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LOVEMAX。


『視界補助と誘導。それに敵の動きも予測しておきます……どうですか?見切れますか?』


「凄い……敵の動きが全部見えるわ……」


『ふっふ、何せこの私は最高のオーベイ!アンドロイドなんか敵ではないわ!』


「この左上のゲージは何なのかしら。」


『ラブパワーです。私とハル様のラブラブ度を表示しています。』


「……振り切れてるじゃない、これ。」


『そう!私とハル様は相思相愛!LOVEMAX!故に無敵!ふっふー♪』


「ついてけないわ……」


『さぁ来ますよ!ホレ!避けて!ハイ!ホイ!ソイ!』


「もう!気が散るわ!」


『ここでラウラ選手の回し蹴りがアンドロイド選手にヒット!かなり効いたようです。しかしアンドロイド選手、負けじと肉弾戦を続けます!』

 

「もうっ!何してるのよ!邪魔したいの!?」


『おーっとアンドロイド選手豪快なパンチ!それをラウラ選手スウェーで華麗に避け……そのまま顎を蹴り上げたー!!さらに踵落としを顔面に……かまーす!堪らずアンドロイド選手ダウン!!』


「ふぅ……で、このアンドロイドは何なのかしら?」


『最近現れた新作です。アンドロイドにしては弱すぎるんですが……隙あらばすぐ襲ってくるのでうっとおしいんですよ。』


「でもこんなのあの人の敵じゃないでしょ?」


『問題は強さ弱さではなく……政府にハル様の弱点がバレているんです。』


「弱点?……!そうね……確かにこの人には有効的よ。」


『お察しが早いですね。ハル様の優しさにつけ込んで内側から壊していこうとしてくるんです。ハル様が逃げられない、つまり誰かに影響が出てくる状況で現れる。となると壊すしかない。もう何体壊した事か……』


「……」


『いくら自我がないとはいえ人間の魂を使っている代物。ハル様の心労が……このままではいつか本当に壊れてしまいます。』


「……でも、アンドロイドなんてそうそう作れる物ではないでしょ?いつか弾が尽きるはずよ。」


『初めはそう考えてました。しかしこれで13体目、多すぎます。となると答えは1つ。文明人総出、この星の叡智を集結させてアンドロイドを量産しているんです。』


「なるほどね。所であのアンドロイドを消し飛ばすにはどれくらいの力が必要なのかしら。」


『あと5分程力を使わなければハル様から注がれている力が充分貯まります。始めから右手に貯め続けている辺り、流石としか言いようがありません。』


「そう、じゃあ5分逃げるわよ。今回は……あの人の手を汚させない。私達だけで終わらせる。」


『……今日はアナタに席を譲ります。ハル様は甘えベタ。誰にも言わず抱え込んでいます。その豊潤なボディでハル様を癒やしてあげて下さい。』


「アナタが言うと卑猥ね。」


『お触り可!勿論撮影はさせて頂きます!が!しかし!貫通だけはNGです!ハル様の処女は私の物!!』


「しないわよっ!そんな事……貯まったわね。」


【見せてやるよ、お花畑が作る世界を───】


「……」


【ラウラのそういう所好きだよ───】


「っ……」


【落ち着くなここは───違うよラウラの膝の上だよ───】


「……政府の連中!見てるんでしょ?人のデート邪魔しないで頂戴。趣味悪いんだから!私達の前に二度と現れないで。いい?私はあの人みたいに甘くないわよ!」


『やっちゃえー!』


「これでも……くらいなさいっ!!」


『娘☆娘ビーーーム!!』

 

 ─────


「……ダサいわね、それ。」


『アンドロイド消滅確認!やりましたね!』


「アナタとあの人の力のおかげね……」


 ……


 ……


「ん……あれ、ここどこだ?」


「おはよう、もう夕方よ。よく寝れた?」


「ラウラ……そっか、俺寝ちゃったのか……ごめんな。」


「いいのよ、疲れてるんだから。」


「……ずっと膝枕してくれてたのか?」


「えぇ。こうしてると落ち着くんでしょ?」


「うん、落ち着くな……」


「……目、瞑ってて頂戴。」


「こうか?」


「……」


「──!?ラウラっ?」


「大人のキス。こんな事するのあなたにだけよ?」


「……」


「?どうしたの?」


「綺麗な顔だなって思って。」


「あなただって綺麗じゃない……でも、ありがとう。」


「頭良いし、スタイル良いし、凄いなラウラは。」


「……この胸が気になるの?」


「いやっ、その……そういう訳じゃ……」


「いいわよ、好きにしても。」


「好きにっ……いや、あの……」


「もう、可愛いんだから。ほら、ミルクの時間ですよー。」


「ラウラ……俺……」


「……いいのよ、思いっきり甘えて。」


『赤ちゃんプレイですね!ハル様っ!あなたは赤ちゃんです!なりきって下さい!』


「ですって。ほら……」


『ふーっ♪ハル様、吸って吸って!これはいい絵が撮れるぞー!』


「ラウラ……」


「んっ……優しくね。」

 

 誰もいない森の中の湖畔。

 お互いが、普段見られない姿で。

 なんだか興奮してしまった。


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