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7/9

~7~


森村の父うぃ疑い始めた「僕」。



真実を見つけるため、二人は森村家へ・・・





森村の家は、まるでそれ自体が彼女を表しているかのように真っ白だった。






時間は夕方の六時半。


父親がいるかどうかは、微妙だ。





僕たちはしばらく家の周りをうろうろしていたが、


そんなことをしていても時間の無駄なだけなので、


思い切ってチャイムを押してみる。




もちろん木下が、だが。




僕は願う。


父親が家にいないことを。




ただそんなことを考えているのは僕だけで、


木下は僕の推理を信じていないにもかかわらず


父親が出てきたとたん怒鳴りつけるつもりでいるようだ。






自分の彼女の父親を、自分は無実だと思っているのに面白そうだから怒鳴りつける。





いったいどういう思考回路をしているのか、


本当に一度調べてみたい。







そうこうしているうちにドアが開き、人が出てきた。






男。


父親のようだ。






そしてその瞬間、威勢のよかったはずの木下が


驚くほどの素早さで僕の後ろに隠れ、


僕はやはりな、と思った。







やはり、この男は森村に暴力をふるっているに違いない、と。







なぜか?





恐かったからだ。




想像して頂きたい。




ずんぐりとした体型。


だが筋肉質。


頭はスキンヘッドで、


顔にはサングラス。


眉間にはしわ。


そしてダークスーツを着込んだ男。


どう見てもやくざだ。






そんな男がドアを開けた。


恐いに決まっている。






そして、こんな格好をしているのだ、間違いなくこいつが森村を・・・










さて、ここで一つ問題が発生する。




父親が暴力をふるっていると確信したところで、



どうにもできない。






まさかこの男に


「娘さんに暴力をふるっていますよね」


なんて聞けるわけがない。


恐い。






どうしたものかと思案すること、約三秒。


その声は唐突に現れた。







「うそぉ、玲子の友達?


え?もしかしてかれしぃ?


あ、あたし玲子の父親。


いやぁん、あがってあがってぇ。


お茶入れるわよ」







玲子。森村玲子。


森村の下の名前。

 





思わずあたりを見渡した。



いるのは僕、木下、そして前には森村の父。


父の顔を見る。





笑顔。

僕は言った。

一言。

単刀直入に。







「嘘だろ?」







ここで、それまで黙って僕の後ろに隠れていた木下。


ひょっこり現れて、言い放った。





「えぇ、うそぉ、マジでぇ?超嬉しいんですけどぉ」





・・・さすがだ、木下。


頭が柔らかいのだろうか。


しかし柔らかすぎるぞ、木下。






「何をやっているの?あなたたち」





またもや突然の声。


声が固く、冷たい。


ぞくりとする。


玄関の奥から顔がのぞく。














氷の女王、降臨。














次あたり、最終回ですかね~



読んで下さい。




この通りです。


どの通りなんだろう。

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