作ったんじゃないよな?」
「(¬_¬) えっ? ナニ言ってんの?」
「だよな」
「そんなもったいない事しませんよ。あれは体に刺激を与えるものですから」
「(;・ω・) いや、その感覚からしておかしいからね?」
「正解はこちらです」
「「ペッタン、ペッタン、ペッタン」」
「Σ(゜Д゜) 裸族が餅米の海に飛び込んでるんですけど!」
「ぶつかり合って……あれで作ってんの!?」
「さあ、どうぞ」
「(#`皿´) 食えるか!」
「Σ( ̄ロ ̄lll) みっ、みんな大丈夫か?」
「アサナ大佐」
「餅は相撲取りがぶつかり合ってできている!」
「Σ( ̄ロ ̄lll) アサナ大佐!?」
「そして、杵と臼は優しく体をマッサージするものだからな!」
「( TДT) 正気に戻ってくれ~!」
(・д・ = ・д・) どっかしたの?
「( TДT) アサナ大佐が~!」
(;¬_¬) いつまでも来ないと思ったら。このジュースを飲ませて下さい。
「大佐。飲んでください」
「ごくごく」
美味しいですか? 特製激辛ジュース。
「(°Д°) カラッ!」
「!Σ( ̄□ ̄;) アサナ大佐が火を吹いた!」
「喚きながら、火を撒き散らしてるぞ!」
(・ω・)ノ 皆様。出口はこっちでっせ。
「急げ!煙に巻かれてしまわない内に!」
「アサナ大佐を……」
(  ̄ー ̄)ノ 大丈夫。とどめ刺すから。
「Σ(゜Д゜) 刺しちゃダメ~!」
(  ̄ー ̄)ノ アサナさんならこの程度ではやられません。信じて脱出しましょう。
「本当か?」
ほら、あんなに元気に走り回ってるじゃないですか。
「(;゜∀゜) あれは違うと思うんだけど?」
大丈夫です。あの人はだてに『やらかした妖精』とは呼ばれてません。
「そうなの?」
(#`皿´) 良いから行けや!
「!Σ(×_×;)! ぢゅごッ!」
『こうして《餅つきの都》は《狂乱の妖精》と呼ばれる悪魔によって一夜にして滅ぼされたのだった』
「( TДT) 口からボーッて火がでたんだよ。ボーッて火が!」




