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処女作です。よければ読んでください。
人生とは、小説の主人公のようなものである。
その小説が面白いかどうかは、主人公の行動次第で大きく変わる。
ただ、現状の僕の小説は朝起きて、朝食を食べて会社に行き、朝から晩まで働き、
帰りにたまにコンビニや本屋に立ち寄る、もしくは友人と遊び帰宅し、風呂、寝る、である。
こんな小説は、誰も読まないこと確定事項である。
小説を面白くするには、変化点つまりイベントが不可欠である。
イベントはだいたいの場合、偶然の出来事に自分の意志で関わる事で起きる。
そう、ある日僕宛に、過去の僕より手紙が届く・・
そして人生の歯車がゆっくり回り始める。
1 はじまり
鼻に突く油の匂いと、音楽をかけてもかき消される騒音の中、業務終了を知らせる17時のチャイムが工場内に鳴り響いた。
そうここは、自動車部品工場だ。
僕の働く職場でもある。
僕は、素早く、自分の担当している機械の電源を止めた。
回りでも同じような行動をしており、工場内の騒音はかなり静かになったが、少し遠くの機械はまだ
うなり音を出しており、残業に入ったみたいだ。
僕は、今日作った部品の数を確認し記録用紙に記入し、今日の仕事を終える。
手洗い場へ向かう通路には、いんろんな多民族の言葉が飛び交っている中、歩いていると後ろから、僕を呼ぶ声が聞こえたので振り返るとそこには、顎髭を少しはやした僕より少し年上の男がいた。
「あ、沢松さん」と僕は声をかけた。
沢松さんは、すぐに僕に駆け寄り僕の首に腕を回し、「なんだ岩田~元気ねぇーじゃねーかぁー」と、
声をかけてきた。
僕は、首に腕を回され少し苦しかったが「そんな事ないですよ」と笑顔で答えた。
沢松さんは、「なら、いいんだけど」と言って首に回していた腕をとり、にこやかに僕に笑いかけてきた。
手洗い場まで、歩きながら沢松さんと、最近いいことある?などと、しょうもない会話をしつつ、手洗い場につき別行動となった。
僕は、肘の上まで作業着をめくり、工場専用の油汚れが落ちる石鹸で腕と手を洗い、その後、顔を洗った。
季節は春を迎える3月終わりだったが、水道からは油がよく落ちるようにお湯が出ていた。
顔を洗った後、正面の鏡で自分の顔を確認して汚れていないか確認し、ロッカールームへと向かった。
ロッカールームで素早く作業着から私服へ着替え、タイムカードを押し会社を出た。




