ボス戦?闘いません?
勢いとは……ためらわぬ事。
「レベル??」
そろそろ次の町に行ってみたいので皆さんのレベル聞いときたいな~て。
その前にボス戦ですね。
東の森の先にある開けた場所に出るらしいですねー。
「どんなボス?」
この間まで、《アックス・オーク》だったらしいんですけど、《筋肉☆オーガ》に代わったんです。
「……代わった?」
オーガ達のボディビル選手権があったのを覚えてますか?
「……記憶にありません」
もう、そんな年ですか?
「思い出したくないんだよ!筋肉筋肉筋肉!夢にまで見たよ!」
(・_・)エッ..?なんで?
「サリカが引きずって行くんだよ~。いつの間にか審査員にまでなって、毎日毎日見せられた身にもなってみろ!」
天然・ドS・筋肉フェチ。……スペックど・ん・だ・け~!
「イッコウか!……そ言う訳で聞きたくない!」
わがまま言うと、椅子のくくり付けて黒板を引っ掻く音付きで無理やり聞かせます。(車椅子を用意!)
「い~や~だ~!」
仕方ないですね。これを無理やり飲ませて、黙らせますか。(精神安定剤
「ちょっと待て!精神安定剤じゃないだろ!そんなもんで殴られたら黙るどころか意識が飛ぶわ!」
何、言ってるんですか?飲ませると言ってるんですから、無理やりねじ込みます。
「……(ゴクッ!)」
大人しくしますか?
「(コクコク)」
続きですが、ボディビル選手権で優勝した《筋肉☆オーガ》が、『おれ、ガチでボスなれんじゃね?』とか言い出して、挑戦状叩きつけたらしいんですよ。
「フ~ン。(興味なし!)」
それがツイッターなどで広がって、大々的にやることになったんです。YouTubeにもあげられてます。見ます?
《ここからは動画になります》
さあ、いよいよ東の森フィールドボスを決める戦いが始まろうとしてます!
《ピッ(動画停止)》
「なんでお前が司会してんの?」
しちゃ悪いですか?……サリカさんに頼まれたんです。
「なして?」
司会進行するモンスターがいなかったんで、適当に頼まれました。とりあえず続きを……。
《ピッ(動画再生)》
ここで両者があらわれました!
向かって右から《アックス・オーク》!『ここに来た冒険者は、皆一度はオレの斧で真っ二つになってるぜ!ワイルドだろ~!』とのコメントをいただいております。
向かって左からは挑戦者《筋肉☆オーガ》!『オレの筋肉にあんなへなちょこ斧通じないっすよ。マジっすよ。マジ!』ここで《アックス・オーク》を挑発するようなコメント!
両者、中央で早くもにらみ合っております。
《アックス・オーク》が腰に手を回す! 同じように《筋肉☆オーガ》も手を回して、お互いに名刺交換だ~!
《ピッ(動画停止)》
「ほこ×たてか!名物の名刺交換か!」
何です?それ~(目をそらす)
「それと、《アックス・オーク》スギちゃんのネタ!《筋肉☆オーガ》チャラ男か!」
ツッコミ回収、乙。続きっす。
「お前も、チャラ男か!」
《ピッ(動画再生)》
名刺交換が終わり、《アックス・オーク》斧を振り回しアップをしております。
おや?《筋肉☆オーガ》は黙って動きませんが。どうしたんでしょうか?
「あれは~、なかやまきんにくんのように筋肉に語りかけているんですよ~。」
《ピッ(動画停止)》
「サリカ!お前までなにしてんの!?」
解説に決まってるじゃないですか。
《ピッ(動画再生)》
両者、準備が整ったようです。そして今、試合開始の鐘が鳴ります!
《ゴ~~~~~~ン!》
「除夜の鐘か!ふつう『カ~~ン!』だろ!『カ~~ン!』!」
動画止めるよりもツッコミですか。テレビの前であ~たら、こ~たら言う人とかわりませんね。
「うっさい!」
互いに隙をつこうとじわじわっと円を描きながら、近づいていきます。
《筋肉☆オーガ》がサイドチェスを決め挑発している。
これを見て、《アックス・オーク》、スキル《突進》を繰り出す!まさにイノシシ!
「5人パーティーをこれで吹き飛ばした実績があります~」
これをどう受ける?《筋肉☆オーガ》。サイドチェスをとき、正面から受け止めるのか!
《ドガッ!》
《筋肉☆オーガ》がよろめいた~!あの筋肉でも止められないのか~!
「それでも~、ダメージはほとんど受けてないみたいですよ~。さすが鍛えられた筋肉ですね~」
《筋肉☆オーガ》からの反撃か!ここで筋肉が膨張した!アサナさんこれは?
「スキル《ビルドアップ》ですね~。ボディビル選手権の決勝で見せた荒技です~」
ここから拳の連撃を繰り出す!《アックス・オーク》それを斧で受け流し、間合いを取る!……水飲んでいいですか?口の中カラカラで。
「どうぞ~」
《ゴクッゴクッ……》
「早く実況中継しろよ!」(アサナ)
「今の所~、《アックス・オーク》が~、頑張ってます」
「サリカ!実況中継なってねえ!」(アサナ)
大ジョッキ5杯飲みました。
「飲み過ぎだろ!」
さて、試合も終盤といった所でしょうか。
「水飲むのにどんだけかかったんだ?途中実況なしかよ!」(アサナ)
《アックス・オーク》がキメ技を繰り出す!《旋風斧陣》!斧を振り回しながらの突進!これで決まるか!
「《筋肉☆オーガ》が《ビルドアップ》と防御魔法《カッチカチやで!》をかけて~、こちらもぶちかましに行くみたいですね~」
両者が中央でぶつかり合う!
《ズッガシャ!》
ぶつかり合ったまま2人とも動かない!
ああ~!《筋肉☆オーガ》!崩れ落ちていく!
軍配は《アックス・オーク》にあがったのか?
いや、《アックス・オーク》も肩を押さえ崩れ落ちる!
ここで、ちびっこいドクターが走ってきた。
「魔王ちゃんじゃね?」(アサナ)
《アックス・オーク》の肩に手をのせて、『痛いの痛いの飛んでけ~』をしてます。
治るわけねえだろ!
「実況、ツッコんだ!」(アサナ)
ここでドクターストップ!《アックス・オーク》が運ばれていきます。
これで決まりました!
フィールドボスは《筋肉☆オーガ》に決まりました!
《動画終了》
こんなんなって、代替わりしました。
「うん。ボス戦行かない」
ですよね~。ちなみに通行料払えば隣町までいけるそうです。
「ボス戦の意味は?」
とりあえず倒せたら、通行料免除とホメられるそうです。
「もう、どんだけ~!(イッコウ)」
締めはあれでよかったでしょうか?
イエス/ノウ/ほんとに、どんだけ~!




